フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

ピレネー山脈ガヴァルニー圏谷(Cirque de Gavarnie)

2014年05月30日 03時34分24秒 | 旅行




観光案内所でお勧めと言われたガヴァルニー圏谷(けんこく)。

ガヴァルニー圏谷の案内(フランス観光開発機構のHP)





圏谷(けんこく)の意味が分からずネットで調べると
圏谷、又はカール(ドイツ語: Kar)は、氷河の侵食作用によってできた広い椀状の谷のことだそうです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをお読み下さい。

圏谷(けんこく)についてのウィキペディアの説明










主人は2年前にガヴァルニーまで自転車で行ったそうなんですが、
アルジェレス・ガゾストから多分40kmちょっとあるので
以前行った時は着いて直ぐに帰路についたそう。

車でも山の中を1時間ちょっと走ります。


















ここに行く川沿いには水力発電があって、
電気公社の建物も途中にありました。

















実はこの日はくもり、時々 雨。

でもフランス人は雨を気にせずハイキングするんですよね。















家を出てかなり経ってから気づいたのだけど
桃ちゃんはスペインで買ったサンダルを履いて来たのでした。
マジックテープで留めて脱げないようになっていて便利ですが、
雨なので足が濡れてしまいます。











行く途中の川向こうにお城みたいな建物が多い村があって
主人が言うにはナポレオンが避暑によく来ていた村だとか。
(本当かどうかわかりませんが)

この村には温泉施設もあって人が結構来ていたんですが
ピレネー山脈周辺って温泉施設が結構あるけれど
アルジェレス・ガゾスト村の温泉施設でこりごりした私達。
温泉じゃなくて冷ための温水プールと呼んで欲しいです。
出たとたんに震える感じ。

ここの温泉施設が熱い温泉かどうかは知りませんが、
多分、違うんじゃないかなと思います。
アルジェレス・ガゾストの温泉施設のサウナも低め設定でしたし、
熱いの苦手なんじゃないかしら。











それでこちらがナポレオン3世が架けた橋らしいです。
橋を渡る手前にチーズを売っている屋台があって
凄く美味しそうだったんですが
主人は買い物好きじゃないので車を停めず素通り。














ガヴァルニー村に着き、観光案内所の前に車を停めて
主人は小雨の中、自転車で山を登って行き、
私と桃ちゃんは観光案内所のお姉さんが勧めてくれた「Cirque de Gavarnie」に向かったんですが・・・

桃ちゃん、歩くのが遅い。



















最初は川沿いを歩くんですが
直ぐに林の中に入ります。














これで見ると「Cirque de Gavarnie」まで1時間と書いてありますが
そもそも駐車場からここまで来るだけでも30分。















砂利道は結構濡れていて、
やっぱり桃ちゃん、サンダルなので靴下が直ぐに濡れちゃってました。

(靴下の替えは持ってたんですが、替えても直ぐに濡れるので車まで我慢。)












ここの観光案内所は地図をくれないんですが
途中にこんな地図看板がありました。

でも見ても一体何処に「Cirque de Gavarnie」があるのか
遊歩道は何処なのか、
今、自分が何処に居るのか全く不明。












どうやらあの滝が目標みたいなんですが、
雨がとにかく激しくなってきて、
傘も時々飛ばされるほど~。












小さめのきすげみたいですよね。















実は観光案内所の人が馬も貸してくれますよって言ってくれたので
桃ちゃんは馬が借りれると思い込んでいて
しかも観光案内所のお姉さんが馬を引く付き添いもお願いしたら大丈夫って言ったけど駄目で、
それなら桃ちゃん一人で馬を操るのは無理だからと借りなかったら
絶対に馬を操れる、スペインで1時間のレッスン受けたから大丈夫と言い張って
もちろんそんなこと、許可出来るわけがないので借りなかったら
桃ちゃんはずっと泣きながら嫌々歩いていたのです。

でも途中からは機嫌直して普通に歩き始めたんですが
何しろ桃ちゃんの靴下がびしょ濡れになり
雨も激しくなって
途中で引き返しました。

フランス人の人達は大人も子どもも、犬も、
ざんざん降りでもたくましくハイキングしてましたけど。












主人もあまりにも雨が激しくて途中で引き返して来たので
主人が自転車で登ろうとした山に車で行ってみることにしました。

主人が上がって行った山の上は実はスキー場で
観光案内所の人は行っても何もないですよと言っていたんですが。













ところが直ぐに道がどんどん狭くなるので
途中でUターン出来ないと困るし
引き返せる場所で引き返しました。



















観光案内所のお姉さんは何もないと言ったけど
途中の景色を見るだけでも素晴らしかったです。














丘の上に白い像。
















そして何故か突然、日が照ってきたので、
さっきまであんなに降ってたのに~とちょっと悔しい気持ち。

主人に

「もう1度引き返して山に自転車で行ったら? 桃ちゃんと私は車で待ってるから。」

と言ったけど、それだったら「Col de Tourmalet(トゥールマレー)」に行きたいと言うので
そちらに向かいました。

カヴァルニーの観光案内所は教えてくれなかったんですが、
ガヴァルニーには博物館もあるらしいし、教会も有名らしくて
主人がもう1度、自転車で上に行くと行ったら町を散策出来たかもしれません。

スペインもそうですが、英語が苦手な観光案内所の人はあまり詳しく教えてくれないので
事前の下調べが必要ですね。





ルルドとジプシー

2014年05月28日 04時42分55秒 | 旅行



バルセローナでジプシーのスリに遭った話しを前に書きましたが、
何も盗られなくて結果的には良かったとはいえ、
あの2人の女性が私をはさんでエスカレーターで体をぴったり寄せていた時の冷たい顔の表情とか、
その後、地図を広げて道を聞くふりをして地図の下から手を伸ばして私の鞄をさぐろうとした事や、
地下鉄の地下道のアコーディオン奏者の所に逃げて彼女達が諦めたけれど
凄い剣幕で怒鳴っていた様子などが頭に焼き付いて、
トラウマになってしまいました。

バルセローナは欧州では一番、犯罪が多いとかで、
警官もあちこちに居るんですが
地下鉄などは入り口も通路も無人が多かったので
犯罪が起こりやすい場所なんでしょう。

でもあれから色々な人に話しを聞くと
どうも危ないのはスペインだけではなく、
欧州全体が危険な感じ。

スペインの方が頻度は高いようで
スペインではシエスタ(長い昼休み)の習慣があって店もシャッターが閉まっているのですが、
その時間は人通りが少なかったりして
地下鉄に乗ったら通路で4人の男性に囲まれて鞄を盗られたとか・・・。

主人の友達はパリの地下鉄で、
ドアが閉まる直前にズボンのポケットから堂々と財布を抜き取られ
彼は財布には殆どお金を入れていなかったけど
クレジットカードが入っていたので国際電話であちこち止めるのに3万ペソ(7万円くらい)使ったとか、

ある人はドイツのモールで置き引きにあったとか、

やっぱりマニラと同じでお金がある人は車で移動し、
公共の乗り物に乗ったり、
盗られそうなものを持って道を歩いたりはしないのが常識なよう。

全ての犯罪がジプシーと関係あるわけではないと思いますし、
むしろそうじゃない方が多いかもしれませんが
バルセローナでは私達が食べてる食べ物を下さいと言ってきたジプシー女性もいて
貧しいのは確かだと思います。

そして今、欧州は国境があってないようなものなので
全て地続きで貧しい人でも別の土地に移りやすいせいで
一つの国の貧しい人も
別の国に簡単に行けてしまうんですものね。






で、パリと同じくらいホテルがあると言われているフランスのルルドなんですが、
一応、カトリックの巡礼地で
訪れる観光客の数もものすごいせいか、
ジプシーがものすごく多かったのです。

私もジプシーに襲われるまでは

「ジプシーってどんな人達なの?」

と全く未知だったのですが、
他の人達とはちょっと違う雰囲気なので気づくようになりました。


ジプシーを日本語のウィキペディアで検索するとこんな風に書いてあります。
(殆どそのままコピーペーストしました)

ジプシー (gypsy, gipsy) は、一般にはヨーロッパで生活している移動型民族を指す民族名。転じて、様々な地域や団体を渡り歩く者を比喩する言葉ともなっている。外名であり、当人らの自称ではない。

名称について
ジプシーは「西暦1100年にアトスに現れた」とする記録が最古のものとされる。ドイツでジプシーを確認している最古の記録は1407年のものである。1427年にパリに現れた彼らは、「自分たちは低地エジプトの出身である」と名乗った。ここから「エジプトからやって来た人」という意味の「エジプシャン」の頭音が消失した「ジプシー」 (Gypsy) の名称が生じたと言われる[1]。
近年の日本においては、「ジプシー」は差別用語、放送禁止用語と見做され、「ロマ」と言い換えられる傾向にある。しかし、「ジプシー」には「ロマ」以外の民族も含まれているので、これは他のジプシー民族を無視することになる。



スペインでは街頭で集団で演奏している人もいたし
手作りで紙袋に入ったお菓子を売ってた人もいて
みんなが悪い人ではないと思うんですが、
ルルドで見かけて物乞いをする子どもなどは寒いのに裸足で
学校にも行ってない様子。

多分、決まった場所に住んでないし
住所不定という感じで学校に行かれない場合が多いのでしょう。

スペインではジプシーでも定住して学校に行くようになった子もいると聞いたのですが
フランスではどうなのかしら。

ルルドのジプシーはスペインで見たジプシーより貧しそうでした。












前の写真の緑色の川で釣りをしているおじさん達が居たんですが
これが不思議な気がしました。

川はずっと続いていて
こんな町中で釣りしなくても
ちょっと離れたら川辺とか、もっと落ち着いて釣り出来そうな場所があるんですよね。















アルジェレス・ガゾストの前回紹介した自転車ロッジのご主人なんかは
ルルドなんてディズニーランド化してるから行きたくない、
と言ってるんですが、
本当にルルドの周りのお土産屋さんの数には驚きます。

でもお店がある周辺にはジプシーはあまり居ないし
お店の前に車を停めて
主人の自転車を入れたままルルドの行ったので心配だったんですが
自転車は無事でした。
(レンタカーの人に絶対に自転車を残して車を離れないでと言われた)

ルルドで車の窓を割られて盗られた人を先に聞いていたら
きっと自転車を車に残して置かなかったでしょうけど。

行ったのが夜だったので
(明るいけど夜なので寒かったです)
お店などはもう閉め始めていました。














集団で巡礼に来ている人は同じTシャツなど分かりやすい服装をしているので
見分けがつきます。

ここはルルドの横の入り口。














ベルナデッタという少女に聖母マリアが現れて
言われるままに泉を掘り、
その泉の水で病気が治る奇跡が起こったことから
ルルドの泉と呼ばれて病の人がこの水に浸かる為に訪れる場所になりました。

でもベルナデッタ自身は修道女になったのですが
結核で30代で亡くなっています。

彼女のご遺体は腐らないでそのまま今でも残っているんですが
彼女が入った修道院はリヨンの近くで
ルルドからは遠過ぎて行かれませんでした。

この他、丘の上にも色々な彫刻があって
これらを回って芸術作品を見たかったんですが
時間がなかったこともあり、
主人は前にもう見たから自分は見たくないとかで
行かれませんでした。













記念コインが1つ2ユーロで売られていたので
お土産にいくつか購入しました。














私が30年前に訪れた時はこのプラスチックの筒はなかったんですが
主人は言うには2年前に彼が来た時もなかったそうで
新しく付けたんですね。

やっぱり泉の水と言っても水なので
誰かが毒とか投げたら大変なことになるからかしら。











この洞窟の中で聖母マリアを見たとかなんですが
中では泉の水に浸かることも出来るようです。
女性と男性に分かれていて全裸で入るそうなんですが
寒いので3時だか4時までみたいです。

私は冷たい水に全身浸かる勇気はないです。












洞窟の上にベルナデッタの希望で建てられた教会。
ある司教が尽力して建てられたようです。
















壁に色々な言語で同じ意味の言葉が書かれていて
日本語もありました。










こちらは英語。

















30年前に訪ねた時、知り合いのお医者さんがこの橋の向こうの病院で患者さんを診てあげていて
(ボランディア)
もっと古めかしい、ちょっと小汚い建物だったんですが
モダンな感じになっていました。

でもルルドってやはり病気の方が訪れる事が多いせいか
もうひっきりなしに救急車が来ていました。













教会正面のモザイク画。時代が分かりますね。
(桃ちゃんがすごく小さく見えます)










