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今日の衆議院予算委員会(流会)

昨日夕刻、現職だった農林水産大臣が総理に対して辞表を提出し、これが受理されました。また、その1時間後には前職だった農林水産大臣が再登板する人事も発表される大臣交代劇がありました。

これにより、今日の国会は混乱しました。なぜならば、農林水産大臣の辞表提出が、衆議院予算委員会の基本的質疑が終わった直後に出されたことにもよります。

3回前のブログ「予算委員会審議の流れ」
でご紹介させていただいたとおり、予算案審査の流れとしては、基本的質疑まで総理以下、全閣僚が委員会に出席して、全般的な質疑が行われます。しかし、これが終われば質疑は一般的質疑に移り、出席大臣は財務大臣プラス質疑者要求大臣に留まり、総理は出席しません。

野党としては、総理の任命責任を含め、事実関係を明らかにするためにも改めて基本的質疑を行うべき、とのスタンスに立つのは当然のことだと思われます。

今日は一般的質疑初日の予定でしたが、上記のような背景があり、衆議院予算委員会を開会するには至りませんでした。

全ての野党が反発し、改めて総理以下全閣僚出席の下、基本的質疑の補充分を行うべきであること、昨日辞任した農林水産大臣が説明責任を果たすことなどを求めたからです。その結果、明日25日(水)に基本的質疑の補充質疑を4時間行った後、午後から一般的質疑を3時間行うことで与野党は合意しました。

現時点で、予算案の衆議院における審議時間は21時間28分。例年と比較すると、審議時間はまだまだ十分ではありません。

あくまで年度内成立を目指す与党と、十分な審議を求め続ける野党との間でせめぎ合いがしばらく続くことになります。それにしても、辞めるんだったらもう少し早くお辞めになっても良かったんじゃないかなぁ、と個人的には思います・・。
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