よしなしごと

ふとした旅を記録します

TOKIO

2007年09月09日 | Weblog
 8月末に東京を訪れた。今回は築地に月島、東京の下町を訪問することに。朝、ホテルを出て大江戸線で築地市場前に。地下鉄を降り地上にでてみればそこは大東京を抱える市場。観光地のはずなのだが、それにもまして市場であることに違いはない。観光客はたくさん訪れるが、観光客相手の町並みは築地場外市場の商店街だけである。残りは働く、生きている市場であり、そこを右往左往しながら妙な形の三輪エンジン運搬車の間を縫って歩く。東南アジアを旅するとトライショーやトゥクトゥクなどの変わった乗り物に出会うが、こんなのは初めてみた。まぁすごい眺めである。築地市場ではメジャーな乗り物である。こんな乗り物を造っている企業が日本にはあるのだと、トライショーを輸出しているタイの企業に思いをはせた。朝っぱらからの行列にそのパワーを感じながら海鮮丼をいただく。確かにおいしい。ま、あれだけいくらがあればどこで食べたっておいしいだろうが。
 時間をつぶしに台場の方を回り、月島へ。ここではもんじゃ焼きである。もんじゃ焼きという言葉自体さだまさしの唄で覚えたもの。写真は恵美須屋の恵比寿焼きという、大変わかりやすい一品で、おばちゃんが解説してくれながら焼いてくれる。確かに、まぁ、おいしいのだが、広島焼きに比べればこれはと・・。この商店街を支えるだけの味がもんじゃ焼きにあるのだろうか。店によっては、広島焼きやお好み焼きなども併せて出しているようだ。
 もんじゃ焼きは不思議な出汁に、とろとろのつなぎで焼いていくおもしろさはあるが、離乳食か病院食を思わせる一品。健康な人はやはり、広島か風月であろう。
 自宅で作ってみても、成功したのか失敗したのかわからなくなるような、謎の一品でした。