とにかくどんどん気温が下がるし、
夜なので教会も閉まっていて入れないので
早々に引き上げましたが
世界中からカトリック信者の方が集まっていて
フランスではもうお年寄り以外で教会に行く人はあまり見られなくなったのですが
ルルドの中は別世界なのが良かったです。

そういう意味ではちょっとディズニーランドかもしれませんね。










フランス・ピレネー山脈の自転車ロッジ(宿)紹介

2014年05月26日 03時14分04秒 | 旅行




スペインにもフランスにもバイク・ロッジは結構あります。
バイクロッジで便利なのは自転車を停める場所があること。

主人が去年、フランス・アルプルに行った時は
ホテルによっては自転車持ち込みしないで下さいと言われて、
でも車の中に置いておくのも
チェーンをかけて外に置いておくのも不安で
こっそり部屋に運び入れたと言ってました。

で、アルジェレス・ガゾストという村の近くの
サン・サヴァン村にあるこちらの自転車ロッジ、
主人が2年前に1人旅で来た時にお世話になったバイク・ロッジなんですが、
アイルランド人ご夫婦の経営で、
朝、夕食付きです。

主人が泊まった時(7月)は1泊55ユーロだったそうです。

奥様は日本で3年働いていたとかで
片言の日本語なら話せます。






バイク・ロッジを外から眺めたところ。
一見、古そうに見えますが、
中はなかなかモダンです。









家の前は公園になっていて
バイク・ロッジの車が停めてありますが、
車をレンタカーしてる方はここに無料で停めることも出来ます。

パリから特急でルルド駅まで2時間ほどで来れますし、
空港もいくつか近くにあって
(車で1時間~2時間の距離)
駅や空港までは送迎してくれます。








門にはロッジの名前の札。

とても素敵なご夫婦で、
ご主人は毎日、自転車に乗っていて
近辺の山や道など熟知して色々教えてくれます。

この辺の山を自転車で周りたい方にはお勧めです。

英語ですがホームページを紹介しておきますね。

the Velo Pelotonのホームページ

Velo Pelotonのフェイスブック











サン・サヴァン村の広場。
小さいけれど素敵な町です。











村から見える景色。
右の小さい丘の上にお城みたいな建物が建っているの見えるでしょうか。
多分、観光スポットじゃないかと思うんですが
(古い城跡とか、教会跡とか)
遠いので行けませんでした。
(自転車なら行けますね)












日本の旅行ルアーに組み込まれることもあるレストラン「ル・ヴィスコス」
おまかせで頼むと1人、ワインも入れて100ユーロ前後だと思いますが、
家族経営で、シェフの方は英語も出来てお料理の説明にしょっちゅう出て来て下さるし、
素敵なレストランです。







ホテルも経営されているようなので泊まることも出来ます。













サン・サヴァン村の教会は今では礼拝など行われなくなりましたが、
観光名所として無料公開しています。

多分、教会と修道院が建物の裏で繋がっていたのでしょうか。
今は誰も住んでいない廃屋という感じです。
















こちらも教会と繋がっている別棟の建物。
(説明がないので詳しいことはわかりませんが)















小さい村ですが可愛いレストランやお土産屋さんがあります。











教会の裏からの眺め。














村の外れにあるお墓。
私はお墓が好きなので桃ちゃんと2人でちょっとだけお散歩。
主人はお墓が好きじゃなく、車で待っていたので
長居は出来ませんでした。












花が活けてあるお墓が多いんです。
枯れた花など放置していないし、誰かが手入れしているのか、
お墓参りに定期的に来ているのか・・・。














こういう個人のお墓もあれば・・・・












1つのお墓だけれど家族がみんな一緒というお墓もありました。
小さい墓地なのでやっぱり場所が限られていてそうなるのでしょうね。

サン・サヴァン村はアルジェレス・ガゾスト村からそんなに遠くないですし、
自転車だと走りやすい山道などの分岐点も多くて
きれいな湖に行く道もここを通るし、
主人が好きな山がいくつもここから近い場所にあります。
何より英語が通じるのが魅力です。
(フランス語が全く出来ない私)

こちらのバイク・ロッジは食事付きなのと
(お昼は外で食べることになりますが)
台所は使わせてもらえないので今回は利用しませんでしたが、
主人は一人で来る時はここに泊まる予定です。







アルジェレス・ガゾストという町散策

2014年05月23日 02時03分00秒 | 旅行







着いた日の翌日、雨の予報だったのに快晴。
桃ちゃんの朝ご飯はフィリピン風ガーリック炒めご飯と目玉焼き。












大人は酢漬けのアンチョビのオープンサンド。













朝食後、主人は大好きな山
「Luz Ardiden」に自転車で出かけて行き、
私は家事を終わらせた後、アルジェレス・ガゾストの町まで歩いて行くことにしました。
目的は観光案内所に行って地図やお勧めのハイキングコースを教えてもらう為。

桃ちゃんは大家さんのお庭で大家さんの犬と遊ばせてもらいました。
(イギリス人の大家さん家族、本当に素敵なご家族でした。)















写真は主人のカメラから拝借したんですが、
この山はヘアピンカーブ(switchback) が有名。

スイッチバック(ウィキペディア)の説明はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/スイッチバック















家を出るとこの景色。
空気が本当に美味しい~。












ピレネー山脈の色々な山があちこちに見えるのがアルジェレス・ガゾスト。
山に囲まれた盆地という感じです。
















私達が借りた家はオータカム山の麓にあるこの名前の町にありますが、
カーナビでは出て来ない小さな町。















暫く歩くと川に出ます。













橋を渡ると直ぐに私がスペインでもお気に入りだったスーパー「Carrefour」があります。
午後7時半には閉まってしまい、
日曜日も開いてないので買い物する時は要注意。













これはアルジェレス・ガゾストの町からルルドま続く自転車専用道路。
夏はラベンダー畑の側を通り、ラベンダーの石けんなど売っているお店もあるんだそうですが、
今回、町の自転車屋さんには桃ちゃんのサイズの貸し自転車がなくて
自転車買っても良かったけど雨降りばかりの天気予報なので買いませんでした。

自転車、100ユーロ以下で買えるので、
貸し自転車が1日30ユーロ前後くらいだと思うので
何日も乗るなら買って、帰る時に誰かにあげてくるんでもいいかなと思います。
















カジノです。スペインでもカジノをよく見かけました。
流行っているのかしら。
















アルジェレス・ガゾストの教会が見えてきました。














日本でも見かけるような花が咲いているので
ちょっぴり嬉しくなりました。













つつじ。











町中のあちこちにこの犬の糞専用のゴミ箱が設置してありました。















別の場所には犬の糞専用のビニールが。
どうしてビニールの配布とゴミ箱を1つのポールに設置しないのかちょっと不思議。












これも町の壁に貼ってあったポスター。
殺虫剤ゼロという、多分英語と同じ意味の部分しか理解出来ません。












車だと大きく迂回しないと行かれない丘の上の教会ですが、
徒歩だとこの坂を上がって直ぐ。











でも到着したのは正午12時15分で観光案内所は閉まっていました。
スペインの田舎町の場合、2時で閉まってしまい、
その後はもう開かないので
それよりはお昼休みがあっても夕方まで開いている方がずっと便利ですね。















お昼でも開いているカフェの看板。
う~ん高い気がします。
美味しくなさそうだし。













お昼休みなのでシャッターが下りています。















不動産屋さんの広告。
この辺りの家って田舎だけど高いですね。

100,000ユーロは今のレートで
日本円:1300万円
米ドル:136.5M
比ペソ:5.9M

山の中の一軒家で約3000万円・・・って
これに税金とかもかかるんでしょうし、
手直ししないと住めないかもしれませんしね。















町の中心にある教会。













観光案内所が開く2時まで待つのは
桃ちゃんが待っていて無理なので教会の周りを一回りだけして帰りました。

自転車置き場発見。









午前5時から午後5時まで・・ということしか理解出来ませんでした。
駐車禁止みたいだけど、今はお昼で車停まっているし。

で、グーグル翻訳で調べたら
な~んだ、でした。

「marché tous les mardis」(Market every Tueday)
毎週火曜日はこの場所に市が出るので駐車禁止

という意味だったんですね。
確かに火曜日に私達、着いて、
この場所にテントの店が沢山並んでましたっけ。










パンジーの花壇。










車が停まっている場所にベーカリーがあって
パンやケーキを売っているお店だったんですが
お客さんとお店のご夫婦がおしゃべりしていてお店がまだ開いていたんです。
覗いてたら

「どうぞ、どうぞ~」

と言ってくれたので美味しそうなケーキを買ってしまいました。











野原を眺めながらゆっくり歩いて帰宅。















もうすぐお家だけど・・・

途中でスーパーに寄ってワインとかお米とか買い込んだんですが
予備の手提げを1つしか持ってなくて
スーパーで有料のビニールを貰ったけど
それがリサイクル出来る素材でものすごく薄くて
直ぐに破れてしまったので
帰り、とても大変でした。












いぬふぐりの花に似てますよね。

















赤つめくさと私は日本で呼んでいたんですが
(白つめくさの花に似ているけど赤いから)
本当はレンゲかな~。











あまりにも重たくて、ビニールは破けるし
全部一緒にしたものだから
ケーキの箱は潰れたけど、アップルタルトは何とか無事。








他のケーキもこの程度で済んで良かった。
このサバラン、凄く美味しかったです。
1.9ユーロだったかしら。甘さ控えめ。


往復2時間歩いて幸せ気分でした。
マニラでは外が危険で歩けないので残念。
歩くの大好きです。

本当は日本でもこういう休暇したいな~と思うのですが
日本はフランスのギーテみたいなのないですよね。
フランスでもスペインでもトリップアドバイサーというサイトなどで
沢山のアパートが出ていて
メールのやり取りして、細かいことを聞いて
お互いに納得したらクレジットカード(ペイパルを通して)支払うだけでよくて
とても簡単。

契約書などもあったりなかったり。
今回のギーテは保証金250ユーロを別に現金で払いましたが
出発する時に何も壊れてないので返してくれました。

あと、掃除をしないで出て行く場合は別に40ユーロ支払って欲しいと言われました。

日本は移住者専用に市町村で将来移住を希望する人のみという条件で
1年以上住む人に貸してくれる家や部屋などはあっても
旅行者が気軽に借りられる家はないですよね。

日本は土地が高いからかしら。

やっぱり家や部屋を貸してる人は収入の足しにやっている人が多くて
鍵を渡してくれてプライバシーもきちんと保たれ、
調理器具やタオル、寝具なども全部揃えてくれているんですが
5泊以上と決まっていたりします。

1泊100ユーロ前後だとホテルでも、もっと安い所はあるかもしれませんが
料理出来るので、
外食しなくて良い分、かなり節約な旅になります。





アルジェレス・ガゾスト1日目

2014年05月22日 02時37分55秒 | 旅行




旅行の楽しみ方は人それぞれだと思うのですが、
自分がどんな旅が好きか・・
知っておくのは大事ですよね。

今まで旅行にあまり縁がなかったので私自身、分かってなかったんですが
私は家に居るのが好きで、
お金がかかると楽しめない気がします。

食材を買うのは好きなのですが、
外でサンドイッチとか売っていて、
これ自分で作ったらいくらで出来る・・と直ぐに考えてしまう。

バルセローナの動物園も入園料が私にしたら高くて
もう少しで「止めて別の所に行こう・・・」って言いそうになりました。
いくらか覚えてなかったのでネットで調べたら
大人15.40€ :=2135円:21米ドル
子ども(3~12才) 9.30€  := 1289円:12.7米ドル
って書いてありました。
予め調べておかなかった私が悪いんでが・・・

主人はとにかく自転車でツーリングして山に登るのが好き。






(アパートの前の道が登山道になっているオータカム山の途中からアルジェレス・ガゾストの町を見下ろした風景)

今回、フランス旅行は予定に入っていず、
ここのアパートも数日前に予約したし、
その後も雨降り続きの天気予報でこのまま滞在するか迷ったのですが、
到着して直ぐ、

「雨降りでもここに居たい。」

と思えた町でした。














主人は着いて直ぐ、オータカム山の山頂まで自転車で行って来て、
夕方、今度は車で私と桃ちゃんをオータカム山に連れて行ってくれたんです。

雪解け水が勢いよく流れていたり、















結構、山の上の方なのに畑があったりで、
裾野が緩やかな傾斜なんですね。















こんな高い所にと思う場所にも住んでいる人がいます。
多分、この農家の家なのでしょう。















でも夕方だったので突然、霧が発生して・・・











それでも主人は霧の中を運転して山頂まで連れて行ってくれようとしてくれたのですが、















危ないので途中で断念しました。
















こういう納屋はスペインのバスク地方にも似ています。
バスク語を話す人はスペイン側とフランス側の両方にいるし、
方言も5、6つある筈なので
ここもバスクの一部なんじゃないかと思います。
バスクのお菓子はケーキ屋さんには必ずあったし。













