NARAYA CAFE のできるまで

歴史あるリゾート、箱根宮ノ下駅前で、古い建物を利用したカフェ&ゲストハウスをオープンするため、改装にはげむ日々を綴る

カイタイヤの仕事(3/5~3/14)

2007-03-15 07:47:46 | カフェ棟改修作業
これまで主に大工さんの職人芸をレポートしてきましたが、その裏での地味な仕事にも光をあてたいと思います。

先週から現場には大工さんが入っていますが、NARAYA CAFEの建設体制はこんな感じです。
大工さん:その日の仕事量や他の現場との兼ね合いから2人~4人
材木屋さん:現場からの木材の注文に応じて搬入(時には1日3便来ることも・・・)
設計屋:Naoto
解体屋:私・Naoto(設計屋と兼任)

僕ら解体屋は大工さんからその日の工程を聞いて、作業に必要な部分を先行して解体します。
そのうち大工さんから、
「ちょっとセッケイヤさん!」
てな感じで質問が出て、Naotoは解体の手を休めて相談します。
そして、
「ああ、そしたらここも解体だね。カイタイヤさんお願いね。」
「はい!午後までには解体しておきます」
というような会話が繰り広げられています。

そして、重い梁を載せるなど人手が要るときはみんなで手伝います。
たいてい、搬入に来た材木屋の息子さんも手伝います。



自分はちょっと建築をかじった人間ですが、「設計と施工の分離」という近代建築の大前提は、実は物を作る面白さという一番大事なものを奪ってしまっているのではないかと感じます。
設計者と施工者、そして施主まで入り交じった今回の現場、なかなか楽しいですよ。

ところで、今日はボート仲間で徳島で子育てをしながら家具を作っているAraiちゃんが来てくれました。
今日思い立って横浜の実家から来たとのことでした。
嬉しかったよぉ


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4 コメント

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ウンウン、よくわかります。 (otona)
2007-03-16 08:32:05
>自分はちょっと建築をかじった人間ですが、「設計と施工の分離」という近代建築の大前提は、実は物を作る面白さという一番大事なものを奪ってしまっているのではないかと感じます。

ここ、よくわかります。
僕も東京で設計事務所にいて、高知ではあえて工務店に入りました。
東京の設計事務所では、現場で人手が足りなかったら仕事を手伝うようなところだった。(今のうるさい世の中では、設計監理の立場の者が手を出すのはいけないことでしょうが・・・)
今の工務店では設計をして、そのまま現場監督をやって、職人と一緒に汗をかく。その横で施主が自分で壁を塗る。前回の現場ではそんな感じで進みました。
施主も一緒に造る!これが素晴らしいのだと思う。
naotoも工務店やったらどう?マジデ
坂の下からのアングル (otona)
2007-03-16 08:33:53
あっ、言い忘れた。
広角で坂の下から撮ったアングル、すごくイイと思います。
完成写真が愉しみ。。。
おとなの責任 (naoto)
2007-03-16 12:08:15
いいねぇ、工務店。憧れです。

でも、まだまだ責任がとれない子供な僕。
憧れです。

otonaさんはニッポンの高知で働かれてるのですね、、、

良く使う耐震補強金物 (otona)
2007-03-19 09:18:04
参考になればと、ウチで良く使う耐震改修用金物です。
どちらも水平面、垂直面共に使える。
似たようなものがあちこち出てるけど、参考までに。
ポイントは倍率が高くなくて、効き過ぎないという点。

「仕口ダンパー」
壁を作りたくない時に特に良い。
http://www.konoike.co.jp/tec/gk-shiguchi.html

「鉄骨用ブレース」
以下はステンレスだけど、普通のスチール製でも
取付金物を鉄鋼所で作ってもらうと安くて良い。
荷重が掛かると、伸びて降伏するので良いらしい。
火打ちを入れる梁が怪しい場合とかによいかも。
水平ブレースには付け易くて良い。
http://www.kentiku-web.com/company/kunimoto-syoukai/cobot01.htm

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