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プラユット暫定首相は どこまで 政治改革できるか?

2014年08月24日 | タイの出来ごと、あれこれ

誰もが予想した通り 先週の21日、立法議会は プラユット国家平和秩序
評議会 (NCPO) 議長を、全会一致で、第29代首相に選出しましたネ。

プラユット議長は、約1年後とみられている民政移管 (総選挙実施・新政権誕生) まで、
暫定首相として国の舵取りを 任されることになります ・・・   流れは こうでした。

 

立法議会は、軍事政権が設置した暫定国会で、定数220人中 現議員数は 197人です。

首相指名に出席したのは立法議会議員197人のうち194人でした。 議員の1人がプラユット議長を
首相候補に推挙し、首相候補決定に必要な5分の1の議員数を 上回る188人が賛同しました。

他の候補が出ないため、プラユット議長を 首相に指名することの賛否を 問い、同議会の正副議長
3人 (棄権) を 除く 171人全員が 賛意を 表明し、タイの第29代首相に指名された次第です。

 

 プラユット新首相は、長年 続く政治混乱に終止符を 打ち、政治や経済、社会の広範な改革を
行ない、汚職やばらまき政策を 一掃した上で、来年10月頃を めどに 総選挙を 実施して 民政

移行を 果たすとしています。 また 改革の過程で、タクシン元首相派の勢力排除を 目指すと
見られ、実際 立法議会でも軍人や反タクシン派の民間人が大部分を 占めました。 

新首相には、政治・経済・社会と多岐にわたる問題が山積みで、その解決方法が求められていますが、
まずは 1年後までに、民政移管 (総選挙実施・新政権誕生) という、政治改革を 成功させられるか
どうかで、評価が決まってくるでしょう。 前首相らは “お手並み拝見” といった所で見ているかな。

 

 今後、プミポン国王の承認を 得て正式に首相に就任し、組閣にとりかかります。 国民議会と内閣の
発足で、立法・行政・司法の三権を 整えますが、議員の過半数が軍人の上、7月下旬に施行された
暫定憲法は、軍政に強い権限を 与えており、実質的にはプラユット首相の独裁体制が続く感じですネ。

9月末に定年で陸軍司令官を 退任しますが、7月に公布された暫定憲法で首相以上の権限を
与えられている評議会議長の職に留まり、ほぼ絶対的な権限を 手にすることになりました。

  

NCPOが国王から承認を 受けた暫定憲法の中には、首相と議長の兼任は否定されていませんが、
兼任はできるのか、ということが問題ありますネ。 一人に権力を 集中させて良いのか、また
二つの莫大な仕事量からも、兼任するのは強引すぎる、と疑問視する人がいるのも事実です。

 知人のタイ人は、こんな憶測を してくれました。 

 
 <ウドムデット陸軍副司令官…>

「軍全体に大きな権力を 持つ陸軍司令官の職を 9月末で定年になる。 後任の陸軍司令官には
プラユット議長の腹心中の腹心であるウドムデット陸軍副司令官を ひとまず昇格させ、その後、
プラユット首相の意向を しっかりと話合いした上で、評議会議長の職に就かせるのではないか」 …

 そうなるのか、兼任するのか、ここしばらくは、興味ある政情の流れですネ。  



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