山の中ですが村と言うか、家はぽつぽつあるのではなく
固まって建ってることがフランスでは多かったです。

スペインのバスク地方では山の中だと一軒一軒は離れて建ててあったんですが。









こんな高い所にも集落が・・・。
冬、雪が深いので、まとまって家がある方が道路の雪かきなど便利だからでしょうか。














この日、主人はスペインの山でブレーキを使い過ぎたからブレーキパッドが薄くなって金属音がすると気にして
ルルドの自転車店に行きました。












若い頃、ツールドフランスで活躍した選手だった彼が開いたお店で、
自転車の修理などもやっています。

2年前にもこの町に来た主人は自転車ロッジに泊まったんですが
そこのご主人にこの店のことを教えてもらったのです。













その元選手だった店のご主人が主人の自転車に乗ってみて
金属音なんて普通だよ~、まだまだ大丈夫!
って。

ま、うちの主人は慎重派なので
壊れるのを待たずに交換したかったんですが。














私は自転車店の隣に自然食品店を発見。
















ここで桃ちゃんが好きないくらに似たもの発見。
スペインでは見かけなかったので大喜び。

(もしかしたらスペインにもあるかもしれませんが私は見つけられなかった)













夕飯はいくらもどきのお寿司になりました。

お米はスペインではナバラ米、フランスではデザート米が寿司に向いていて
値段もそんなに高くなく (1kgで200円くらい)
フランスでは寿司米も売っていたんですが1kg 4ユーロ近くて
しかも高いから買う人が少なくて
古米状態になっていたので
絶対に美味しいお寿司出来ない筈。

すし酢は白ワイン酢で適当に作りました。

フランス語はわからなくて困りましたが
大家さんはイギリス人でお話しするだけで楽しいし、
桃ちゃんは大家さんの1才の犬と庭で転げ回ってるだけで嬉しいし
お家も素敵で、楽しい10日間になりそうな予感。

そして本当に楽しい10日間でした!






フランスで借りたアパート

2014年05月20日 05時17分01秒 | 旅行









高速を出て県道をルルドまで走るのですが、
放牧された牛さん達がのどかに草を食んでいます。

















やっぱり畑、多いですね。
















フランスのこの辺りの田舎は小さい可愛い村が点々としています。
(もしかしたらヨーロッパがそういう感じなのかもしれませんが)










ルルドの町にあるお城。
2年前に主人が入った(有料)そうなんですが、
中世の城で暗くて何もなかったとかで、
桃ちゃんは入りたいと言ったけどとうとう入る機会がなかったです。

















ルルドにはパリほどのホテルの数があるとかで
町は観光で発展しています。

見えるのは教会の屋根。










カーナビのお陰でちょっと複雑なルルドの町を無事通過中。











多くの町がそうなんですが、
町の外に環状線があって、そこから高速や県道に抜けれるようになっていますが、
その環状線から外れて町中を通ると一方通行や迂回が結構あります。













雨降りだったのと、お昼頃に着いたので人通りがないのでしょう。












ルルドに向かう、小さい可愛い観光バス。









町の中心部へ向かっています。














ルルドの町を出て直ぐに橋を渡ります。














すると無料の高速に出て、ここから一気にアルジェレス・ガゾストまで行かれます。















途中、砕石所のような場所があったりしますが、












山が近づくと景色がどんどん変わってきます。















実はアパートがあるのはアルジェレス・ガゾストの町を出て隣町。













カーナビに住所を入れても出て来ない場所ですが、
大家さんが詳しい説明や地図を予め送ってくれたので簡単に見つかりました。

2つの大きな家に挟まれた小さな家が私達が借りた家です。
左が大家さんの家。















台所。












居間には膝掛けを置いてくれていました。












寝室は二階にあります。














二階には2部屋あります。














私達夫婦の部屋。
ベッドの羽布団がものすごく柔らかくて気持ちいい~。











桃ちゃんの部屋。














トイレとシャワーは各部屋に1つずつありました。







今回、フランスの田舎町、ピレネー山脈に近い、アルジェレス・ガゾストで私達が借りたアパートはこちらから予約出来ます。

Algeres-Gazost アルジェレス・ガゾストで借りたアパート(ギーテ)のトリップ・アドバイザーの予約ページ(英語)







アパートから歩いて直ぐのところに流れる川は
ルルドの川とも繋がっています。

雪溶け水のお陰で水が豊富。

そして家の蛇口から出てくる水道の水の甘くて美味しいこと。
ちょっとやみつきになりました。







フランス初日のトラブル「高速料金所でクレジットカードが使えない」

2014年05月19日 02時41分30秒 | 旅行



主人は2年前に今回、フランスで滞在するアルジェレス・ガソストに来ているんですが、
当時はレンタカーしてないんです。

そして今回、スペインから車で移動してきたんですが、
なんと、スペインでは高速の料金所でフィリピンのクレジットカードが普通に使えていたのに
フランスの国境を越えたとたんに使えなくなりました!!







(料金所はこんな感じです)

最初の料金所では理由が分からなかったのですが
その料金所には職員がおられ、
たまたま並んだ場所はカードも現金も使える場所だったので
フランス語を話すお姉さんが

「現金で払うのよ~」

みたいに言って来て
(現金の入り口を指差してたので分かった)

その時は現金で払った済んだのです。

器械が故障してたんだと思った私達、大間違いでした~。

フランス国内の高速ではフィリピンのクレジットカードが使えないのでした。








そんなことも知らず、いざ、ルルドに向かって車を走らせていた私達。
フランスの高速は基本、右車線のみ使用し、
左車線は追い越し専用みたいです。
スペインの場合はそういう感じがしなかったのですが、
フランスでは誰も左車線を走っていず、
走っていたとしても追い越した後に直ぐに右車線に戻っていました。

それが徹底しているのがフランス、という第一印象。

そして新しく高速に上がってきた車からクラクションを鳴らされて

「え、なんで?」

私達が高速を走って、相手が割り込んでくるのに??
と不思議だったのですが、
後で分かったのですが
黒い×印の標識があったら割り込み車に譲って入れてあげる法律なんですって。

相手は当然、入れてくれるものと思って発進したのに
主人がそのまま直進したのでクラクションを鳴らしたのでした。













スペインバスクは牧場が多くて畑はあまり見なかったのですが、
フランス側に入ると畑が目立つようになりました。











まだ国境を越えてそんなに走ってないのに景色が違います。













そしてトイレ休憩にサービスエリアに寄ったんですが、
ここのサービスエリアは上り、下り、共通でした。
出る時に間違えないようにしないと反対方向に行ってしまいますね。

この 「d」の後にアポストロフィーを付けて名詞とつなげるフランス語の多分「of」にあたる使い方は
何度も目にしました。











橋を渡って随分、高速と離れた場所にサービスエリアがありました。












トイレ休憩に寄っただけなのでお店には近づかなかったのですが、
(そして何故かシャワーのマークが)

実はこの時に小銭を全く持っていなかったので
お店で何か買って小銭を用意すべきでした。
まさかカードが使えないと全く思っていなかったのです。



















シャワーとはこのことでした。
寒いのに、使う人居るんでしょうか。
それとも夏だけとか。












スペインからずっと雨で、
天気予報もずっと雨の予想だったので
ぎりぎりまでフランス滞在を途中で切り上げて
スペインに早めに戻ろうか迷っていた主人。

フランスに行く目的は自転車に乗ることだったからです。
大家さんは5日前までに言ってくれた分は返金しますと言ってくれていたので
早めに決断して伝えないといけませんでした。











高速から見える町もスペインバスクとは全く違いますね。
やっぱりフランスという感じがします。















もう、ここは高速を下りた所なんですが、
高速を出る料金所でクレジットカードが使えないとまだ分かっておらず、
スペインと表示が違う為、現金で払えない、カードのみの車線に並んでしまったのです。








カードが使えないと思っていなかったので
この高速チケットを入れてしまいました。

でもクレジットカードが読み取られず、
9ユーロ払えと表示されているけれど
払ってないので遮断機のようなものも上にあがりません。

色々なカードを全部試したけど全滅。
現金で払える車線ではなかったので困った私達は
私が車から降りてインターフォンの緊急時に押すボタンを押しました。

ところが出て来た女性はフランス語しか話せず、
(出て来たと言っても声だけですが)
英語もスペイン語も出来ないのです。

このまま車が料金所から出れないままになるのかと本当に焦りました。

私達の後ろには車が待っていて、
根気よく待っていてくれたのですが、
その方に私は助けを求めに行くと、
初老の女性で、わざわざ車から降りてインターフォンを通して相手の女性と話してくれたのです。

彼女はほんの少し英語が出来たので、
私に 「オフィスで料金を払いなさい」と言いました。

それで車をバックさせ、
(もちろん先にその女性がバックしてくれ)
邪魔にならない所に停め、
料金所の横にある小さな建物に行ったんですが、
そこはオフィスじゃなくて機械室で
無人でした。

ウロウロして困っていたら
さっきの初老の女性が自分の車は料金所を通り過ぎて遠くに停め、
雨の中、歩いて戻って来てくれたのです。

そして私に

「9ユーロ現金で別の車線で払うのよ、
インターフォンで呼び出したら私が話してあげるから、
そしたら会社が9ユーロ払うようにセットしてくれるの。」

と伝えてくれたのですが小銭がない・・・。

そしたら彼女、最初は

「小切手を持ってるなら小切手を切ってくれたら私が9ユーロ払ってあげるわ。」

と言ってくれたのですが、
小切手もなく、

50ユーロと100ユーロ札しかなかったのです。

それで

「いいわよ。この9ユーロあげるから。一緒に行ってあげるから。」

って徒歩で車の通る車線に入ってくれて
インターフォンを押して相手の人と話してくれて、
9ユーロ入れてくれようとしたのですが、
(そして私も主人も他に方法がないので受け取りたくないけど受け取るしかないのか・・・と思っていたのですが)
見ると現金の入り口に50、20、10、5、2、1ユーロなどなどと使える紙幣やコインが書いてあって、
急いで私は50ユーロ札を出し、
彼女にも

「50ユーロで払えます!」

と表示を指さして伝えて、無事に高速代を払うことが出来ました。
(おつりは全部コインで出て来たので遮断機が閉まらないうちにと焦ってかき集めました)

もう涙、涙で、笑っていいのか、泣いていいのか分からなくなった私。
彼女と抱き合ってお別れしました。

今でも思い出すと泣けちゃいます。
名前も聞かなかったし、
聞くのも失礼な気がして聞けませんでしたが、
彼女が居なかったらずっとそこで立ち往生だったことでしょう。

彼女が

「いつか私が中国に行った時には親切にしてね。」

と言った時、私はわざわざ否定しませんでした。
私からしたら中国も、フィリピンも、日本も違う国ですが、
彼女からしたらアジアの国ですし、
そんなに英語も出来ない彼女が必死に私達の為に通訳してくれて
雨の降る中、傘もささずにずっと外で立っていてくれて
自分のお財布から小銭を出してきてくれ、
くれようとして・・・

ありがとう以外の言葉が出なかったです。








スペイン・バスク地方9才の娘とスペイン語学習+プチ農場体験<イトゥレン後半>

2014年05月18日 04時38分25秒 | 旅行



*ジョージーナさんのホームページは<イトゥレン前半>に載せてあります。





(*ジョージーナさんの家を上から見たところ。)


イトゥレンの町から山に4km入った場所に住む、ジョージーナさんの家にお世話になった後半、
やはり4月なので寒さが戻って来て桃ちゃんは熱を出してしまいました。
(大したことはなかったのですが)

それで本当はその日、粉引き所に行ってトウモロコシのトルティージャを焼いて食べる予定だったのですが
キャンセル。










先日、お世話になった農場の家族なんですが、
この家族だけではありませんが、
バスク地方のこの辺りの人達はフィリピンにもちょっと共通するような悪霊とか魔除けとか
土着信仰の名残があって、
家の玄関に飾られている物もその一部だったりするようです。














各家には番地がなくて、家に名前が付いていて
その名前(名字とか違う)が住所代わりだったりするようです。

近所の人もその家の名前で覚えていたりするとか。















真ん中の人が着ているのはお祭りの時の民族衣装だそうです。
バスクのこの地方の音楽は聴くとアイルランドの舞踊音楽みたいなんですが
バスクの起源がどうもアイルランドとかデンマークのバイキングとか色々な説があるらしいです。















