イタリアワインをこよなく愛する名古屋の歯科医ブログ

イタリアワイン好きの名古屋の歯科医が、診療室でおこる日々の出来事や、その日出逢ったワインのことを綴ります

@San Diego  セラミックシンポジウム報告

2011年06月16日 | Weblog
あっという間のカリフォルニア滞在も終わり、既に通常の診療に戻り二日たってしまいました

今回のセラミックシンポジウムを総括してみると、大きな流れは二つかなと思います。

一つ目はインプラントの審美に関して~
 ピンク部分、つまり歯肉の審美というのが大きなテーマになっていたようです
 イナーキ先生が代表格ですが、結合組織移植ケースのオンパレードでした

 ただし、そんな物では到底追いつかないようなケースでは、
 はなっからArtificial Gingiva(人工歯肉)で対応するように計画しましょうということで、
 その作成法や色合わせに関する話題も多く出てました

二つ目はセラミック系修復物の比較・検討ねた~
 米国でもジルコニアフレームへのレイヤリングポーセレンのチップに相当悩まされているようで、
「ジルコニアは死んだ!」とまで言われ、これからはe-maxの時代だと、声高々と言われていました
 たしかに、臼歯部ではe-maxのフルカントゥアーにステイニング仕上げというのが
 一番予後がよく、破折もほとんどみられないようです
 臼歯の咬耗やerosionのケースをe-maxのアンレーで咬合再構築しているケースがたくさん出てました
 うちもe-maxケース増やしていかないといけませんね~


3日間通して、いろんな方とお知り合いになることができましたし、
新しい大きな波をキャッチすることが出来ました

そして美しい症例の数々を見ることが出来、相変わらずと~ても素晴らしい学会でした
次、三年後はLAに戻って、ハリウッドでの開催です、今から楽しみです

 

学会初日のパーティー会場で。 ノリタケの坂先生、吉田専務、ペン大に留学中の竹市先生らと




学会会場。ずーっと曇りでしたが、三日目の午後になって、ようやく青空になりました








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