さわやかな朝の空気の中、いつものように駐車場に車を停め職場まで歩いていたら、毎朝空き地で体操をしている技術員のおじさん達が座り込んで、何やら見つめています。
挨拶がてら、どうしたんですか~??と覗き込むと…
そこには…黄色いくちばしに、ちょぼちょぼとウグイス色の毛がはえた2羽のヒナがいるではありませんか☆ 羽の色からして、きっとメジロのヒナです!
めっちゃかわいい~!!!
1羽は元気に地面をチョンチョンはねており、もう1羽は壁にもたれてじっとしています。
でもでもっ、これって巣から落っこちちゃったの???
もう、巣にはもどれないの???
こんな場所で地面をチョンチョンしていたら、車に轢かれるし、人間の通り道なので踏み潰されてしまう!!! まだ飛べないこんなに小さな赤ちゃん鳥がこんなところで生きていけるはずがない!!! どうしよう、どうしよう~!!!!!?????
小さな命を目の前にして、どうしたらいいのか必死に思案した結果…
そうだ!動物が専門の先生に助けを求めよう!!! きっとなんとか助けてくれるに違いない!!!
…と思いついたときにはもう、おじさんたちからアルミのバケツを借りていました。
雑巾でそ~っとヒナをすくい上げ、バケツの中に入れました。
職場に連れ帰ると、みんなが集まってきて、あーだこーだと相談にのってくれ、動物関係の知り合いに電話してくれたり、動物が専門の先生に問い合わせてくれたり…
でもわかったことは、「ヒナを連れ帰ってはいけない」「野鳥を飼うのは許可が必要だし、許可を得るのは大変な手続きが必要」「許可を得ず飼うと罰金が科せられる」…
そして、だれかが引き取って育ててくれるのでは、という私の甘い考えは完全に断ち切られたのでした。
元の場所にもどした方がいい、それしか方法がない…ということになったのですが、あの場所に戻すということは、ヒナを見捨てることのような気がして…(あんな場所で生き延びられるはずがない!)…またまた心に葛藤が…
そのとき、職場の同僚が、池田動物園に隣接する、岡山県鳥獣保護センターに連れて行けば引き取ってくれるらしい…ということを教えてくれました。
早くなんとかしなければお腹をすかせて死んでしまう!!と焦る気持ちを抑え、不機嫌な顔でこの騒ぎを傍観していた上司をものともせず、有休を1時間もらい、バケツを抱えて飛び出しました!!!
細い道に迷いながらもなんとか保護センターに到着!!! 出てきてくれた若い女性職員の方に事情を説明したのですが…
ヒナは巣から落ちていたのではなく、自立するまでの訓練?をしているところで、親鳥がちゃんと見守っているので、連れて帰ってはいけない。人間の価値観で親子の中を引き裂いてはいけない。すぐにもとの場所につれて帰るようにと言われました。私のしたことは、お母さんから大切な子どもを「誘拐」したことになるんですよ!と言われました
そんなひどいことをしたとはつゆ知らず、ただただヒナがつぶされてしまう!という思いだったので…「車にひかれるかもしれないんです!」と訴えたら、「それはお母さん鳥の教育方針なんだから、しかたがないことです。ここで人間の手で育てられると、一生かごの中で暮らさなければならなくなるんです」と言われました。
私のように善意の誘拐(誤認救護)をする人が多いらしく、保護センターには「ヒナを家に連れて帰らないで!!」というチラシが置いてありました。こんなHPも!
とにかく早く親鳥のもとへ返さなければ!!!と思い、お母さんを求めてピーピー元気に鳴いているヒナたちにせかされながら、急いで職場に戻りました。
ヒナを拾った場所は車や人間が頻繁に通り、心配ではありましたが、ヒナが生き延びてくれることを祈り、一段高くなった植え込みの中にそっとヒナを置きました。
ちょうど親鳥が木の上で鳴いていて、「誘拐犯」の私は「ごめんよ~ごめんよ~」と心の中で詫びながらその場を後にしました。
昼休み…ヒナたちのことが気になって見に行ってみたら…
私が誘拐したヒナかどうかは分からないけれど…
道の真ん中でペシャンコになった1羽のヒナを発見!