玄関に飾られているこういう物もお祭りと関係しているようです。














この馬の毛で作った物も魔除けと関係あるらしい・・・。
















お家は典型的なバスクの建物です。

近くの村で、同じような建物だけど窓と窓の間に線が必ず入っている村もあって、
それも伝統の昔からの信仰の1つとか聞きました。
















ちょうどタンポポがみんな、綿毛になっている季節だったのですが、
ジローナではタンポポの綿毛飛ばしに夢中だった桃ちゃんも
お友達が出来たイトゥレンではタンポポの綿毛には見向きもしません。













そして、風邪を引く前ですが、
桃ちゃんが楽しみにしていた乗馬レッスン。

動画は以前に「スペイン旅行ハイライトその1」で載せたのでこちらには載せませんが、







イトゥレンの村でも馬は見かけたのに
乗馬レッスンとなるとやはりなかなかないみたいで、
サイクリングしている人と沢山すれ違ったんですが
県道みたいな道を車で走ること30分くらい・・・

遠い~。














しかも突然、分岐点に来たら左の道を行くと言うのではないですか。
(片側には小川が流れていてタイヤが落ちたら絶対はまって抜け出せないと思うのです。)

本当にジョージーナさんの所もそうですが、
スペインの田舎道は1車線が普通で怖かったです。












3人の子どもに3頭の馬が用意されていました。
桃ちゃんの為に他の女の子も一緒に乗馬レッスンを受けてくれて
そのお金もジョージーナさんが私たちの宿代から払ってくれました。
(別料金という話しだったのに、支払う時に込みでいいわよと言ってくれた)











見学者は柵の外に出てと言われて柵に上って見てたんですが
この柵に座っているのは私と桃ちゃんにスペイン語を教えてくれた先生で、
彼女にも8才の娘さんが居て初めて乗馬レッスンを受けたのです。

彼女、大型トラックの運転免許を持っていて
ここに来る道も彼女が運転してきたんですが
あんな狭い道、大丈夫~って楽勝でした。

本当に素敵なお母さんで、素敵な女性。
彼女はプロのスペイン語の先生ではないけれど、
彼女から本当に多くのことを学びました。

















1時間の乗馬レッスンが終わっても馬が好きな桃ちゃんは馬から離れません。
桃ちゃんの隣に居るのがスペイン語の先生をしてくれた方のお嬢さん。

一度、このお嬢さんのお友達と公園で遊んでもらったんですが、
この地方の子達って体力が凄くあって、
縄跳びしていたのだけど、桃ちゃんは付いていけず・・・
ちょっと輪から離れてしまいました。
それで先生が気を利かせて桃ちゃんとお嬢さんだけが遊ぶようにしてくれたのだけど、
5、6才の子でも縄跳び100回くらいは軽く飛べちゃうので驚き。

桃ちゃんは縄跳び、多分あまり出来ないんです。
学校でも流行ってないし。













この乗馬を教えてくれた先生は大学で乗馬を通してのセラピーを勉強しているということでした。















桃ちゃんが乗っていたダカルという馬は
中東の方の砂漠で行われた200kmの長距離レースで優勝したことがあると
乗馬の先生が教えてくれました。

でも結構気が強くて
他の馬が自分の後ろに近づき過ぎると
後ろ足で蹴飛ばします。

なので桃ちゃんは乗ってる時、自分の後ろに近づかないで~と他の子に注意してました。

















馬に手で馬草を与える時は手を平にして与えるように言われたんですが
これがなかなか桃ちゃんには難しかったみたいでした。













周りを見回すと結構、家々が点々とありますが、
道が多分、さっきのような一車線なんですよね。














ここはアヒルとか鷹とか、黒豚なども飼っていました。

ジョージーナさんが子ども達用におやつのパンを持って来たんですが
うっかり車の戸を開けたままにしておいたら
猫に半分、食べられてしまっていました~。















そしてまた、この細い道を運転して帰ります。
幸い、対向車には出会わなかったです。

















そしてジョージーナさんの家から別方向に山を徒歩で1時間下った所にある
(でも私たちはジョージーナさんの車で行ったので30分くらい)
美味しいレストランに彼女とご主人が連れて行ってくれたのですが、

元々、このレストランでの食事は料金に込みだったので
私たちは今回、払いませんでしたが、
ここ、本当に穴場というかお勧めです!

ホテルもやっているし、自転車が好きな方は自転車置き場もあります。

Donamariako Benta Restaurant Y Hotel Ruralのホームページ(英語)はこちらです。













玄関にある可愛い人形はアメリカのコミックキャラらしいです(主人曰く)。

主人は自転車で毎日ここレストランの前を通っていて
どうしていつも車が多く停まっているのか不思議だったそうなのです。
知っていたら絶対に毎日食べに行ったと言ってましたが、
連れて行ってもらったのが帰る直前だったので今回は無理で心残り。












玄関の横には子どもが遊べるプレールームもあって
小さい子が他のお客の迷惑にならないような気配りも感じられますね。










元々は馬小屋だったのを改築してレストランにしましたが、
ホテルはまた別の建物。














レストランが選んでくれたワイン。














スペインでは普通、1つ目の料理、2つ目の料理、そしてデザートで
このレストランではどれも各3種類用意してくれ、
その中から選ぶようになっていました。

私が選んだ1つ目の料理は白豆煮。
郷土料理みたいなんですが、
これ、マニラでも真似して作ったら主人に大好評でした。














主人が選んだ1つ目の料理、アスパラガスも美味しかったそうですよ~。
これも食べてないけどマニラで真似してみました。
ヤギのチーズはフライパンで炙って
(本当はかまどで焼くんでしょうけど)
フルーツソースはトマトジャムで代用してみました。

















そして主人の2つ目の料理、バカラオ(英語ではCod fish)。















私が頼んだ2つ目の料理、アヒルのもも肉。
今回、ジローナから始まって美味しいアヒルを食べる機会が多く
アヒルの大ファンになった私です。











デザートに私が選んだ自家製レモンヨーグルトは
クリーミー過ぎるヨーグルトが好きじゃない私には適度なクリーミーさで
適度な甘さで、全てが完璧。














主人が頼んだのはこの土地、特有のデザートで
観光ガイドにも名前が載っていたんですが
今ちょっとど忘れ。

確かヤギか羊の乳で作ってるんですが
私にはちょっと生臭く感じました。
発酵食品みたいなんですが。

でも主人は気に入ったんですって。














このお店をやっている姉妹の1人は日本人と結婚して日本に住んでいたことがあるとかで
でも元ご主人とはもう連絡を取ってないらしいですが、
日本人の私にとても共感を持ってくれました。

上手くいく結婚もあれば、上手くいかない結婚もありますよね。













このレストランでお勧めの自家製のお茶には
生のりんごの刻んだ物が入っていました。
良い香りです。
















飾ってあったものです。












庭にもテーブルがあって
この日は雨でしたが、天気が良かったら庭でも食事出来ます。












店の中はこんな感じです。












楽しかった昼食、あっという間に終わってしまい
また絶対に食べに来たい~という思いで店を後にしました。















お店の建てもの。














そしてジョージーナさんの運転で家路につきますが
これまた一車線です。

このレストランに来るのは砂利道が多いので
ご主人の車だと無理なのです。
(ご主人は小型のベンツに乗っている)












そして寒くなったのでさすがに私たちの棟の暖炉にも火を入れました。
ボイラーがあるので夜はそれで温かく眠れますが
昼間はちょっと電気代が勿体ない気がしたのと
暖炉も1時間に一度。火の世話(薪をくべる)をしなきゃいけないんですが
風情があって何とも言えなくリラックス出来るのです。












<寿司パーティー>



そして帰る前日、ジョージーナさんのお友達を呼んでくれて
寿司パーティーを開きました。










お寿司の作り方を習いたいお友達を呼んだので
寿司講習会って感じでしょうか。

これは私が突如思いついて作ったうなぎの稚魚のオリーブ油+にんにく和えの寿司。
人気でした~。
やっぱり寿司というよりはピンチョ感覚。

他にもご飯を表面にする巻き方や、普通の太巻きなど
色々作りました。







(主人は男性同士で楽しくおしゃべり)

マニラで何度も寿司講習会をしていたので
(全部ボランティアですが)
教えるのは慣れていたんですが
ご飯を鍋で炊く方法から教えたのは初めてでした。
(炊飯器ってみんな持ってないので。私も毎日お鍋で炊いてたので慣れたところでちょうど良かったです。)

それと酢飯ですが、すし酢の分量の砂糖を半分以下に減らしました。
スペイン人向けです。











皆さん、何かしら持って来て下さっていて
特にこのエンパナダ、買って来たものらしいですが
スペインのこの地方のエンパナダはフィリピンのと違って揚げるのではなく
パン生地の間に玉ねぎと何かを炒めたものを挟んでオーブンで焼く方式で
とっても気に入りました。











デザートもフィリピンのお菓子に似たものが多いけれど
味がもっと繊細で甘さ控えめでした。












お客様の車に牛のお客さま。
この辺りは羊でも牛でもその辺の道を歩いて移動しているので
柵を作るのは動物が家に入って来て植木や植物を荒らさない目的です。
泥棒避けではないです。

本当に泥棒ですら面倒で入って来ないような山中なので。
道は迷路だし、下手すると行き止まりだし。













子ども達は家の横にあるトランポリンで遊んだり、











マニラでも流行っているバンド作りで熱中。
マニラとスペインで同じものが流行ってるって凄いマーケティング。













色々食べた後に出て来たパンとハムと羊のチーズ。















最初は外で話していたのですが、
寒くなってきて、雨も降って来て・・・












暖炉の周りに集まりました。














猫ちゃん達はお客さんがいるのを窓から覗いています。







<いよいよお別れ>



私たちが出る朝も霧が出ていました。












でも主人は8日間、車を動かせなかったほど山道が怖かったので
ジョージーナさんのご主人に車で先導してもらう約束で
彼は仕事で顧客と9時に約束があったので
8時半に彼と一緒に出ました。

彼の車が小さく見えます。
この辺はまだ道が広いんです。












なんか霧の中に入り込んでいく感じですが
ものすごくきれいです。















そして主人が車を動かさなかった理由がこちらの道。
車線が狭い上に崖っぷち。
















あれ、彼の法律事務所を通り越しています。












分岐点まで案内してくれたんですね。
本当に素晴らしいご主人様で
気が利くし、子ども達にはユーモアたっぷりで遊んでくれるし、
彼にも色々お世話になりました。















ジョージーナさんの家はまるでおとぎの国に入り込んだみたいです。
日本で言えば桃源郷でしょうか。

山深くて、何もない素朴な暮らしで、
自然がものすごく美しい。
フランスでもこんな幻想的な景色には出会えませんでした。














スペイン語の先生からスペインの方がガソリンが安いと聞いていたので
フランスに行く前にガソリンを入れました。

普通は自分でガソリンを入れて中の売店で会計するのに
ここの方は入れてくれて
話しかけてもくれてとても親切。









(やっぱりフランスより若干休めでした)

スペイン人は本当に相手に見返りを求めないで親切にしてくれる方が多くて
しかも働き者で謙虚で、自分の分をわきまえてしゃしゃり出ない人が多いし、
これって田舎だったからなのか分かりませんが
良い出会いばかりでした。











海沿いを真っ直ぐに行けばボルドー(ワインで有名な)ですが
今回、私たちが向かったのはアルジェレス・ガゾストという町。














ちょっと分かりにくいんですが
地図の左端の海沿いに字が切れているけど「サンセバスチャン」があって、
左端の下の角に「パンプローナ」がありますよね。
イトゥレンはそのサンセバスチャンとパンプローナの間にあります。

そして今回向かったのはルルド(Lourdesと地図には書いてある右側の真ん中辺)を少し下った場所にある
Algeres-Gazost という町です。

太い線が高速(有料)なので
一旦、サンセバスチャンの方に向かい、高速にのって
パオとタルベスの真ん中辺にあるルルド方面の出口から出て
ルルドに向かい、
そこからアルジェレス・ガゾストに向かいました。

イトゥレンからフランスの国境は直ぐで
県道を通って行くことも不可能ではありませんが、
道路も狭いし、時速も制限されているし、
山中で多分、森を走る感じになり、
迷子になる可能性も高いので
のんびり田舎を走る旅行ならいいんですが
目的地までは高速を使いました。

