Tomorrow is a new day

『明日は明日の風が吹く♪』

★★☆ いとしい人

2009-11-23 | DVDおすぎ
【2007年】アメリカ

監督:ヘレン・ハント
出演:コリン・ファース、ベット・ミドラー、ヘレン・ハント

イントロダクション ~DISCASより~
オスカー女優ヘレン・ハントが、製作・脚本・主演を兼ねて念願の監督デビューを飾った女性ドラマ。エイプリル・エプナーは39歳の小学校教師。年下の夫ベンとは結婚10ヵ月目の新婚ながら、早く赤ちゃんが欲しいと焦っていた。それがアダとなって、ベンから唐突に別れを告げられてしまう。そこへ養母の訃報が重なり悲しみに暮れるエイプリル。そんな時、陽気なテレビタレントのバーニスが実母だと名乗り出て彼女を振り回す。すっかりボロボロのエイプリルだったが、生徒の父親で妻に逃げられた作家フランクと急接近。ようやく運気が巡ってきたと思った矢先、別れたベンの子どもを妊娠していることが判明する。

↑へへへ、あらすじコピっちゃいました。
ちょっと思うところあって、語りたかったの。


主人公のエイプリルは養子なんです。

自分が貰われてきた後すぐに両親に実子が産まれて
ずっと自分は本当に愛されてはいなかったんだと
思い続けて生きてきてて。

だから頑なに自分で子供を産む事に執着している。

「そんなに子供が欲しかったら養子をとればいいじゃない」

周りにいくらそう言われても聞き入れない。
エイプリルにしてみたら養子じゃ、意味がない。

自分で産んだ子供に溢れる愛情を注ぐ事が
淋しかった自分の子供の頃の心の穴を埋める物だと信じてる。

そんなエイプリルは、39歳でやっと結婚しても
子供を作ることにしか興味がないので
夫にすぐに愛想をつかされて離婚してしまい。

私はあまりにも自己中なエイプリルに全然共感できなくて
ずーっとイライラしっぱなしだった。

母親が亡くなった時に(父親は3年前にすでに他界)
弟(後から生まれた両親の実子ね)に
「自分はずっと姉さんに気を使って生きてきた」
って言われちゃって。

自分が可哀想な事ばっかりで
弟の気持ちなんて全く気にしていない。

そんなんで子供産んだところで充分に愛せないじゃん!

勝手に愛されてないとか思い込んでて
実子とか養子とかそんな事に囚われてる
君の心が問題なんじゃないの!?

って突っ込んで ^^;

ま、途中で実の母親が出現したり
勤務先で妻に逃げられた父兄さんといい感じになったりして
最終的にある決断をするんですが、

すべての悲劇は不必要な 『執着心』 が
引き起こしているんだ、って思いました。


教訓:
執着心を開放しましょう。
そしたらもっと人間らしく生きられるよ。


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