不覚にも

本屋さんにて。

猫が主人公の絵本。
「わたしのげぼく」

げぼくってヒドイなあ…(苦笑)

うちの猫に髪型が似ているなあと思って、何となく手に取ってみた。

帯に「涙が止まりません」とか書いてあって、「まーたこんなの、お涙頂戴かよ」と思いながらパラパラ読んでいたら、いつの間にか涙で文字が見えなくなっていた。

勝手に人間が猫の気持ちを想像しているだけなんだろうけど、こんな風に飼い主の事を思ってくれたらいいなと、そう思ったら何だか泣けてきた。

やばい。鼻水まで出そうになる。本屋さんなのに。

あくびするふりをして、その本をレジに持っていった。


家に帰ると、絵本の猫と同じ顔で私(ごはんの時間)を待ち構えていた。