なおの「空、飛びたーいっ!!」

あっという間に社会人5年目、グライダー練習3年生になりました

グライダー訓練 //横風15kt編//

2009年03月25日 | グライダー
3月21日

早番だったけど久しぶりに飛べる天気だったので急いで飛行場へ!
あれ 何か風が結構吹いてるんですけど
そんなはずじゃなかった

曳航機がハスキーの11MKじゃなくなってから(今はファルケというモグラで曳航しています)初めての訓練

今年の冬の天気はひどかったいくら菜種梅雨と言われても、休みの日は全部雨か風びゅーびゅー
晴れたーと思ったら仕事か飛行場が休みの月曜か火曜日

やっと練習できると思ったけど、久しぶりの訓練でこの横風。。。
15KT程度は吹いていました。

そんななかでもみんな果敢にグライダー訓練をやっていました。
今日の教官は始めてのKIK教官!

今日の横風がどのくらいのものかを見るためにもまずはijm博士の訓練を見ることにしました。離陸からびっくり!パワーがないモグラでの曳航に加えて、横風の中の離陸は暴れて難しそうでした

それよりも着陸!下から見ていると、えっどこ飛んでるのみたいな場所を通ってアプローチしてきます。滑走路より大分右。かなり機首を右にふってクラブで進入して、最後はウィングローで風に流されないようにアプローチ。それにしてもあんなに偏流をとっているのは始めてみたのでびっくり

と同時に、あんなの無理ーーーと思いました。でも横風でも着陸できるように練習しないと駄目だよね。。。


離陸、思ったよりは大丈夫でした。ウィングローで離陸。
ただ問題はその後。気流が荒れているため上下左右にすごく煽られます曳航機もかなり上下するけど、それにばっかり合わせているとオーバーコントロールになってしまい、もっと上下してしまいます。
少し慣れてきたら、まあまあいつものようにできました。
今日の曳航は今までの中で一番気流が荒れていた。。。なんか疲れた。。

曳航機が上下するけども、それに合わせて自分も同じく上下させるんではなく、全体においての自分の位置を確認して付いていくのがいいと教官が言っていました。
曳航機の位置ばかりでなく(吊り上げの心配だけではなく)、地平線を見て、自分の位置を常に考えていれば、そんなに動かなくて大丈夫だということです。
曳航、つまり引っ張ってもらっているんだから、過剰なコントロールはいらない


上空では基本的には風上でエアワークなどを行うようにしないと、すぐに風下に流されていってしまします。今日、最初それをあまり意識していなかったら風下側(成田の特管区)の方にだんだん進んでいっていましたあと、横風にも流され、滑走路に近い方(パターンの方)を飛んでいました

今日のように07を使っていて風が強いと、特管区のすぐ横にある大利根では、特管区に入らなく、かつ風上というとほとんど場所がない(笑
高度がなければほとんど同じ場所でぐるぐる~


1回目の着陸はパターンの内側気味を通ってしまったのでベースターンからそのままファイナルターンみたいな感じになってしまった

ファイナルでは偏流を少しとりすぎました。最後のフレアは大丈夫だったと思います。


1発目のあとのブリーフィングで、なぜダウンウィンドでも偏流をとって飛ぶのか。という質問を受けました。
一つはもちろん風に流されないため。でももうひとつがわからない。。。
二つ目は風を読むため。どのくらいの横風が吹いているか偏流の大きさでわかるということでした。なるほど

次はそれを考えて飛んでみよう。




2発目の離陸はうまくいきました。ウィングローもできたし、曳航中もさっきよりスムーズについていけました。
上空では蛇行の練習やストールをやってみました。蛇行するとき、対空警戒をするのはとても大事なことだけど、ちょっとしすぎだそうです(笑
週末の大利根のようにトラフィックが多いときなど、大利根は対空警戒が十分必要だけど、例えば蛇行の練習のとき、姿勢が変わる、変える時は前を見て自分の姿勢をチェックする、ということでした。そうすることで姿勢が安定するそうかあ

2発目の着陸はさっき内側気味に回ってしまったので、流されないようにダウンウィンドでは十分偏流をとって。。。
最終進入の時はとり過ぎないように。。。
クラブからウィングローにうまく移行できました。フレアもできました。

