普段、他の専業トレーダーのブログを良く見るようにしています。手法の考え方の軸がまだない時には他人の意見に影響されて結果的に良くないこともあるが、今では考え方の軸がほぼできているので、その意味では問題なく、むしろこれから先も日々進化していくためには、自分とは異なる考え方も吸収していく必要があるとの思いから、積極的に見るようにしています。
相場に対しては、考え方が柔軟であることが重要であると、よく言われていますが、これが意味する本当のところは何か?自分の考えでは、相場に限らずですが、本当の意味で柔軟さには少なくとも二つの要素が入ってないといけないと思っています、
1、しっかりと、確たる自分の考え方が確立していること
2、自分の考え方の限界を知っていること、自らそのことを認め、受け入れること
矛盾のようですが、しっかりとした自分の考え方がないと、それは柔軟ではなく単なる考え方に芯がない状態です。また、その上で自分の限界を知らないと、いつまでも自分の考えに固執してしまい、限界を超えた行動を取ってしまい、結局破滅を招いでしまうというようなことが起きます。難しいことですが、柔軟さにはこのように矛盾した要素が内包しているからこそできることかもしれません。
以前、自分の考え方と似たトレーダーのトレードをずっと追っかけて自分の考え方との違いを細かく分析したことがあります、そのこともひとつの柔軟さであります。
その中で、今日はあるブログから、先週のEURJPYに関するトレードに記載が気になりました。なぜなら、自分の手法の考え方では、とてもありえないところからのトレードで、もちろんトレードは成功しています。
そのことで、自分の手法や考え方に疑問を生じることはないが、柔軟さの意味を再認識させられました。投資関係で有名な本として「The Humble Approach」がありますが、まさしくHumbleが重要な姿勢もしくは資質の一つですね、投資においては。