なごらいの活動レポート

なごや外来種を考える会
・・・略して「なごらい」です。
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雨の中 第4回ゼミ 洗堰オオキンケイギク

2012-07-14 | 日記
‘12年7月1日10:00~11:00

あいにくの雨の中、洗堰オオキンケイギク駆除実験を予定通り行いました。
当会メンバー3人と女性ゼミ生1名が集まってくれました。
しかし雨の作業で風邪でも引いては何にもならないので時間短縮バージョンです。
駆け足で試験体の視認メモをして、全員車の中へ駆け込んで検証と意見交換を行いました。


 
結果は根ごと抜き取ったAパターンの葉の2ヵ月後再成立が33%、刈り取ったBと切り口に竹酢液をかけたCが100%です。
先月ゼロだったAが33%再生したのは、根ごと抜き取ったつもりでも多少残った根が2ヵ月後までに葉を出したものと思われます。
続いて2ヵ月後花まで再生したものはAパターンで7%、Bで40%、Cで57%。
BとCの再成立が逆転している意味はよくわかりません。
刈り取った切り口に弱らせるための竹酢液をかけたものは、葉の伸び方は遅らせていたのですが、花の再生率はむしろ高いと言うことです。矛盾していますね。日の当たり方など別の要因が働いたかもしれません。
さらに2ヵ月後に実を付けていたのはAパターンで0%、BとCで7%でした。

  

今回の実験の経過観察でわかったことは、オオキンケイギクの駆除に草刈り機で効率的に刈り取ってもその年の夏までには再生結実まで進むため、意味がない。駆除に効果を求めるならば人力で抜き取るべきである、と言うことです。
この実験の経過観察は来年の春まで続け、根ごと引き抜いたものの再成率を見ていきます。
関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。