ただ、着陸後ランウェイを離脱するときに、そんなに急に離脱しなくていいよ、車輪が曲がっちゃうよ、と言われました。あ。。。そうか



今日の課題はアプローチ速度の管理。今日は風が強かったのでアプローチスピードをいつもより速めにして、ラダーやエルロンがちゃんと効くようにしたほうがいいそうです


今日は早番後だったのと少し混んでいたので2発しか飛べなかったけど、横風のとてもいい練習になりました。練習の前は無理ーーー!って嫌だったけど

デブリーフィングもしっかりしてもらい、今日はとても有意義な練習でした次に生かさなきゃ




練習後はみんなでごはん。みんなお腹ぺこぺこで、もりもり食べました





火山空撮(九州編・2日目)  //編集中//

2009年03月18日 | グライダー
11月某日


屋久島空港を離陸後、鹿児島空港へ向けて出発です




開聞岳

別名薩摩富士。日本100名山の一つです。
独立峰で、薩摩半島の南端に位置し、南西半分は海に面しているせいか、標高が924mしかないのに存在感があります!
屋久島から速度がゆっくりなモグラで飛んでくると、開聞岳が見えたとき、ああ、九州まで帰ってきたんだ~としみじみしました。




開聞岳と池田湖




このあたりはお茶の生産も盛んだそうで茶畑がいっぱい




桜島の裾野。海に流れ出た溶岩がよく見えて、おもしろい




桜島
割れ目を近くで見ると大迫力でした




米丸
これ、なんと火山の火口跡だそうで。。。そうは見えない。。
直径約1kmの円形盆地を構成する火口跡です。火口跡で稲作。



遠くから見た桜島
もうそろそろで鹿児島空港に着陸します。






グライダー訓練

2009年02月24日 | グライダー
2月12日 

早番後にとっても天気が良かったので急いで大利根へ
今日は久しぶりのY本主任教官です!

私が飛行場に行く前にグライダーに乗っていたGとうさんと、N木さんに翼端や索付けを手伝ってもらい、短期集中で練習です。ありがとうございました!

まずは普通に離陸して、指示されたとおりに科目練習です。
しかーし。。 久しぶりの主任教官で実は少し緊張 とっても下手でした そんなんでちゃんと操縦できないんじゃどうするんだあ!と自分につっこみ

うーん、いつでも安定して操縦できるようにならないといけないなあ

今日は着陸前の高度処理で、いつもと違うやり方をしました。いつもは滑走路から離れずグルグル回ったりして高度処理していたんですが、山本教官に「え!いつもこうやって処理してるの!?」とちょっとびっくりされました。あら。。。?

簡単に説明すると「回って高度処理してる時は、ダウンウィンドにそのまま入れる方向に機首が向いている時って4分の1とかでしょ?せっかく丁度いい高度になった時に全く目標と違う方向を向いているかもしれない。」ということでした。

確かに。。 ある程度の高度に落ちるまでは風上に飛んでいっていい、と教わりました。あまり滑走路から離れるのはもちろん駄目だけど、風下に向かって飛んでいくと追い風ですぐに進んでしまうけど、風上に向かって飛んで行く分には大丈夫。

実際にその方法で高度処理をしてみたらぴったりにダウンウィンドに入ることができました。でも次に自分だけで判断してやってみると、高度が落ちていく中で滑走路から少し離れた方向に飛んでいくのってなかなか勇気が出ない。自然と滑走路に近い方向に飛ぶように操縦してしまうのです、これが。

ある程度風上に飛んで行っていい、というのが体に染み付かないうちはそわそわしてしまいそうです

ファイナルでは風上に機首を向けてクラブ法で降りてみましたが(ふだんあまりやっていない)、やっぱり滑走路と違う方向に機首を向けて飛ぶのって難しい

そして最後の最後にラダーで滑走路方向に機首を向けるけどのんびりしてるともうフレアかけないといけない高度で焦る 

そして一度ほとんどフレアかけずにおりてしまった

私の場合まだ慣れていないので早めに機首方向を戻さないと駄目みたいです

今度はクラブの練習しよう。


そして今日の一大イベント(?)索切れ。
最初は1300ft位で離脱。でも1300ならいつものように高度処理して降りればいいので特にいつもと変わりません。

もし索切れしてしまった場合、まず姿勢、飛行場の位置、高度をチェック!そしてなによりも焦らないでとにかく落ち着いて対処するのが一番大切だそうです。

山本教官曰く、「あーあぁ、切れちゃったよー、ちぇっ」位に思っているといいそうです(笑

次は500ft位(だったかな?)で離脱。これだとそのまま180度ターンして追い風で着陸。これが慣れないと難しい~
追い風なのでパス角は浅め。

最後は離陸滑走中浮いたらすぐ離脱。
そのままフレアかけて降りればいいけど、私にはこれが一番難しかった気がしました。どこまで飛んでどのタイミングで降りればいいのか。。 普段の着陸のときのように遠くを見れば大丈夫そうですが、余裕がないのであまり遠くを見れなかったような。。