もちろん、間の町で有名な小さい町など名前を見て

「ガイドブックに載ってたよ~」

と停まってみたくなる町は多かったんですが
時間は限られているし、全部には行けないですよね。
また次回を楽しみにしたいです。
(またせっせと貯金~)







スペイン・バスク地方9才の娘とスペイン語学習+プチ農場体験<イトゥレン前半>

2014年05月16日 23時07分35秒 | 旅行



地中海側にあるジローナの街を後にし、次の滞在先「イトゥレン」に向かう予定だったのですが、
主人がバルセローナの自転車用品店にもう1度、寄りたいと言い出して、







(バルセローナは路上駐車と一方通行が多く、カーナビがなかったら大変でした。
カーナビも駐車中に車内に置いておくと盗られる可能性があると注意されてちょっと下りる時も持って歩きました。)


バルセローナに立ち寄ったので
バルセローナを出発したのが午後1時半くらい。






(ジローナからバルセローナに向かう途中の標識)


イトゥレンはどちらかと言うとパンプローナとサンセバスチャンの間くらいで
フランスの国境から車で15分くらいのピレネー山脈のスペイン側にあるんですが、
高速を使うとサラゴザなどを通って行くので
(ピレネー山脈があるので直線コースでは行かれない)
長時間の運転に慣れてない主人は休憩しながら行き、
結局、到着したのは午後9時。

暗くなる前のぎりぎりの時間でした。

これが暗くなっていたら絶対に到着は無理でした。











これはバルセローナの空港に行く途中にいつも見えていた墓地。
ドイツ人の友達を迎えに行って、送って行ったので
この墓地を見たのは3度目。

私、墓地って好きなんですよね。
















そして高速を永遠と走っていくわけですが、
主要都市を通る時もあれば、
高速道路がかなり離れた位置にあって都市が見えない時がありました。

この都市の名前すらもうわかりませんが・・・











長いドライブ、カーナビ見ながら、地図も見ながら
結構、主人も私も緊張して走っていて
今では良い思いでです。












サラゴザという街に向かって走っていたわけなんですが、
段々と緑が少なくなっていくんですね。















工場も多く見られるようになりました。
















何もないような場所もかなりありました。
スペインって広い~。











生活、大変そうです。










最初、この辺りで1泊してから行こうと主人は言っていたのだけど、
とんでもない。

ホテルくらいあるとは思いますが、
工場地帯という感じで何もない所です。










山の上の元修道院の廃墟という感じでしょうか。














牛の像は何故あるのか分かりませんが。












それが、パンプローナに近づくにつれて、
風車が数多く見られるようになり、











太陽光発電の為のソーラーパネルもあちこちに設置されていて、












バスク地方特有の家々が見られるようになり、













景色もピレネー山脈っぽく変わってきて
緑豊か~。

風車やソーラーパネルはバルセローナの方(ジローナやコスタブラバ)ではあまり見ませんでした。
バスク地方の方が観光よりも産業に力を入れている印象を受けました。











本当にこの辺りは自然が美しかったです。












(バスク地方の家はカタルーニャ地方とは全く違いますね)

でもカーナビがなかったらイトゥレンの町にはたどり着けなかったことでしょう。
特に高速を下りてからパンプローナの街を通貨するのはものすごく困難。
カーナビを使っていても

「本当にこの道でいいの?」

と思えるような路地に入って行くわけなんです。
パンプローナは道が複雑怪奇で一方通行が多いです。









そして偶然にもイトゥレンの街から今度の宿であるジョージーナの家まで4kmの山道を進んでいたら
サンセバスチャンでアイススケートのレッスンから帰って来たジョージーナ親子の車が迷っている私たちの車を追い越そうとして
もう直ぐ日が暮れそうで山道で迷って大変だったので
会えて良かった~。

彼女達の車の後をついていきました。




ジョージーナの経営する宿は
ネットで見つけて何度もメールのやりとりをして決めたんですが、
ホームページはこちらです。

Pyrenean Experience


ジョージーナはイギリス人女性ですが、
スペイン人で弁護士さんのご主人と2人でこの宿をやっておられます。

マリオンちゃんという桃ちゃんと同い年の9才の女の子が居て、
ここを決めた理由はマリオンちゃんは英語が母国語だと言う事、
同い年ということ、
それから桃ちゃんはスペインに行ったら農場で動物の世話をしたいのが希望だったのですが、
ジョージーナさんの近所には彼女がずっと家族のように親しくしている農場があって
いつでも桃ちゃんは行って良いよと言ってくれたから。
















何度も分岐点があるんですが、ここが最後の曲がり角。
あまりにも道が分かりにくいので
今回、地図を作製した私です。

ここからは砂利道で、ちょっと谷底に落ちて行く感じがしますが、
実際にはそんなことはありません。
マリオンちゃんは車から降りて走ってます~。















着いたら直ぐに日が暮れました。
ぎりぎりセーフ。

母屋と別棟に分かれていて、
こちらが別棟で私たちが今回、泊まらせて頂いた家です。









(ダイニング)

屋根裏に1部屋、地下に4部屋あり、
台所は共同ですが、トイレ、シャワーは各部屋にそれぞれ付いています。

寝具もタオルも人数分用意しておいてくれました。
持って行かなくてはならないのはシャンプーや石けん、歯ブラシなど、
それから食器洗い洗剤や洗濯石けんなど。











台所に隣接したソファ。これとは別に暖炉のある居間があります。















この階段を上がると屋根裏の私たちの部屋になります。











台所。












屋根裏は1つの大きな部屋ですが、
こちらが桃ちゃんのベッド。












桃ちゃんのベッドの側にある窓からの景色。












反対側が私たちのベッド。快適でした。
他にお客さんも居なかったので家を独り占め。













テラスを挟んで母屋があります。














朝、起きるとこの景色。

イトゥレンの町から山を4km入っただけのことはあります。












昼間に見るとこんな感じです。












ここに来て一番先にやったのはオレンジの木を植えることでした。

















それからジョージーナさんがフランス国境に近い大きなスーパーに連れて行ってくれました。














これがそのスーパー。今回、2回、連れて行ってもらいました。
小さい買い物はふもとの町でも十分です。

彼女は何度も山を下りるので
予め話しておき、一緒に乗せて行ってもらいました。















この週はイースターだったので
スーパーもちょっとスケジュールが変わっていました。
スペインの場合、イースターの翌日の月曜日も休日みたいです。

実はこの時期、ここに決める前に調べると
ホテルなど普段よりも値段は高かったです。












1週間の滞在の前半は本当にお天気に恵まれて、
桃ちゃんは山の子になってました~。














遠くに見える村(柵の右手の奥に見える)ですが
この場所から繋がっている道はなくて、
一旦、イトゥレンの方に下りて、
そこからその村へ続く道を行くそうなんですが、
その村を通ってさらに山の向こうに行くと奇麗な湖があるんですって。

行ってみたかったんですが、今回は無理でした。















農家のトラクターとか時々見かけます。
スペインの山道は車が1台しか通れない狭さなので
山道で車同士が出会うとどちらかがバックするんですが
彼らは慣れていてバックも速い、速い~。












臭いのも気にせず、桃ちゃん、子牛を可愛がりに行きました。
この子牛達は全部、子牛肉としてイースターの為にと殺されるそうなんです。











犬が好きな桃ちゃんは農場の犬3匹全部と直ぐに仲良しになりました。
名前も個性も覚えていて、
今でも話題にしています。

この犬はあの犬が側にいる時は絶対に触らせてくれないで守ろうとするんだよ~とか。















干し草は動物達の食料源なのでああやってビニールに入れて貯められる時に貯めておくそうです。












牛が帰ってきました。











先ずは子牛がお母さんのおっぱいを飲みます。









それからおじいちゃんが家族が飲む分の牛乳を手で絞ります。
桃ちゃんもやらせてもらいました。

桃ちゃんって自分のうんちでもオエっとなるのに
乳搾りの途中で牛がおしっこしても、
歩いてる場所がふんまみれでも
凄い匂いでも平気。










動物の匂いは気にならないんですって。
変わってる~。











マリオンちゃんは桃ちゃんに手取り足取り色々教えてくれました。














時間が空いた時は農場でサッカーのまねごと。












まだ1才の農場のお孫さん、本当に可愛い~。












それから干し草集めのお手伝いを皆でしました。














羊が帰ってくると・・・











今度は羊の乳搾りです。












数が多いので器械で絞ります。チーズ用。










桃ちゃん、こういう手伝い、大好き。
私は納屋の匂いだけでちょっと閉口しました。
運動靴が汚れるのも気になっちゃったし。
















そして、主人は毎日、自転車乗りに出かけていたのですが、
一度だけ、主人が帰って来てから徒歩で山を下りてバールで飲んだことがあって、
(写真は上から見下ろしたイトゥレンの町)

帰りは携帯にテキストしたらジョージーナさんが車で迎えに来てくれたんですが、











車が下りる道と違って徒歩の道は山道で楽しく、
しかもたった1時間で町まで下りられ
(登りはきっと大変ですが)












イトゥレンの町には2軒しかバールがないのだけど、













ジョージーナさんが勧めてくれたシドラというアップルサイダー酒、
バーテンダーさんが高い所から落として注ぐと全く味が違って本当に美味しい~。













そんなに種類はないけどピンチョスも美味しくて楽しかった~。
そしてどんどん色々食べていて
観光ガイドブック(アメリカで出版されたもの)にはバーテンダーが数えてるから
会計は相手がいくらって言ってくる・・
って書いてあったのに、

「La cuenta, por favor.(お会計、お願いします)」と言ったら、

「Cuantos pintxos teneis... ??」みたいに聞いてきて
(いくつ食べました?)

主人と2人で、ええ~と急いで数えました。
シドラ1本にピンチョス4つか5つくらいで、会計は7ユーロくらいだったかしら。












酔っぱらった主人と私はさらに歩いて隣町のバールにも行ってみることに。
町の名前に赤い斜線が引いてあるのは
ここでこの町は終わりという印です。











本当はジョージーナが川の右に気持ちの良い遊歩道があると教えてくれたのですが、
この道路沿いにある海水を使ったスパ(温泉みたいだけど多分そんなに熱くない)を覗いてみたかったのです。

値段は大人1人で1時間、22ユーロだったかな、
行ってみたかったのですが、
結局、時間が取れず無理でした。














ドネステベはジョージーナさんのご主人が法律事務所を持っている結構大きな町で
スーパーなども大きいのがあります。

大きいと言っても車なら数分で通り抜けちゃうくらいの大きさですが、
私と桃ちゃんのスペイン語の先生もこの町に住んでいました。

ちなみに地名なんですが、2つ書いてあるのは1つはバスク語で、1つはスペイン語だから。
多分、下がバスク語だと思うんですが・・・。

そういえばバルセローナやジローナでは多くの表示がカタラン語になっていて
上がカタラン語、下がスペイン語だった気が・・・。
時にはスペイン語の表記がなかったりも。
カタルーニャの人達は来年には独立出来るといいけど、という話題なども多く、
スペインから独立したいので家にカタルーニャの旗を掲げている人が多くいました。

その点、バスクの人たちはわざわざ言わなくても団結してるからみたいな自信がある気がしました。








イトゥレンとドノステベの町の間に、もう1つ小さな村があって、
それがエルゴリアガ。










村に1軒だけあったここのバール、とっても素敵でした。









ピンチョスの種類もさっきより多くて、
ここで初めてうなぎの稚魚を食べて感動した私。
今までマニラのスペイン食材店で見たけど買う勇気がなかったのです。
あ~こうやって食べるのかと発見。
にんにくやオリーブ油やハーブとマリネにしてから使うと美味しいんですね。












酢漬けのアンチョビも美味~。










私たちがハムやチーズが欲しいと言ったら
息子さんがバーテンダーをしていてお母さんが調理係という感じだったのですが、
お母さんが家にハムとチーズを切りに戻ってくれました。
恐縮~。












コーヒーはスペインの何処で飲んでも絶品です。
値段も1~1.5ユーロくらいでマニラのスターバックスより安いじゃないですか。
エスプレッソがこんなに美味しいってスペインで初めて知りました。

私のお気に入りはやっぱり un cafe cortado (ミルクをほんのちょっと入れたもの)です。
バールでは agua de grifo (水道の蛇口から出てくる水)をお願いして酔いを覚ましてましたが
後でスペイン語の先生から習った un mosto という白ぶどうジュースにオリーブの実とオレンジの輪切りが入っているものも大好きでした。









最後の3日は雨、霧でお天気にはあまり恵まれませんでしたが、
霧は霧で風情があって奇麗。

たまたまその時、桃ちゃんはちょっと風邪で・・
風邪でもマリオンちゃんの家に出かけて行って遊んでましたけど、
帰る前の日は寿司パーティーも開いて
とっても楽しかったです。

