ワタシの知人に 60歳に近いというのに “イケメン” と呼ばれている人がいます！
なんてことはありません。コースで よく 池ポチャするので “池メン” と呼ばれているだけ（笑）。
タイのゴルフ場は、日本より圧倒的に池が多いですからネ。タイ人でも外国人でも、実に
”池メン” が多いことになります ・・・
ところで、この池に落ちたボールは、誰の所有になるのでしょう？ 日本では、池に落ちた
ボールの所有権は、プレーヤーが放棄したと見なされ、ゴルフ場に移るんだそうです。
法的にそうなっているそうですヨ。 放棄なんて、したくありませんが仕方ないですなぁ～
いつでしたか、あるゴルフ場でウエットスーツと空気ボンベを 用意して、コース内の池に
（深さ１メートル前後）潜り、650個（時価32,550円相当）のボールを盗んだとして、窃盗の
疑いで52歳の男が逮捕されたことがありました。 「自分で使うつもりだった」と供述。
その男も池メンだったのかな。男の気持ちも分からないでもないけど、珍しい事件でした。
そう言えば 昔のタイのゴルフ場では、今では滅多に見かけませんが、池に 入った
ボールを 探す男たちや子供が、どのコースでもいたもんです。勿論 ウエットスーツや
空気ボンベなんぞ着けていません。半ズボン一枚の素潜りです。それは、それは見事な
潜りで子供でも結構 拾い上げていたものです。
そして集めたボールをプレーしている最中、ロストボールとして 直接 売りに来ます。
新しいボール、傷ついたボールと色々あり、値段の交渉が楽しかったことを 思い出しますネ。
何気なく買っていましたが、今振り返ると元手は要りませんのでいい商売ですよねぇ～
ゴルフ場も「勝手にどうぞ」という感じで、そんな細かいこと等 まったく気にしません。
そんなノンビリした雰囲気のゴルフ場が好きですねぇ～ 地方のゴルフ場には、
このノンビリさは、今でもまだまだ残っています。
子供は子供で、拾ったボールを元締めへ持参して、こずかいを貰ったり、色々でした。また
そんなロストボールが そのゴルフ場の沿道近くの店頭で売られています。初めて見た時は、
卵を売っているのかと思いましたヨ（苦笑）。
名前を入れておいて「これは自分のボールだ」と言っても、タイのルールでも、すでにその
ボールの所有者は店主のものです！ そんな風情もいつか 消えてゆくのでしょうか ・・・
日本では ゴルフ場によっても異なるでしょうが “池さらい” で回収し、 販売業者に販売し、
業者は綺麗に洗浄し、ブランド別、状態別に分け、商品として再利用をしています。
これが結構な売れ行きに繋がり、利益になると聞いたことがあります。 でも、タイのゴルフ場と
違って、日本では新品のボールが売れなくなるからか？ ゴルフ場でロストボールは売っていません。
池を多くして “池メン” が多くなれば、日本でもロストボールが売られるようになるかな。
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