自然の中で生き抜くことは本当に過酷です。。。
残りの1羽だけでも生き抜いてくれますように。。。本当にごめん
挨拶がてら、どうしたんですか~??と覗き込むと…
そこには…黄色いくちばしに、ちょぼちょぼとウグイス色の毛がはえた2羽のヒナがいるではありませんか☆ 羽の色からして、きっとメジロのヒナです!
めっちゃかわいい~!!!
1羽は元気に地面をチョンチョンはねており、もう1羽は壁にもたれてじっとしています。
でもでもっ、これって巣から落っこちちゃったの???
もう、巣にはもどれないの???
こんな場所で地面をチョンチョンしていたら、車に轢かれるし、人間の通り道なので踏み潰されてしまう!!! まだ飛べないこんなに小さな赤ちゃん鳥がこんなところで生きていけるはずがない!!! どうしよう、どうしよう~!!!!!?????
小さな命を目の前にして、どうしたらいいのか必死に思案した結果…
そうだ!動物が専門の先生に助けを求めよう!!! きっとなんとか助けてくれるに違いない!!!
…と思いついたときにはもう、おじさんたちからアルミのバケツを借りていました。
雑巾でそ~っとヒナをすくい上げ、バケツの中に入れました。
職場に連れ帰ると、みんなが集まってきて、あーだこーだと相談にのってくれ、動物関係の知り合いに電話してくれたり、動物が専門の先生に問い合わせてくれたり…
でもわかったことは、「ヒナを連れ帰ってはいけない」「野鳥を飼うのは許可が必要だし、許可を得るのは大変な手続きが必要」「許可を得ず飼うと罰金が科せられる」…
そして、だれかが引き取って育ててくれるのでは、という私の甘い考えは完全に断ち切られたのでした。
元の場所にもどした方がいい、それしか方法がない…ということになったのですが、あの場所に戻すということは、ヒナを見捨てることのような気がして…(あんな場所で生き延びられるはずがない!)…またまた心に葛藤が…
そのとき、職場の同僚が、池田動物園に隣接する、岡山県鳥獣保護センターに連れて行けば引き取ってくれるらしい…ということを教えてくれました。
早くなんとかしなければお腹をすかせて死んでしまう!!と焦る気持ちを抑え、不機嫌な顔でこの騒ぎを傍観していた上司をものともせず、有休を1時間もらい、バケツを抱えて飛び出しました!!!
細い道に迷いながらもなんとか保護センターに到着!!! 出てきてくれた若い女性職員の方に事情を説明したのですが…
ヒナは巣から落ちていたのではなく、自立するまでの訓練?をしているところで、親鳥がちゃんと見守っているので、連れて帰ってはいけない。人間の価値観で親子の中を引き裂いてはいけない。すぐにもとの場所につれて帰るようにと言われました。私のしたことは、お母さんから大切な子どもを「誘拐」したことになるんですよ!と言われました
そんなひどいことをしたとはつゆ知らず、ただただヒナがつぶされてしまう!という思いだったので…「車にひかれるかもしれないんです!」と訴えたら、「それはお母さん鳥の教育方針なんだから、しかたがないことです。ここで人間の手で育てられると、一生かごの中で暮らさなければならなくなるんです」と言われました。
私のように善意の誘拐(誤認救護)をする人が多いらしく、保護センターには「ヒナを家に連れて帰らないで!!」というチラシが置いてありました。こんなHPも!
とにかく早く親鳥のもとへ返さなければ!!!と思い、お母さんを求めてピーピー元気に鳴いているヒナたちにせかされながら、急いで職場に戻りました。
ヒナを拾った場所は車や人間が頻繁に通り、心配ではありましたが、ヒナが生き延びてくれることを祈り、一段高くなった植え込みの中にそっとヒナを置きました。
ちょうど親鳥が木の上で鳴いていて、「誘拐犯」の私は「ごめんよ~ごめんよ~」と心の中で詫びながらその場を後にしました。
昼休み…ヒナたちのことが気になって見に行ってみたら…
私が誘拐したヒナかどうかは分からないけれど…
道の真ん中でペシャンコになった1羽のヒナを発見!
自然の中で生き抜くことは本当に過酷です。。。
残りの1羽だけでも生き抜いてくれますように。。。本当にごめん