スペイン語の勉強をしたい人、英語の勉強をしたい人にお勧めかなあ。
ただ普通の語学学校のような資格があって教えるようなプロを期待するのではなく
生活の中でハイキングしながらとか、
おしゃべりしながら・・という形ではありますけど、
きちんとした授業なんてマニラや日本でも出来るわけで、
楽しい旅行にしたかったので、
そういう意味では桃ちゃんはここでの体験、一生忘れない楽しいものになりました。

あまりにも山奥なのでハイキングが好きとか
自然の中でリラックスしたいという人じゃないと楽しめないかもしれませんけど、
山を下りてバールを楽しむのもジョージーナさんは車で送り迎えしてくれると言ってくれたし
(私は歩きたかったから歩いたけど)
マリオンちゃんの学校がイトゥレンにあって朝と午後に送り迎えしているし、
時間を合わせて便乗していく手もあるので
予め話し合ってさえおけば山の中でも結構楽しいんじゃないかと思います。

今回、私たちは桃ちゃんの為にここを選んだので、
そういう意味では大正解でした。

自転車もマウンテンバイクはいいんですが、
主人はロードバイクを持って行ったので
道がイマイチで、そういう意味では物足りなかったみたいですが、
フランスの国境を超えた所まで行ったそうです。
私も行きたかったなあ~、バスクの有名な小さい町々が近いのですよ。

主人が1車線しかない山道を車で走るのが怖くて、
車を8日間、動かさなかったからですが、
車が動かせたらそういう町にも行けたのに~。

ちなみにジョージーナさんはビアリッツ(フランス)やサンセバスチャンの空港までの送迎もしてるみたいですが、
メール(英語)で要相談です。

ジョージーナさんもマリオンちゃんのバレエとかアイススケートとかの送り迎えで忙しい中、
買い物に連れて行ってくれたり、
桃ちゃんを農場に案内してくれたり、
通訳してくれたり骨を折ってくれました。

スペイン語を教えてるのはご主人様や私と桃ちゃんにスペイン語を教えてくれた素敵な女性で、
もちろんプロの教師ではないけれど、彼女は自宅で子ども向け英語教室を開いたり
ヨガを教える資格も持っていて教えたりしているんですが、
ジョージーナさんのお陰で彼女に出会えて本当に良かったです。
彼女から学んだことは本当に多かったです。
8才の娘さんも英語が上手で桃ちゃんと楽しく遊んでくれましたし。

それから、ジョージーナさんの家から徒歩、片道1時間で行かれる美味しい家庭料理を出すお店があって
ジョージーナさんのところは自炊なんですが、
料理が面倒な人はそこに毎日歩いて食べに行ってもいいくらい美味しいんですよ。

ジョージーナさんとご主人もお酒を飲みたい時は歩いて行くそうなんです。
次回はそのお店のことも紹介します。





スペイン旅行ハイライトその4<巡礼地と元修道院 Sant Pere de Rodes>

2014年05月16日 03時33分44秒 | 旅行


*注意 今回はカトリックと宗教の話しが多いので、興味のない方はスルーでお願いします。





敬虔なカトリック信者であり、主人がフロリダで法律の修士を取った時の学友であるドイツ人の友達が今回、5日間、合流してくれたことは前回、書きましたが、彼の希望でこの元修道院<Sant Pere de Rodes>を訪れました。

ところで、そのドイツ人の彼から聞いた話しなんですが、
ドイツではカトリック信者で働いている人は教会への寄付を国が税金と一緒に徴収するそうで、
なんとその額、収入の9%!

もちろん信仰してない人など払わなくてもいいのですが、
払わない人は教会の名簿から名前を消されてしまうらしくて、
そうなると、それはそれでやはり困りますよね。
結婚式とか、お葬式とか、洗礼式とか、まあ、色々ありますから。

彼はやはり強制的に徴収するのは間違っていると言っていました。

フィリピンの人の多くは日本のカトリック教会が維持費と呼んでいる毎月の支払うをする習慣がないので
それはそれでまた別の問題がありますが、
と言うか、払わない、払うという問題ではなく、
多分、活動資金が捻出出来ないので教会で日曜学校を開けないとか、
イースターやクリスマスも教会でのお祝いは一切ないなど
(個々でやるからいいと言ってしまえばそれまでですが)







丘の上の教会の下の道路に車が停めてあるのが見えるでしょうか。
あそこに車を停めて、
元修道院まで歩く事になります。













これが元修道院で、ベネディクト会のものだったようですが、
今は修道院は廃屋になっていて、政府の管轄になっていました。
そして政府が博物館として入場料を徴収していました。














元修道院は私たちが来たエンポルダ平野側からも来れますが、
この下の道はカダケスに繋がっているようで、
主人は私と桃ちゃんが灯台に行っている間、この修道院まで自転車で再度来たようです。














修道院から海を見下ろすと街が見えますが、
これはカダケスの町ではなく、
カダケスはもっと右寄りの山を越えた向こう側みたいです。

こうして見るとコスタブラバの街々は険しい山に阻まれて点々としていますね。
















修道院にあった地図なんですが、
有名なサンチャゴ・デ・コンポステラの巡礼図で、
この修道院を通り、バルセローナから近いモンセラットも通るようになっています。

コンポステラへの巡礼はローマやパリ方面から徒歩で教会や修道院を辿りながら歩く道で
いくつもの巡礼道があるんですが、
これもその一つということなのでしょうか。

山歩きの格好をした集団にも出会いましたが、
既に博物館になっている修道院でも巡礼として通るんでしょうか。
カトリックの私からするとちょっと違和感があるにはあります。
と言うのはカトリックでは聖堂にご聖体がある事が結構大事で、
ご聖体がある証拠に赤いランプを灯してあるのです。

この修道院には聖堂も、ご聖体もありませんでしたから。
博物館ですから当然と言えば当然ですが。












外はそんなに寒い日ではなかったのですが、
中はものすごく寒くて、
中を見学したくても長くは居られず、
一度外に出て体を温めて、また中に入る、を繰り返しました。
















山の傾斜に建てられたのでしょうか。
















結構広いのですが、全てがこんな感じでした。














駐車場近くの丘の上の教会の周りには住居跡もあり、
多分、修道院がある為なのか、
巡礼者が訪れる為なのか、
昔はこの教会の周りに人が沢山住んでいた感じでした。
今は誰も住んでいませんし、
住居は壊れ、土台しか残っていない感じです。


スペインでは多くの修道院や、修道院跡がありますが、
どれも山の上の人がなかなか行かれない場所にあって、
とにかく行くだけで一苦労。

車で行くのに大変なので徒歩の時代はきっとなかなか街には下りて行かなかったのでしょうね。
主人が言うには巡礼や祈りを祈願する人が食べ物を貢ぎ物として献上しに山を登ってくるので
食べ物には困らなかったんじゃないかと言うんですが
実際にはどうだったのでしょう。

スペインに行って驚いたのは殆どの人がもうカトリックの信仰を持っていないということでした。
なので巡礼に訪れる人の多くは外国人。

これはフランスでも同じで、
村に一つ、必ず教会があるのですが、
博物館のような感じで活動がないものが多かったです。

スペインの場合、まだまだ初聖体や堅信の習慣が残っていて
お友達の話しではおじいさんやおばあさんが孫達が教会の儀式を受けるのを強く希望し
お祝いをしてあげたりするので
その時だけは教会に行き、
あとは全く行かないという人が多いということでした。

そのせいか、巡礼地の周りは土産物屋さんが多かったり、
ネットで調べてもコンポステラに近い巡礼道なのにハイウェイのトラックと一緒の道だったりなど
政府はその辺を整備する気はないようだと英語のブログで不満を言っていた人がいました。

教会が自然消滅してしまうのも、これもまた時代の流れなのでしょうね。
フィリピンはまだまだカトリック信仰が強い国かもしれませんが、
実際には教会での活動はあまりありませんし、
共同体としての繋がりも低い場合が多いと思います。
田舎の教会はまた違うと思いますが、マニラは特に皆、ミサに来て、そのまま帰る人が多く、
隣に座っている人で知っている人など殆ど居ません。

その点、フィリピンのプロテスタント系教会は活動がとても盛んで
まとまりもあり、兄弟、姉妹と呼び合って助け合っている感じがします。

あくまで私の印象なので、
他の方から見たら違う場合もありますのでご了承下さい。




スペイン旅行ハイライトその3<コスタブラバなど>

2014年05月15日 02時29分49秒 | 旅行




<レスカラ: L' Escala>




レスカラはジローナ州にあるんですが、
私たちがアパートを借りたジローナの街からは車で1時間ほどの地中海添いの街。

この辺りの地中海はリアス式海岸が多いのですが、
レスカラは遠浅の浜辺があるので
気温が高くなったこの日はもう泳いでる人もいました。






レスカラには街の外れに紀元前にギリシアとローマ帝国が築いた町の発掘された遺跡もあって










フランスから高校生なども見学に来ているんですが











英語での解説もあり、










博物館もあって、










ここは必見です。









<ジローナの自転車屋さん>



ジローナの古都内にある自転車屋さんは本当に良心的で、
借りたアパートが狭い階段を4階まで上がる場所で
自転車を毎日部屋まで上げるのはちょっと無理だったので
無料で預かってくれていました。






(Bike Breaks という名前の店)

私と桃ちゃんが1日だけ自転車を借りた場所です。
(1日30ユーロ)

フランスでは自転車を借りようとしたら桃ちゃんのサイズがなかったのですが
ここではこれが一番小さい自転車で
桃ちゃんのつま先がぎりぎり付くくらいではありましたが
サイズがあったのでラッキーでした。





(英語を話す旅行者がこちらで主催するバイクツアーに参加していました)

でも自転車をそのまま入れて運べる大きさの車をレンタカーで借りていたし、
スーパーで100ユーロ以下で売っている自転車を買っても良かったかなと思いました。

スペインではジローナでもバルセローナでも自転車を車が避けてくれることがなく
ちょっと怖かったんですが
フランスでは法律で車が避けてくれるので本当に安心して乗れますし。







<カダケス:Cadaqués>



ここには画家、ダリの家があり、今は博物館として観光スポットになっているんですが
要予約で、観光案内では予約してくれず
自分で電話しなくてはならないので訪れませんでした。

スペインでは電話予約と言うのが本当に多くて
現地の親切な店の人で英語が出来る人に代わりに電話してもらったりもしましたが
(その店で買い物した時などに懇願し)
なかなか希望の時間に予約を取るのは困難でした。










桃ちゃんは磯で遊んでいる子達が羨ましくてずっと眺めていました。
ビーチサンダルもアパートに置いてきたし、
この後、靴のまま岩場に下りたりもしたんですが
もっと水に入って遊びたかったみたいです。

タオルやビーチサンダル、用意していけば良かったですが、
4月の1週目でまさか海に入れるとは思わず・・。










カダケスのお菓子とパン屋で売られていて
スペインではこういう板状のパリパリしたお菓子をたまに見ましたが
買ってみると、
これってフィリピンにもある~みたいな小麦粉と砂糖を焦がしたみたいな
単純で素朴な味で
特別美味しい~というものではなかったです。
(が、主人は気に入ってました)













カダケスの町はちょっとギリシア風で、
丘の上に建っている教会には英語が話せる親切なおじさんがいて、
色々説明してくれました。

特に祭壇から後ろを見上げるとそこにマリア像があって、
(写真がなくてごめんなさい)
そのマリア像のかんむりはエスメラルダというカダケスで取れる石で出来ているそうなのだけど
正面から見ると青く光るのです。
斜めから見ると光りません。

祭壇の明かりも1ユーロ入れると数分間、点滅する仕組みになっていて
観光客にフレンドリーな印象でした。

この教会は維持費の為に観光客にせめて1ユーロの寄付をお願いしますと書いてあるけど
このおじさんはそんなことは強制せずに
色々な説明をしてくれました。











教会の隣に猫の家があって
野良猫の保護施設なので寄付して下さい~と書いてありました。













教会の坂を降りる途中にある肉屋さんで
お勧めのチーズ、ハム、タコの塩ゆでを買ったんですが
どれもものすごく美味しかったです。

この後、真空パックになっているタコを色々なお店で買いましたが
外れがなかったです。












8km離れた「キャップ・デ・クレウス岬」までこういうバスが出ているんですが
正午に出発で、1日1本しか出ていません。

私と桃ちゃんは15分の差で乗り遅れました。
ゴルフカーみたいなミニカーを借りれますよと言われたけど
行ってみると人が居なくて
またしても電話予約が必要とかで携帯番号のみ書かれているし、
そもそも車で来ているので運転して行けばいいわけで
サイクリングで山を回っていた主人を待ってから岬の先端まで行きました。