シミュレーションしておかないと。


今日は夕方から飛び始めたけど索切れの練習などで最後の3発は飛行時間1分とか3分とかなので6発も飛びました。




ある日の夕暮れ時のグライダー練習風景

出発前。翼端を持ってもらっています


しゅっぱーつ


地上滑走中


浮きました。これから曳航機がぐんぐん上昇するまでこの高さをキープ



火山空撮(九州編・一日目後半・トカラ列島)  //編集中//

2009年02月14日 | グライダー
11月某日

鹿児島空港から願ってもいなかった夢のトカラ列島へ向け出発です
この日をどれだけ心待ちにしていたか


前日からずっと気にして天気予報に食いついていましたが、天気がどうも怪しい。当初の予定はトカラ列島を空撮するために南下し、空撮後屋久島におりて屋久島泊。でも気圧の谷の影響で雲が多く、ところどころエコーがかかるという予報 

鹿児島空港の気象台に行って、話を聞きます。でもやっぱりはっきりしない。快晴はまずありえない、でもエコーがかかるかなど難しい予報ではありました。あまり雲が多くてすっきりしない天気だと、写真も使い物にならないし。。。と悩んでいました。洋上飛行だし、気を使います。

一時はもうトカラにさーっと行って撮って、今日はもうそのまま鹿児島に急いで戻ってこようか、という話も

最終的にはトカラに行って、屋久島におりて一泊することになりました。

続きは編集中。。写真の説明も後日。。



今日のコースは大まかに、

鹿児島空港→薩摩硫黄島→トカラ列島→屋久島→種子島(給油)→屋久島



桜島









開聞岳




薩摩硫黄島








臥蛇島、小臥蛇島(両島とも現在は無人島)








平島




悪石島(右上の立ち上っている煙は諏訪瀬島の御岳の噴火)




諏訪瀬島



諏訪瀬島



諏訪瀬島(噴いてます!)




口之島





平瀬(この頃から晴れてきました









口永良部島




薩摩硫黄島



薩摩硫黄島の硫黄岳火口




薩摩硫黄島の硫黄岳火口




種子島空港RWY31にアプローチ








種子島空港




屋久島に向かいます




もう少しで空港




屋久島空港RWY32にアプローチ








グライダー訓練

2009年02月11日 | グライダー
2月11日

今日は仕事が休み 飛べるかなーー??って期待していました。
でも前日までの天気予報は曇りベース、時々雨かも

朝起きてみたら
ああ、やっぱりだ 雲が低くて小雨的な天気。また駄目か。。

と思ってのんびりしていたら、飛んでるよー!とメール

うわあ、出遅れた!

ということで飛行場に着いたのは1530近く
晴れ間までのぞいてきた。午前中は雲が低くて駄目だったかもしれないけどあと1時間早く来ていればもっと飛べたなあ

他に訓練生がいなかったのでグライダー独り占めでした。遅く行ったのに4発飛べました

曇ってはいるけど視程は悪くないし、正対風で練習にはまあまあいいコンディション(サーマルは全くなかったけど)。

離陸は正対風だったのもあって、大丈夫。
教官「科目練習を順番どおりに一通りやってみようか」

一発目のストールは一緒にやりました。
急旋回、スローフライト、最小沈下速度、最良滑空速度を自分でやって、いつもできないアラウンドパイロン。目標を決めるとちゃんと回れない
遠藤教官も「普通の旋回のときはちゃんと回ってるのに」、と不思議そう。。。

追い風のときはバンク深く、向かい風のときは浅く。今度はそれを考えながらやってみようと思います。

最後のフォワードスリップ、あんな姿勢をキープするのは難しい
上空では滑らないように滑らないように、って飛ぶのに、わざわざあんなに滑らせないといけないのは私には至難の業(笑 

軸線があっていたのにフォワードスリップ後には、ずれている。。
練習だあ。

2発目か3発目はフォワードスリップ以外は全部自分でやってみました。
今日はストール、アプローチストールが初めてちゃんとできた

今更!? なんて言わないでください

ただ今日は着陸のフレア開始後、フレアはいいけど何故か傾いてしまう病でした 遠くを見ないと。


教官「今度は続けて来れて、天気が良かったら策切れの練習して初ソロだね」

間を空けずに飛行場行けるといいなあ

練習後はお寿司を食べて満足満足
お寿司屋さんなのに3人でデザートを5個食べて、ケーキバイキングみたいになりました






次の記事は九州の火山の続きを。。。もう少しお待ちください。。
今年の7月、皆既日食が見れるトカラ列島です