●日 時:平成30年2月11日(日) 13:00 開場
13:30~15:10 「カレーライスを一から作る」上映
15:30~16:30 前田亜紀監督講演会
●場 所:デイサービスセンター・サクラ 2階
JR兵庫駅下車 徒歩7分 tel:078-579-6372
神戸市長田区菅原通1丁目9-6
●参加費:3,000円 (当日お支払いください)
●定 員:先着30名
●申込み:渡辺あてメールにてお申込みください
E-mail tawasi@gold.ocn.ne.jp
●主 催:「カレーライスを一から作る」上映会実行委員会
新体道なべの会
デイサービスセンター・サクラ
【こんな映画です】
アフリカから南米までの人類拡散の道のり「グレートジャーニー」を逆ルートでたどった
探検家・関野吉晴は、武蔵野美術大学で一風変わった課外ゼミ活動をしている。
通称「関野ゼミ」。
手作りのカヌーでインドネシアから沖縄まで風任せの旅を敢行したり、
船作りに必要な斧を砂鉄集めから始め、“たたら製鉄”の手法で作ったり、
ユニーク過ぎる取り組みは話題を呼んだ。
そんな関野が2015年に始めたのが、「カレーライスを一から作ってみる」という試み。
野菜や米、肉、スパイスなどの材料をすべて一から育てるという
この途方もない計画に、学生たちと取り組んだ。
この映画は、種植えからカレーライスが出来上がるまでの9か月間の記録である。
「カレーライスを一から作る」。
関野の狙いは、
「モノの原点がどうなっているかを探していくと社会が見えてくる。
学生たちにはカレー作りを通して色々なことに“気づいて”もらいたい」
ということ。
集まった数十人の学生たちは、
知らないことや慣れないことばかりの現実に悪戦苦闘しながらも、
野菜や米、家畜を一から育てていく。
思っていたよりも生育が遅い野菜を見て
「化学肥料を使ってもいいのではないか」「いや、使うべきではない」
と意見が分かれたり、
一所懸命育てるうちに鶏に愛着がわいてしまい、
「殺すのを止めよう」「いや最初から食べるために飼ったのだから屠るべきだ」
と議論が巻き起こったり…。
これは「命を食べて生きる」という、
人間にとってごく当たり前で、基本的な営みを見つめ直すドキュメンタリー映画である。
【前田亜紀プロフィール】
1976年生まれ。
2000年東京学芸大学卒業。
2001年より、番組制作の仕事に携わる。
フリーランスのTVディレクターを経て、現在、映像制作会社ネツゲンに所属。
『ETV特集』(NHK-Eテレ)、『情熱大陸』(毎日放送)、
『ザ・ノンフィクション』『NONFIX』(フジテレビ)などでドキュメンタリー番組を手がけている。
【主催者からのメッセージ】
きょうび普通に生きていると、何事につけ、一から作ることなどないのである。
現代において、「一から作る」こと、すなわち、根源をたどるという営みは、
私たちにとってとても必要なことだと思うのだが、
これがなかなかどうしてやりにくい。
しかし、関野吉晴さんがやってくださっている。
グレート・ジャーニーをやり、カレーを一から作ってくださっている。
それを、前田亜紀監督が、映画として、
しかも極めて素直に私たちのこころに響く作品として、記録に残してくださっている。
「カレーライスを一から作る」を観てみよう。
「一から作る」こと、根源をたどることを追体験させてもらおう。
みなさんとともに、感じて、気づいて、わかち合って、
新しい明日を一から作ってみようではありませんか。
そう、やってみよう!
それは、ひょっとしたら、そんなにムズカシイことではないのかもしれません。
まずは、観に来てくださいませ!