まず、精子と卵子の違いを見てみましょう。
大きな特徴としては・・・
卵子・・・大きい。不動
精子・・・小さい。動く
と、大きな違いがあります。
それぞれの特徴を見ながら、その役割は何なのか、考えてみましょう。。。
●卵子が大きいのはなんで??
ちょうど卵の黄身を想像してみてください。なるほど大きい!
しかし、その殆どは栄養分。卵子が大きいのは沢山の栄養=エネルギーを蓄えているからなのです。
受精した後、受精卵は一気に体細胞分裂を始めます。
しかし、自ら栄養分を摂れるようになるまでには相当の分裂が必要。
当然相当のエネルギーが必要になります。
その為のエネルギーを蓄える為にも、卵子は運動をせず大きくなって行きました
つまり・・・
卵子は発生(初期分裂)に備えるため、という役割に特化していったのです!
●精子が動くのはなんで??
最大の理由は「出会うため」です!
当然、受精するというのが最大の課題ですが、その為には確実にたどり着く必要があります。
そこで、卵子→不動、精子→運動という組み合わせをつくりを作り、精子は運動能力は運動能力を特化していったのです。
たしかに、どっちも動き回るより、片方は動かずに受け止める、という方が出会う確率は高そうだし、
動かない分卵子もより沢山のエネルギーを蓄えることが出来る。
こちらの方が合理的です
つまり、
精子:「運動=受精」
卵子:「蓄積=発生」
にそれぞれ特化していったと考えることが出来そうです。
そして受精→発生の過程を専門分化することで、より高度で可能性の高いシステムを構築して行ったのです。
最後に「淘汰過程」のお話。
放出された何億個もの精子の内、受精できる精子はたった一つ。
その道のりも長く険しいもので、そこを乗り越えた「運動能力の高い」精子が受精、次世代の種を残すことが出来ます。
他の精子達も、一番生きのいいたった一つが受精する為の路を切り開いていると見ることも出来ます。
精子の淘汰過程はイメージしやすいのですが、卵子はどうなの?というと、ここにもしっかり淘汰過程は存在しています。
卵子の基となる卵母細胞は、は胎児の時が一番多く、(約700万個)
それが一生を通じて排卵される約400個の卵子へと選別されて行き、他は栄養分となって行きます。
つまり、受精のための淘汰原理は、精子も卵子も、
適応種を次世代に残すための共同作業とも言えるのです。
精卵分化と淘汰適応
こうして生殖を通じてより高度な進化、適応を実現してきたのです。
このように、精子卵子の特徴からその役割と進化適応の為の可能性を見てきました。
それだけでも大きな気付きだったのですが、なんで屋劇場ではさらに踏み込んだ検証を行いました。
その中身は、次のレポートに委ねたいと思います!
ご静聴有難うございました!!
なるほど!と思った方、クリックお願いします!
大きな特徴としては・・・
卵子・・・大きい。不動
精子・・・小さい。動く
と、大きな違いがあります。
それぞれの特徴を見ながら、その役割は何なのか、考えてみましょう。。。
●卵子が大きいのはなんで??
ちょうど卵の黄身を想像してみてください。なるほど大きい!
しかし、その殆どは栄養分。卵子が大きいのは沢山の栄養=エネルギーを蓄えているからなのです。
受精した後、受精卵は一気に体細胞分裂を始めます。
しかし、自ら栄養分を摂れるようになるまでには相当の分裂が必要。
当然相当のエネルギーが必要になります。
その為のエネルギーを蓄える為にも、卵子は運動をせず大きくなって行きました
つまり・・・
卵子は発生(初期分裂)に備えるため、という役割に特化していったのです!
●精子が動くのはなんで??
最大の理由は「出会うため」です!
当然、受精するというのが最大の課題ですが、その為には確実にたどり着く必要があります。
そこで、卵子→不動、精子→運動という組み合わせをつくりを作り、精子は運動能力は運動能力を特化していったのです。
たしかに、どっちも動き回るより、片方は動かずに受け止める、という方が出会う確率は高そうだし、
動かない分卵子もより沢山のエネルギーを蓄えることが出来る。
こちらの方が合理的です
つまり、
精子:「運動=受精」
卵子:「蓄積=発生」
にそれぞれ特化していったと考えることが出来そうです。
そして受精→発生の過程を専門分化することで、より高度で可能性の高いシステムを構築して行ったのです。
最後に「淘汰過程」のお話。
放出された何億個もの精子の内、受精できる精子はたった一つ。
その道のりも長く険しいもので、そこを乗り越えた「運動能力の高い」精子が受精、次世代の種を残すことが出来ます。
他の精子達も、一番生きのいいたった一つが受精する為の路を切り開いていると見ることも出来ます。
精子の淘汰過程はイメージしやすいのですが、卵子はどうなの?というと、ここにもしっかり淘汰過程は存在しています。
卵子の基となる卵母細胞は、は胎児の時が一番多く、(約700万個)
それが一生を通じて排卵される約400個の卵子へと選別されて行き、他は栄養分となって行きます。
つまり、受精のための淘汰原理は、精子も卵子も、
適応種を次世代に残すための共同作業とも言えるのです。
精卵分化と淘汰適応
こうして生殖を通じてより高度な進化、適応を実現してきたのです。
このように、精子卵子の特徴からその役割と進化適応の為の可能性を見てきました。
それだけでも大きな気付きだったのですが、なんで屋劇場ではさらに踏み込んだ検証を行いました。
その中身は、次のレポートに委ねたいと思います!
ご静聴有難うございました!!
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生物史って難しいぃと思っていたけど、
多くが体の中で起こっていることなんですよね
細胞や、卵子や精子は
外圧に適応するにはどうする?
上手くいくには?
を常に追求してる。
それで私たちは生まれてきた。そして今も生きてる。
感謝の幅が広がりますね。
そして課題に向かっていこう
ってやる気UP
ありがとうございます
読んでて疑問が出てきたんですが、鳥類の卵子よりも哺乳類の卵子が小さいのは胎生だからってことでいいんですかね??
鳥類は「黄身」という形で間接的に母親からもらった栄養をもとに卵の中でひよこになって生まれてくる。
哺乳類は胎盤から直接母親の栄養をもらえるので、「黄身」は小さくていい。ってことですね
車とか単車の競技車両の開発を見ていると、効率よく動くために必要なことがわかるんです。
まずは「軽く」「小さく」「薄く」する。物理的なフリクションロスを最小限にするわけです。それから動力性能を高める。
動く事を宿命付けられた精子の姿がそれと重なって、なにかすごく納得してしまいました。