その間、観光案内所が勧めてくれた灯台まで往復6kmのハイキングに行ったんですが
片道45分ですよ~と言われたのに
私と桃ちゃんは4時間かかりました。














その理由はこの険しい道。
途中で何度も「もう止めにして引き返そうよ~」と桃ちゃんに提案していた私。










小さい子には勧めませんが、
達成感は大きかったです。

ただスペインはフランスと違って道案内があまり親切じゃないのがイマイチ。











桃ちゃんは浜で砂遊びをするだけでも
楽しかったみたいです。

子どもに付き合うと大人はちょっと物足りないんですが
旅行は子ども中心な方が結果的には楽ですよね。









<ロセス: Roses>


(海辺はどこも奇麗でした)

これも地中海沿岸にある街ですが、
この街はあまりにも広くて
ちょっと苦難でした。












海辺にある有料駐車場は高いので
駐車しても良い町外れに停めたんですが、
(これがその場所ですが写真を撮った時はシエスタで店のシャッターが下りている)











(浜辺には犬禁止の標識があるんですが、犬を連れた人が結構居ました。)

海沿いを歩いて観光案内所まで行くのに1時間くらいかかってしまいました。











途中で遊具があって桃ちゃんが遊んでしまったり・・・












海に長く伸びた遊歩道を歩いてみたいりして
まあ、それはそれでお天気も良くて楽しかったからいいんですけど
(カダケス行きの遊覧船もここから出ていました)












海の中にはあまちゃんでお馴染みになったウニもいっぱいいましたし、
(桃ちゃんもあまちゃん見てたので)










でもやっぱり観光案内所、遠過ぎです~。

スキューバダイビングとか、
ゴルフとか、
この街は観光で栄えてる感じで、
利用の仕方によっては便利な街だとは思うんですが
観光案内所の隣の遺跡なんて外から見ても何もない遺跡なのに入園料が必要で
観光案内所と真反対にある街の外れの遺跡も灯台の近くで
桃ちゃんと1時間くらいかけて歩いて行ったけど
閉まってたし・・・
(ここも多分有料なので時間が来ると閉まるのでしょう)












観光案内所で山の上の遺跡が良いよと言われて向かう途中、
町中を歩いていて見つけた果物屋さんで
小さいみかんを4つ購入。

60セントくらいの値段で安くて甘かっただけでなく
このみかんに何度も救われた感じなほど歩き疲れたロセスでした。








同じ店で何故かカタツムリらしきものも売られていて
今回、一度も念願のカタツムリが食べられなかったんですが
一度食べてみたいです~。












遺跡は山の上にあり、舗装された道で山を登っていたのですが
午後1時になったので道路にマットを敷いてお弁当タイム。
この時はまだ暑くて、
ここでジャケットを脱いだほど。












そしてまた歩き始めると突然、冷たい風がヒューと吹いて来て
雷がゴロゴロ~と鳴り、
遠くを見ると大雨みたいな感じ。

これはやばいと、
(暑い日だったので傘を持って来なかった)

もう遺跡は諦めて急いで車に戻ったのですが
(と言っても車に戻るだけで45分くらい歩く)

危機一髪で車に入ったとたんに大雨。
暫く雨をやり過ごした後、
傘を売ってる店を探してまた1時間ほど歩きました。












ロセスの港は本当に巨大で
地中海の魚などここで水揚げされてる感じ、

結局、ロセスでは街をウロウロ歩いてるだけで時間がどんどん過ぎてしまい、
この街は車での移動が一番便利で
山の上の遺跡も車で行くべきような場所にあって
主人がサイクリングから戻った後に車で連れて行ってくれたけど
道がどんどん狭くなって、
行けども、行けどもなくて、
Uターン出来る場所で引き返して戻る事にしたら
遺跡とは全く違う名前の登山道があって、
今日は観光案内まで歩いて、
傘を探してまた歩いて、
街外れの遺跡まで歩いたら閉まっていて、
結局何もしてないので
最後に登山道でもちょっと歩こう~と登ってみたら・・・












そこが遺跡だったのです。
(観光案内所で貰った写真と同じだった)












でも何の説明もないし、
昔の住居跡なんでしょうけど、
登山道にある名前も観光案内所の名前と違うし、
ぐるっと一回りして
一応満足して車で待ってる主人の所に戻りましたが、
時間があったらネットで解説を調べたらいいんでしょうね。







<エンポルダ>



エンポルダ平野で取れるワインを求めてこの街(Peralada)にやって来たのですが
ペララダ城はシエスタで入場出来ないし、
(次の案内は午後5時過ぎとかで)
カバ(シャンペン)を買って早々に街を後にしました。

カジノなども有名ですが
(スペインはカジノがある街、多かったです)
この街はワイン祭が開かれたり、
結婚式などイベントが出来る会場があったりで
何もない時に訪れても対応してくれない感じでした。








スペイン旅行<生活編>

2014年05月14日 01時44分55秒 | 旅行



今回の旅行、本当はスペインのみの予定でした。
ところがジローナに2週間滞在している間、
主人が2年前に滞在した
フランスのピレネー山脈で自転車ロッジを経営するアイルランド人のご主人が
フェイスブックで山の素敵な写真を沢山載せたものだから
主人は行きたくて行きたくて仕方なくなり、
私と桃ちゃんは次に滞在するバスク地方の家を延長させてもらって
主人だけフランスに行くとか
色々悩んだのですが、
結局、バスク地方のホームスティ先の方も春休暇でポルトガルに行くので延長は無理と分かり、
一緒にフランスに10日間、行ってきました。

そして、私はフランス語が全く出来ないので本当に苦労しましたが
スペインもフランスもどっちも大好きになりました。


さて、今日は生活に関わる部分について少し書いてみようと思います。

先ずは携帯電話。フィリピンの携帯電話は海外で普通に使えます。
(日本では3Gをオンにしないと使えませんがヨーロッパでは何もしなくても使えました。)

ただし携帯の契約によっては海外でローミングすることを事前に伝えておかないと使えません。
安い契約だとデポジット(多く使い過ぎた時の為の先払い)を取られることもありますが、
ローミングそのものは無料。

台北で飛行機を降りた時も
台湾の携帯会社からローミングのお知らせが来ましたし、









アムステルダムではオランダの携帯会社に変わり、
(携帯会社名は左上に表示されています)

(台北空港のコンピューターが全部ダウンだとかで手作業で何かの集計してるとかで同じ出発が2時間も遅れた為、合計3時間待ちで、アムステルダムで乗り換えが1時間になってしまい、そのせいで荷物が一つ間に合わなかったんですが、台湾では同じ飛行機にまた戻るのに免税店のある場所を全部歩かされて、しかも途中で持って出た水物などは荷物検査の時に没収される仕組みだし、空港職員は感じ悪くて、あまり良い印象を持てませんでした。台湾の高知で栽培されているお茶は好きなんですけどね~。)














スペインから国境を越えたとたんにフランスの携帯会社に変わり、
(これが不思議ですよね。国境を越えたとたんなんて)









スペインではスペインの携帯会社に。

そしてテキストメッセージなどはフィリピンから受診するのは無料で、
送信すると多分60円くらい1回の送信で取られるんですが
台湾の空港で運転手さんから「子どもが重体になって緊急入院したから2万ペソ貸して」とテキストが来たりした時に
受診出来るのはやはり便利ですよね。

電話の国際電話扱いなので高いので
殆ど使いませんでしたが、
ドイツ人の友達と待ち合わせして会えなかった時など便利しました。
(彼がターミナルを知らせてなかったので格安の彼は別のターミナルに到着していた)














これはアムステルダムからバルセローナ行きの飛行機で出たサンドイッチの包装紙。
オランダで作っているのでしょう、
全てリサイクル出来るものであるだけでなく、
鶏や卵を尊重して飼育したものから作られたサンドイッチですって!



















ジローナに着いて一番先にしたのはスーパーでの買い物。
買い物はマニラより安くてちょっと感動。

マニラの方が安い品物もあるんですが
マニラでは高いけど買ってしまうヨーグルトとかワインとか
半額以下~と感激しました。














ジローナでは3つの種類の交差点があって、
横断歩道はあるけれど信号がない場合、そこに立っていると車は必ず止まってくれます。
フランスで滞在したアルジェレス・ガゾストという街では止まってくれなかったので
スペインの習慣なのかしら。

そしてこの押しボタン式がある信号では日本と同じでボタンを押すと1分くらいで自動車側の信号が黄色になりました。
押しボタンがない自動的に切り替わる信号の場合も
車は歩行者が居てもわざわざ止まらず、信号が赤の時だけ止まりますが
これは世界共通ですよね。













押しボタンには違う種類の物もありました。
















バルセローナでも、ジローナでも、ゴミ箱は街のあちこちにありました。
東京はサリンの事件以来、ゴミ箱探すの大変になりましたよね。














リサイクル屋(ジャンクショップ)。













これはジローナの城壁のトイレ。
城壁には弓矢を射る小さな穴が開いているんですが
昔、兵士達はここで番をし、トイレがないのでこういう穴から用を足していたのでしょう。

それがここには公共のトイレが少ないので
今でも使用する人が居るようで驚きです。















生活とは関係ありませんが、
藤の花は結構あちこちで見ました。












お天気が良いと城壁の上から雪をかぶって銀色に光ったピレネー山脈が見えます。
写真ではあまり感動がないですが
本当に素晴らしかったです。













ワインはこうやって樽で売られているお店も多く、
瓶を持って行くとこの値段のみで買えます。

ワインは本当に安くても美味しくて
ジローナではやはりカバ(スペイン産シャンペン)がお気に入りでした。















バルセローナにはバーガーキングなどファーストフード店も多くありましたが、
ジローナには郊外にマクドナルドがあるのみ。
マクドナルドのハンバーガーはきっと世界何処でも同じ味ですが
ここで売られているスペイン風エスプレッソコーヒー(カフェ・ソロ 又はカフェ・コルタド)はカフェに劣らない味。
もちろんカフェ・アメリカーノという普通のコーヒーもありました。
















ちょっと余談ですが主人が大好きになったバルセローナの自転車関連の販売店。
ここは高めでもっと安い店もあるらしいんですが
1時間の無料駐車券もくれるし、
お店のご主人も自転車乗り。

主人たら買った品物が好きじゃないからと10日後に領収書も持たずに交換に行ったけど
お店のご主人が快く交換してくれたんです。

自転車ケースも在庫がないので注文したけど
後から調べたら飛行機に載せられないサイズで
もう届いていたのでお店は輸送費なども払っていて損なのに
これも別の品と変えてくれました。

ドイツ人の友達がその時に一緒だったんですが
彼はドイツなら絶対にあり得ないと驚いていました。



















公衆電話はいつも思いがけない場所にあって
(これなどは海辺のピザ屋の前)
ついに使ったことはなかったのですが
スペインの場合は街のツーリストインフォメーションに行って
何々の観光したいんですが、と言っても
連絡は自分でして下さいって言われるだけなので
ツーリストインフォメーションの側に公衆電話があったら便利ですよね。

もっとも相手がスペイン語しか出来ない可能性が高いので
電話するのはちょっと躊躇してしまいます。















これは空港や観光地で結構見かけました。
今、日本でも話題の心肺停止した時の蘇生装置ですよね。













バルセローナで1泊だけしたホテル。
受付の方は皆、英語が出来るのでとっても快適でした。















駅からも歩いて近いし、
ジローナからはバルセローナ市に入る前の海岸沿いにあり場所も分かりやすく
地下の駐車場はシャッターがしっかり閉まり安全。
駐車場からホテルもインターコムで受付がテレビカメラから人を確認してから入れる仕組み。














部屋もベッドも快適でしたし、

















私が好きな足を洗う流しもついていて *注釈参照(下記)
(海が近いからですね。今回は使う必要がなかったですが。)
ここには写ってないけど小さい風呂桶もあって
桃ちゃんは歌いながら長風呂してました。

*注釈:コメントで教えて頂いたのですが、これは足を洗うものではなく、いわゆるビデだそうです。汗














そしてジローナのゴミですが、
色分けされていて、プラスチック、紙、瓶、生ゴミなど分けられているんですが、
私たちのアパートがある古都(オールドタウン)は分別の義務がなくて
毎晩集めてくれる仕組みでした。

