さちこのHAPPY通信

 鎌倉市議会議員の西岡さちこです。
生活者の視点で日頃感じている事 議会の様子など綴っていきたいと思います

市長、「ごみ有料化条例」(案)を撤回!

2014-03-20 22:39:59 | Weblog
  
  松尾市長は、本日、ごみ有料化の予算にかかわる条例案の撤回を予算特において
 表明しました。
 
 
 
  自民・上畠、共産・赤松、ネット・保坂各氏と公明・西岡の4会派がタッグを組み、
 市民の為のゴミ処理施策を求めて、理事者を追及。

  「規則に委任する」とあるにもかかわらず、その規則案すら提示がなく、
 ごみの有料化を目指す条例に、その対象となる品目が明確にされないという曖昧さ。
 これでは、重要事項が議会の議決を経ずして市長制定権である規則ですべて決まって
 しまう為、白紙委任と同じ。こんなことは許されない。大事なことは条例に盛り込む
 条例主義を貫くべき、と一歩も譲らなかったのです。

  鎌倉市の顧問弁護士3人と保坂さんが聴いてくださった大川弁護士に確認した所、
 「 違法性はない」としたのは小野氏ひとりであり、2人は限りなくクロに近い、そして、
 大川弁護士は『条例案が有償性の対象となる「家庭系一般廃棄物」の範囲を規則に
 白紙委任している事は、地方自治法228条1項に違反するものといえる」と明確に違法性
 を指摘。

  そして、『個々の政策の方向性について意見を異にする議員同士であっても、「議会
 としての責任を重んじる」という見識が共有されている事に敬意を表します。』と、
 評価してくださいました。

 
   松尾市長は、昨日は、訂正と言い張っていましたが、今日になって『撤回』を表明。
 有料化にかかわる予算を削除して予算案は再提出されます。
 したがって、予算特はまたしても続行...。

 
   今日は議会内の動きに翻弄され、予算特は開店休業状態でした。

 
  「市民・市政の為に、どうすることがベターな選択なのか」
  議会の権能を発揮し、円滑な議会運営に協力する議会人でありたい、と思う一日でした。

 

理事者質疑

2014-03-12 22:56:33 | Weblog
 今日は、予算特別委員会5日目。

 本来なら、理事者質疑、意見開陳・集約が行われ、付託された
26年度予算に対する採決が行われるのですが、理事者質疑が20項目に渡り、
思いのほか時間がかかりました。
 それだけ理事者に聞かなければならない課題が多いということです。

 ごみ有料化に関する条例提案について赤松副委員長が質疑を行いましたが、
理事者側と条例の解釈をめぐって重大な相違点があり、結果、鎌倉市の顧問
弁護士に確認を求める事態となり、延会となりました。

 「有料化の対象品目は規則で定める」としてありましたが、肝心な規則はなく、
審査できない点を指摘。
更に、規則は市長制定権であり、議会の審議、議決権が及ばないのは議会軽視で
ある、と舌鋒鋭く理事者を追及。

 明日中に理事者側が顧問弁護士に確認をとり、その結果を待って明後日に
予算特を再開する事となりました。

 私も、ごみ処理施策について理事者質疑をいたしました。

有料化導入の経費は年間約1億4200万円かかり、1t当たりの経費は4万738円
と極めて高額です。
自区外処理経費はt当たり2万7千円ですから全く費用対効果のない、市民いじめの
施策であることが分かります。
また、不適切排出者の特定の為に市内4500か所を巡回する車15台の購入や、
監視体制と思われるようなデジカメの購入なども含まれています。

 「市民負担をかけても、費用対効果がなくても有料化をやるのですね」
と問えば、「やります」との返答です。
呆れてしまい質疑の間中、カッカしてしまいました。

 

 休憩時間に控室に戻ると「西岡さん、こわーい」と同僚議員から言われてしま
いました。

 金曜日には修正動議を提出する予定です。

 ガンバリマス‼