必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第20作 必殺渡し人 第03話「大元締の前で渡します」

2016年06月18日 | 第20作 必殺渡し人



【ストーリー】
お沢は失われた記憶の悪夢を見るようになっていた。
お沢は過去の記憶を求めふらふらと外を出歩いていたが、そこを女さらいの悪人たちに連れ去られてしまう。
同じ頃、上方から白不動の大元締が忍を訪ねてきた。
最近江戸でさらわれた女たちが上方で売り飛ばされ、その女たちから多くの殺しの依頼が入っているという。
大元締の依頼を受けた渡し人たちは同心・坂井と口入屋・相模屋がその黒幕と突き止めて彼らを殺すが、その現場を捕まっていたお沢に見られてしまっていた。
お沢は記憶も全て思い出し、白不動の大元締は殺し屋の掟に従いお沢の始末を要求する。
三日間の猶予を申し出た忍は、大元締が仕掛かっている外道渡し人の始末を先に行い、それを引き換えにお沢の助命を願い出ようとする。
必死で外道渡し人を探す大吉は、大元締直属の手下・影の男が怪しいと睨む。

【知ってるゲスト】
御木本伸介、内田勝正、永野辰弥

【名シーン】
①お直の不吉な予感
お直「うち心配やねんもん。あんた…あんたどっか飛んで行きそうな気がして」

↑残念ながらお直の不吉な予感は最終回に現実のものに…。

②逃げ出そうとする大吉
惣太「おう大吉!…どうしたんだよ、その荷物?」
大吉「頼む、見逃してくれ…。この通りだ、見逃してくれ!」

↑渡し人になったばかりなのに、もう掟を破ろうとする大吉。
 見た目は捨三とほとんど同じ大吉だけど、捨三に比べるとだいぶレベルが低い。

③お沢、渡し人になる
大元締「思うたより腹が据わっとる。
    ここに来てからというものは泣き言は無論、命乞いもせんかった。
    これなら務まるやろ…渡し人や!
    仲間に入れば、見られたも知られたもないやろ。
    けど、肝心なのはあんたの気持ちや」
 お沢「どうぞ、仲間に入れて下さいまし」
大元締「これで決まりやな…」

↑悪党だった影の男を殺してお沢を見逃してもらおうとする渡し人たちもどうかと思ったが、
 大元締も案外適当な人なのか、この程度の理由でお沢を許してしまう。