ただ私の性分で勝手に分別して橋の向こうまで捨てに行っていたんですが
中を覗くと分別しないで捨ててる人などがいてがっかり。













このトラックはこの色だけを持ち上げて・・・












上からこうやって放り込んでました。
一定間隔でゴミ置き場があるので
このトラックはこれを繰り返して進んで行くんですが
運転手さん一人だけで全部こなしてました。

ゴミの分別に関しては私はフランス式が気に入って
それは一つの黄色い透明な袋にリサイクル出来るゴミは全部入れて出す方法なんですが
私は全部奇麗に洗って乾かしてから出したんですが
多分、透明なビニールなので他の方もそうやってるんじゃないかしら。

仕分けする人がいるそうなんです。

スペインは色別に分かれているけど中が外から見えないのを良い事に
ぐちゃぐちゃに入れてる人が多かったです。

ゴミは始めから奇麗に洗って仕分けして出したら二度手間じゃなくていいのに・・・と思うのは
私が日本人だからでしょうね。

フィリピンの場合は政府がゴミから収入を得るまでいっていず、
各家庭で売らなくてはならないので
(だからってリサイクル出来るゴミを出すと罰金を取られる)
しかもたまらないと買い取ってくれないので
家の裏がゴミ溜状態。





スペイン旅行ハイライトその2<フィゲラスとダリ美術館>

2014年05月13日 04時40分14秒 | 旅行




スペインについて書いてる人は山のように居るので
ありきたりな感じになってしまうかもしれないんですが・・・

フィゲラスは「Figueres」と書くので旅行中はずっと「フィゲレス」だと思っていました。
スペイン語は普通、アルファベットの通りに読むので。

でもネットで調べるとどうも「フィゲラス」と読むらしい・・・。

そもそも今回、私たちがアパートを借りた「ジローナ (Girona) 」もカタルーニャ語では「Gerona」と書いてヘローナと読ませるのです。そして主人が言うにはそういう地名がフィリピンにあり、やはりヘローナと呼ぶので、主人だけが道路標識に反して「ヘローナ」と呼んでいて日本人の私は何で地名を間違って読むの~と思っていたけど、このフィゲラスも主人は何故かフィゲラスと呼んでいたのです。

何も知らない主人が正しいって、
やっぱりフィリピン語との関係かしら。



ジローナの街、最初の1週間はのんびり過ごしたんですが、
2週目になって主人のフロリダ時代のドイツ人の元学友がドイツから遊びに来てくれたのです。

彼はぎりぎりに連絡してきて、
いつまで居るかもメールに書いていなかったのですが
バルセローナの空港に迎えに行き、聞いてみると5日間の滞在予定とのこと。

主人は自転車に乗るのを楽しみに来たのですが
その友人は自転車の趣味はないので
彼がいる間はコスタ・ブラバ(地中海沿いのリアス式海岸沿い)へのドライブを楽しみました。







彼をバルセローナの空港に迎えに行く前に
バルセローナでは有名なサグラダ・ファミリア(聖なる家族という意味)という建築中の教会を見に行きました。

2020年に建築終了予定とかですが
資金がないので入場料などで資金繰りしてるらしくて
でもカトリックの私からしたら教会に入るのにお金を払うって抵抗があり、
ネットで予約してないと入場券を買うだけでも何時間か並ぶと聞いて
入場するのは却下。












温かい日でバルセローナの動物園に行きましたが、
午後に行ったせいなのか動物園の飼育係が全く誰も居ず・・・

スペインに来てから本当に困ったのがこのシエスタの習慣。
店のよっては正午12時~午後5時まで閉めます。

もしかして飼育係もシエスタかしら。

動物の説明とか、本当にイマイチで
入場料もそんなに安くなかったし
(最初に調べておかなかったので驚きでした。)
動物大好きな桃ちゃんの為に行ったんですが満足度は低かったです。












(フィゲラスのパン屋さん)

フィゲラスには美味しいワインを売る店があったり、
(エンポルダ平野はワインの名産地)
ダリ美術館などがあるんですが、
ドイツ人の友達が美術館好きで
私も絵画は好きですが桃ちゃんにはちょっと無理じゃないかなと思って
反対だったけど
(だってダリってちょっと変わった人じゃないですか)
結果的には桃ちゃんも楽しめて
行って良かったです。











この美術館はダリ自身が作ったらしくて
本当に変わってます。

でも面白い。















ダリの美術作品は変わった物が有名でネットでもそういう絵が出てくるけれど
彼は本当に才能豊かな芸術家で
こんな彫刻などもあちこちにあり













ダリやピカソが魅了されたという岩だらけの岬「キャップ・デ・クレウス」からヒントを得たのではないかと思われるような岩を集めて何かの形(や人物)を作り上げる方法で描かれた絵画の数々や、













天井の巨大壁画や、

















オプティカル・イルーション的な絵など
他にも彼の才能をこれでもかと見せつける作品が山盛りという感じででした。

狭い空間に入りきれないので
こんな所にも飾るの~という場所にも飾ってありました。
















美術館の後、主人とドイツ人の友達はハンバーガー屋さんでビールとバーガー。
桃ちゃんはアイスクリーム。
(寒いのに)

と言うか、アメリカに留学する機会が多かったこのドイツ人の友人は
ハンバーガーとかピザが好きで
地元の料理には手を出しませんでした。
私は地元料理が食べたかったなあ。
(でもレストランが違うから一人だけ別の店は無理だし)

フィゲラスにはヨーロッパで一番大きい城(というか要塞)もあって
本当は行きたかったのですが
時間がなくて今回は行けませんでした。

でもネットで調べるとこの界隈にはフランス国境辺りにも同じような形の要塞が点在してるんですね。

ただ地方を観光しているとスペイン語が出来ないのが本当に不便。
次回までにもう少し勉強しておきたいです。
50才になってしまって記憶力が悪いんですが・・・。

ジローナからフィゲラスまでは車で1時間くらい。
近いんですが、高速代が片道4ユーロ弱くらいかかりました。

でもスペインの高速はフィリピンのクレジットカードが簡単に使えたので本当に楽。
私のカードで払うと数秒後にはカード会社から私の携帯にメールが入り

「ただいま、いくら支払いに使用されました。」

と出てきました。

フランスの高速では全部のカードが使用出来ず本当に苦労したので
しかも無人だし、
スペインは必ず職員が居て戸惑っていると来てくれるし
スペインの車旅行は楽でした。





スペイン旅行「ジローナ」で借りたアパート紹介

2014年05月08日 05時41分50秒 | 旅行



コメントのお返事、やっと致しました。
宜しくお願いします。

「大学の講義で使う小説本探し」

「ジローナで荷物待ち」

「スペイン旅行ハイライトその1」




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今日は私たちが最初に滞在したアパートを紹介します。
ヨーロッパには5日以上滞在する条件みたいな感じで貸し出しているアパートが沢山あります。

夏は多分、良いアパートは早く予約しないと他の人に取られてしまうと思いますが
私たちが行った時はシーズンオフなので(4月はまだまだ寒いし)
このジローナのアパートは決めていきましたが
後半のアパートは決めず、直前にネット予約しました。

そしてこのジローナのアパートは本当にお勧め。
なので紹介します。

場所はジローナの古都の中にあります。
古い町は元々城壁に囲まれた歴史ある町で、
多分、紀元前の頃から少しずつ栄えてきたんでしょう。

アラブの入浴所やユダヤ人街跡などもこのアパートの直ぐ側にあります。

そして何より私が気に入ったのは
アパートが4階にあるので
狭い階段を4階まで上がること。

運動にもなりますが、
何とも趣がある階段なのです。

近所に食品雑貨を売る店やパン屋、肉屋などもありますし、
橋を渡って直ぐにある市が管理する無料駐車場まで歩いて10分ほど。

市場なども橋を渡って散歩がてらな位置です。
ジローナの町は何処を歩いても楽しい町なんですが、
彼のアパートは私にとってもカテドラルの側の最適な場所にありました。



写真は彼のウェブサイトから拝借しました。




思ったよりずっと広く、主人と私、桃ちゃんには十分な広さ。
左にあるソファはベッドにもなるんですが
桃ちゃんは私たちと一緒に寝たので
ソファとして使いました。















でもソファベッドにするとこんな感じみたいです。
もちろん寝具なども用意しておいてくれました。













同じ階に2つのアパートがあって、
私たちが借りたのは川の側。
窓からの景色はこんな感じです。

古い町の側のアパートの方が若干安いので予約が直ぐにいっぱいになってました。
そちらの方も全然悪くないとは思いますが
日当りが良くないかもしれないので
冬はちょっと寒いかもしれません。
でも私たちが居る間に一度夏のように暑くなったことがあって、
その時は川からの直射日光が辛かったです。

















2週間お世話になった台所。
お鍋やフライパン、包丁、皮むき、まな板、様々な食器、スプーンやフォークなど揃えてあって
食材があれば直ぐに調理出来る状態でした。
油もありましたが
私はオリーブ油を買って来てそれで調理しました。















お風呂場には人数分のタオルも揃えてくれていました。















この方がアパートの大家さん、デイヴィッド君。
以前はバルセローナの大学でコンピューターエンジニアの博士号を取った後、
教鞭をとっていたそうなんですが
スペインの経済危機でリストラに遭い、
今は地元でヨガを教えています。
幼稚園の先生をしている可愛い奥様とお人形さんのような4才の可愛いお嬢さんがおられます。

アパートはホテルと違ってきちんとお掃除して返すんですが
お掃除道具も置いてありますし
小さいアパートなのでさっさとお掃除出来て楽でした。

ワイファイ(無線LAN)のトラブルも2週間の滞在中になかったですし
たまたま私たちの次に借りる人との間、2日間、空いていたので
滞在を2日延長しました。

彼らは1階下の3階に住んでいるので
一度、深夜にバルセローナから帰宅して鍵が見つからなかった時、
大家さんを起こして合鍵を貸してもらいました。

大家さんが近いのは何かと聞けるし助かります。
彼は英語も達者なので本当に楽でした。

予約はウェブサイトからでもメールでやり取りした後でも大丈夫で、
支払いは主人の場合は「PayPal」を使用しました。
クレジットカード番号を入れるとそこから 「PayPal」に支払いが行きますが
相手がいくらの請求をしていると連絡が来て
その金額と手数料を「PayPal」に支払うので
相手にクレジットカード番号を教えなくてすみます。


つまり勝手に引き落とされたりしないのです。
こちらが金額を確認して、
その金額をカードから払う仕組みです。

ヨーロッパに住んでいる人なら銀行振込なども手軽でいいんでしょうけれど
海外からだとそれは高くつきますよね。

金額は季節によっても違うと思うんですが
私たちが利用したのはオフシーズンだったので
1日50ユーロでした。

ホテルでも安い所はそれくらいでもあるかもしれませんが
調理出来る所が良かったのと
ホテルよりはアパートの方がずっと安全なので
(他人が出入り出来ないですから)
ご飯は面倒なら近くに安くて美味しいレストランやお店が沢山あるし
(バルセローナの半額くらい)
家族で旅行する場合、アパートが便利だと思いました。



こちらがそのアパートのウェブサイトです。

ジローナ(スペイン) アパート「リバーサイド」のホームページ

 
連絡先:

大家さん氏名 David Lloret
メールアドレス  info@gironariverside.net
電話番号 +34-655341258
住所 Ballesteries, 23, 2 / 17004 Giroina / Catalunya (Spain)







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<余談>

日曜日にマニラに戻って来てまだ4、5日。
旅行中はメイドさんや運転手さんのストレスから解放され、
のびのびしていましたが、
家に帰ってみるとメイドさんがお金のことで揉めていたり、
運転手さんのお父さんが私たちが旅行中に亡くなりお香典に2万5千円相当くらいあげたのに
まだ足りないから借金させて~とか、
この運転手さん、前にも書きましたが、
貯金すると不運が訪れると信じて貯金してなかった人なんです。

もうすぐ2才の娘さんが風邪と下痢から脱水症になったのに医者に診せず
意識不明の重体になって入院費がないから私たちが旅行中に貸してと携帯メールが来たりして
(貸さないで娘さんに何かあったら後味悪いので貸しましたが)
じゃあやっぱり貯金してなくても不運になるでしょ~と言いたいところ。
(言っても理解出来ないと思うので言いませんが)

メイドさんの居ない生活があまりにも楽なので
主人もつくづく考えちゃっていました。
マンション(コンドミニアム)ならメイドさん居なくてもやっていけそうですよね。

でも主人はやっぱりマンション向きじゃないのか、
マンションには住みたくなさそうです。