オレンジさんの気持ち

そのまま、通り過ぎたくないなぁ…と思った時間(瞬間)の保管スペースです。
それと素材を大切にできたお料理をすこし…

うどん屋でやぎを飼っているお話

2010-01-18 23:32:38 | ののかさんの絵本

今日は昼食が1時間ずれたので、知り合いのうどん屋へ行きました。

 お客のピークはすぎていたので、数人ほど。

 ののかは「わかめうどん250円」

 食べていると後ろの席の方から、お客のおっちゃんの大きなダミ声がしました。

 「おう!姉ちゃん(オバチャンのこと)テッシュペーパーがないやんか!!」

おばちゃんが

 「ああ。うちにはやぎおるけんなぁ…」

「ん!やぎ?」

ののかも思わず耳を疑っていると

今度はカウンターの中から娘さんが

「そうや。うちはやぎを飼っているからテッシュペーパーがすぐなくなるんよ…」の声

そーいうことですか…と思わずわからないように「くすくす」と笑ってしまいました。

 今度どこかで、ののかも使ってみよっと…

 

 *  もし…のかがそんな場面に出会ったら…   

   「すいません。すぐにお持ちしまーす」なーんて固い返事をしたかもしれません。             

   「やぎを飼っているから…」とすまして返事をもらったら…

   おっちゃんだって 「それは仕方ないなぁ…」と笑ってしまいますよね。 

   聞いていたののかも他のお客さまも笑ってしまったのですから…

   一見めちゃくちゃ、くだけたおばちゃんだと思われますが、注意した方も

   食事に来ていたお客様みーんなを

   不愉快にさせないおばちゃんの素早い状況判断の的確さ…(スゴイ

    食事は楽しく食べたいですから… ね。

   帰る時、おばちゃんはちゃんとお客様を見ていて

   「ありがとうございました」の次に…

   「寒いからお気をつけて…」とか

  「今日はお待たせしてすみません…」とか

   「いってらっしゃーい」とか、などなど言葉を選んで

   声をかけてくれます。

 

  今日も読んでいただいてありがとうございました。                               

   ののか  

 

 

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ののかさんと菜の花

2010-01-17 19:12:30 | ののかさんの絵本

先週の休日のお話です。

ののかさんは夕方、近くの市場に野菜を買いに行きました。

 トマト、キャベツ、レモン、しょうがなどなど買い込んでレジへ向かいましたが、途中でその足がぴたりと、止まりました。

足元の大きな籐のかごの底に、ひとつだけ残った菜の花の袋をみつけたのです。

 「あらっ。もう、菜の花が出てる…」

今はまだ1月… 旬の野菜としてではなくて、季節を先取りしたお野菜や果物たちはいつもより少々お値段は高めです。

 ののかさんが見つけた菜の花の袋は、いつから市場に並んでいたのでしょうか… 何回か赤いマジックでプライスダウンされたものでした。(なのに売れ残っている…)

いつもは店頭で楽しむだけの先取りのお野菜だって、鮮度が命…

 少しずつプライスダウンしてそれでも売れなかったら廃棄処分。

 生ゴミになっちゃうそんなお野菜やくだものだって、せっかく季節を先取りして、最初はきっと次の季節を告げる使者として、「えっへん!!」なーんて胸を張りながら籐のかごの中におさまったんだろうな…

ののかさんと目があった菜の花も少し「くたー」としなびてきてるし、今日はもう閉店だから明日には生ゴミ行きかも…

 なーんて思いながら見ていたら、どこかから 「お願いです。買ってください」って声がしたような気がしました。

 オカシイデスヨネ…

でもそんな感じがして、その場を離れることができなくなってしまって、ひょいと買い物かごの中へ菜の花の袋を入れました。( ほっ! )

 お家で買ってきた菜の花を台所のテーブルの上に置いてののかさんは尋ねました。」

 「あなたは、どうお料理してほしいの?」

菜の花はやはり、しなびかけてきているからか元気がありません。

「お水がほしいなぁ…」

ののかさんには小さな声が聞こえたような気がしました。 「

じゃぁ、まずはテーブルの上に飾って一足早い春を楽しみましょうか…」

そういって、菜の花の茎を少しクッキングはさみで切って大きなピッチャーの中に入れて テーブルの真ん中に置きました。

次の朝、菜の花はとっても元気になって葉っぱもみずみずしくなって黄色のお花もしゃんと しています。」

ののかさんは、とってもうれしくなりました。

 「もう少し見ていたいなぁ…」なんだか、すぐにいただくのがもったいなくなって、 しばらくの間、ののかさんのちのテーブルをそのかわいらしい黄色いお花とつやつやの緑の 葉っぱで明るくしてもらうことにしました。

