ブログ de なんで屋 @東京

みんなで「これからの社会」を考えるために、『場』と『認識』を提供する社会事業です。

ネットサロン:「家庭を聖域にしてはいけない」~「学校ってどうなってるの?」→もう少しで100投稿!!

2008-12-22 01:23:35 | ネットサロン
皆さんこんにちは。
サロン紹介シリーズ第?弾!です。
今回は隔週火曜日の「ネットサロン」でブログ『家庭を聖域にしてはいけない』の記事を担当しているグループです!

この『家庭を聖域にしてはいけない』は、現在東京大阪各々2グループが担当しているんですが、最近は、「不登校」「婚姻史」などのシリーズが組まれ、家庭問題、教育問題などの追求が進んでいますが、我がグループがここ1年半程継続しているのは、シリーズ『学校ってどうなってるの?』で、現在89投稿、年明けには、なななななんと、シリーズ100投稿突破が視野に入ってきました(長すぎ
因みに、このシリーズに入る前は「いじめ」シリーズをやってましたよ。


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でっ、まずちょっとこの『学校ってどうなってるの?』シリーズのこれまでの流れを振り返ってみたいと思います。
大きくは、以下のように、『問題現象把握』時代、それらの原因を探るための『歴史分析』時代、そして、とある理由から突然はじまった『学力低下』時代の3期に分けられ、現在も着々と学力低下問題についての分析が進んでいます。
※【】内は日付、その次の数字はシリーズ通算ナンバー

『問題現象把握』
【070531】学校ってどうなってるの?~不登校の現状⇒「るいネット」by「Kにょ」
【070609】1~学級崩壊、体罰、先生の犯罪など・・・問題点や新しい試みの調査
【070705】15中間まとめ
【070812】16~学校の歴史、私学、先生今昔、学校への期待

『歴史分析』
【070906】22中間まとめ2・・・江戸時代から現在までの外圧と教育制度について仮説
【071019】23~江戸シリーズ
【080103】39江戸まとめ図解
【080104】40~明治シリーズ・・・まとめには至っていない⇒どうする?

『学力低下』
【080303】51類グループ・類塾の問題意識を受け、「学力低下」シリーズスタート
【080516】デモ「学力低下をどうする?!」第1段
【080613】デモ「学力低下をどうする?!」第2段
【080817】69デモ「学力低下を゛とうする?!」第3段=◎完成版!
【080818】70教科書の歴史
【080903】71~デモ完成版の展開に沿って改めて各々の内容を追求


『学力低下』シリーズについては、現在進行中なので、また次の機会に改めて内容をご紹介するとして、今回は『歴史分析』から、江戸シリーズのさわりをご紹介しようかと。(冒頭の図は、「江戸まとめ図解」です。)
江戸時代っていうのは、凄く魅力的で面白い時代で、我々メンバーも、どっぷり浸かりました~
詳しくは、江戸シリーズのまとめに当たる、 「学校ってどうなってるの?39 ~【まとめ図解】江戸時代の外圧⇒国家統合体制⇒教育制度」を読んでみてくださいね。

ここで大きな図解が見れます


江戸時代の教育と言えば、パッと思い浮かぶのが庶民の学校である「寺子屋」ですね。また、武士は「藩校」で勉強していました。江戸時代はこれらの仕組みによって、当時の世界でもかなり高いレベルの教育水準を実現していたようです。

でっ、寺子屋を色々調べると面白いのが、先生は地域の名士が担い、月謝は払えるだけでいい(私権よりも役割充足)・・・教育というものが、地域の若者の育成というみんな課題として位置づけられており、更に上位には、地域=藩の豊かさ実現という課題があったようなんです。

更に、なぜそのような仕組みになるかを解明するために江戸時代の外圧が何で、それに対し国家の統合がどのように実現されていたかを追求した結果、冒頭の図解のような形に行き着いたわけです。

ポイントは・・・

鎖国していたとはいえ、幕府だけは貿易も行っており、西洋も含む海外の状況=外圧は、概ね把握していた。

■そんな中、国家体制を固める幹は、「幕藩体制」=強力な序列体制であった。( 「士農工商」は、一般の印象とは異なり、“序列”というよりゆるやかな役割分担に近い

■幕府は、武力規範圧力法・制度圧力経済力によって各藩を統制。とりわけ興味深いのは、初期段階で“武断政治”から“文治政治”に転換しており、武力よりも教育の力や法・制度、更に経済力を武器にしていたこと。

武力:“旗本八万旗”と圧倒的。刃向かえば減封・改易。
規範圧力:朱子学によって幕府を正当化。“武士道”のような曖昧な規範を超越。
法・制度圧力:法度、御触れによる観念統合。寺請制度、三貨制度など。
◎経済力:天領直轄、幕府700万石、貿易独占、夫役や参勤交代により藩財政締付け。
※欧米のような金貸し主導でなく、幕府による通貨制度整備。

そして、各藩において、こうした幕府からの圧力に対抗するためには地域経済の発展が不可欠であり、加えて農業(生産)技術の発展が不可欠であり、こうした藩全体の課題(死活問題)の中、藩校や、“みんなで若者を育てる”寺子屋(読み書き・算盤)が発達したものと思われます。

■そして、そうした体制を支えたもう一つの要因が、当時は江戸の町屋であれ、農村であれ、(武家以外は)母系制・・・つまり共同体が中心であり、ベースとして若衆宿や若者組によって集団規範教育が行われていたという点も興味深い点です。

■ところが、明治に入り、欧米からの市場化圧力下、明治政府は「脱亜入欧」の掛け声のもと、地租改正により私有制を導入、共同体は解体され、バラバラの個人になってゆく・・・・と共に「学力低下」が進む様については、続く『学力低下』シリーズで明らかなになった通りです。( 「学校ってどうなってるの?69~「学力低下をどうする?!」第三弾!」


因みに、引き続き明治時代の分析に入ったのですが、『学力低下』が割り込んだ関係で中断中・・・『学力低下』が一旦終了し次第、この間話題の「大学の歴史」なども踏まえながら再開する・・・かもしれません。

もう一つ、この『学校ってどうなってるの?』シリーズ第1投稿は実は今や週110万アクセスを誇る『るいネット』  に成されたことを知る人は少ないと思いますが、その投稿者であるKにょが先頃我がグループに加入しました

そして、なんと、『学校ってどうなってるの?』のこれまでの約100投稿のインデックス作成の任に当たることになりました
年明け(2月くらい?)にはアップされると思いますので、楽しみにしていてください

それでは、今後とも『家庭を聖域にしてはいけない』をよろしく~

Genでした。



■みんなも「ネットサロン」に来て勉強しませんか

----------東京----------

<日 時>
火・木・土 p.m.7:00~11:00
(祝祭日は除く)
予定表

<場 所>
(株)類設計室・類グループ 東京本社3F

<参加費>
一般   : 500円/1回
中・高生 : 300円/1回

参加を希望される方はコチラにメールを



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2 コメント

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小冊子に出来る? (kawaix)
2008-12-22 21:14:09
家庭ブログの学校シリーズ、あっというまに100投稿ですか!

すごいですね。

たま~に、記事が長くて読み飛ばしちゃうんですが(汗)、インデックスがまとめられると、改めて課題や全体像が整理されそうですね。

まとめ楽しみにしてます!
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来年の課題は・・・ (Gen)
2008-12-26 00:50:40
kawaixさんコメントありがとうございます。

インデックスを作成することで、埋もれた投稿を発掘し、すぐに探し出せるようにしようとも思っています。

あと、来年は「コンパクトにまとめる」を課題にしていきますよ
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