 でも、この菜の花は市場で買ったものです。

 ちゃんとわかっていますよ。ののかさんは…

次の日のお昼に菜の花をいただくことにしました。

 ののかさんが菜の花に尋ねます。

「あなたはどんなお料理になりたいのかしら?」

 今度は元気になった菜の花が答えます。

 「元気になった私をそのまま食べてください…」 ののかさんにはそう聞こえたように思いました。

 ののかさんはすばやく菜の花を水で洗いました。 まな板の上で「とんとんとん…」ひと口サイズに切ります。

 コンロの上には大きな鍋でお湯がぐらぐら沸いています。」

その鍋の中に塩を「ざーっ」と入れて、小さな鍋に少しお湯を取り分けました。

 その小さな鍋もコンロにかけます。

 「クックックッ…」コンロにかけた小さな鍋もすぐにお湯が沸きました。

 ののかさんはその小さな鍋に菜の花を入れたと思ったらすぐにお湯を捨てて、菜の花をざる にとり出します。

 「ジャー」今度は冷たい冬の水で勢いよく菜の花を洗います。

 「ひゃーっ。冷たくて気持ちがいい!!」そんな菜の花の声が聞こえてきそうです。

菜の花はざるの上でしばし…おやすみしてていただきましょうか….

 ののかさん次は火にかけた大きな鍋にパスタの束をばらばらとほぐしながら入れてぐるぐるかき混ぜます。

 となりのコンロには熱くなったオリーブ油がフライパンの中で ガーリックのみじん切りやベーコンを待っています。

 「ジューッ」ガーリックは「チリチリフリフリ…」とダンスを踊ります。

 ベーコンもフライパンの中に入れたら「んー」いい音といいにおいがしてきました。

ののかさんはパスタの鍋から1本パスタを取り出し「チュルリ」と食べます。

 パスタの堅さをみているのです。

「うん。」とうなずいて、すばやくパスタの湯を捨てます。

「もくもくもく…」白い雲みたいな、おおきな湯気が立ち込めます。

 ののかさんはそんなことおかまいなしで、どんどん茹で立てのパスタをフライパンに投入。

 ( 手早く手早く…そう、ののかさんは心の中で自分に言い聞かせます。)

 今度は大きくフライパンを振ります。

 「ぽおーん!」

パスタやベーコンやガーリックが勢いよく宙に飛び出して 「すっとん!」またフライパンの中に戻ってきました。

 水で洗って手でちぎったレタスと、ざるの上で待ってた、茹でたての菜の花が登場です。

菜の花は飾りの分だけ残しておいてフライパンの中へいれました。

 塩コショウで味を調えます。

こで少し「だし醤油」をかくし味に使うのが「 ののか流 」です。

お皿に盛って残しておいた菜の花を飾ります。

(できたできた、さぁ食べましょう)

「おいしくいだだきます。」ののかさんが声に出していいました。

 「ありがとう…」 どこからか菜の花の声がまた、聞こえたような気がしました。

 まだまださむいですね。

今日はこの冬一番の寒さだそうです。

さっきテレビので言ってました。

でもね、この菜の花のように春は少しずつやってきているんです。

 ガラス越しのお日さまの光がすこしずつですが、暖かくて心地いい…

それに、 「ぴかぴか…」と日差しが輝いてきたと思いませんか?

 ののかは冬もおいしいので!?大好きですが、春も大好きです。

 「春もおいしいから…!?」んふふ、それもありますが…

それはまた…春のお楽しみです。

今日も見ていただいてありがとうございました。

 お話の事…

ののかは、 本が大好きです。( このことはまたの機会に… )

 近年、ボランティアで本の読み聞かせをさせていただける機会をいただきました。

 お話を聞く、子どもたちの食い入るような瞳にドッキリ!!

…したと同時に 絵本が好きだって事を思い出させてもらいました。

 いくつか、ののかにも書きたいストーリがあります。

 でも、なかなか形にできない…。

 そんな日々の中で、先日とても辛いことがありました。

辛い気持ちほど、口に出していう事ができなくなります。

 背中を押してもらえたので、少しだけ勇気を出そうと思いました。

 泣くのをがまんして言葉にしてみました。

ちゃんと声に出していう事は、とても大切なんだとよく わかりました。

 ののかが元気になるには、どうしたらいいのかなぁ…?

そう考えれるようになりました。

今日は、きのうの夜に、「明日はリフレッシュする日!!」と決めて 好きな音楽を聴きながら こんなお話(本当にあった事ですが…)を書いてみました。

 日常のほんの些細な出来事ですが大切にしたい想いが、いっぱい いっぱい詰まっています。

きっとまだ下手な文章ですから、伝えたいこともほとんど伝わっていないでしょうから、 このお話も、どんどん訂正していこうと思います。

 やさしい言葉から元気をもらえるように…

ののかも、そんなやさしいお話を書きたい…

元気になれるお話を書きたい…

 

そして、元気になれるように…

リフレッシュする日を提案してくれた…

背中を押してくださった…

あなたに感謝をこめて…

 

                                            ののか

                                         2010・1・15

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