松尾市長は、本日、ごみ有料化の予算にかかわる条例案の撤回を予算特において
表明しました。
自民・上畠、共産・赤松、ネット・保坂各氏と公明・西岡の4会派がタッグを組み、
市民の為のゴミ処理施策を求めて、理事者を追及。
「規則に委任する」とあるにもかかわらず、その規則案すら提示がなく、
ごみの有料化を目指す条例に、その対象となる品目が明確にされないという曖昧さ。
これでは、重要事項が議会の議決を経ずして市長制定権である規則ですべて決まって
しまう為、白紙委任と同じ。こんなことは許されない。大事なことは条例に盛り込む
条例主義を貫くべき、と一歩も譲らなかったのです。
鎌倉市の顧問弁護士3人と保坂さんが聴いてくださった大川弁護士に確認した所、
「 違法性はない」としたのは小野氏ひとりであり、2人は限りなくクロに近い、そして、
大川弁護士は『条例案が有償性の対象となる「家庭系一般廃棄物」の範囲を規則に
白紙委任している事は、地方自治法228条1項に違反するものといえる」と明確に違法性
を指摘。
そして、『個々の政策の方向性について意見を異にする議員同士であっても、「議会
としての責任を重んじる」という見識が共有されている事に敬意を表します。』と、
評価してくださいました。
松尾市長は、昨日は、訂正と言い張っていましたが、今日になって『撤回』を表明。
有料化にかかわる予算を削除して予算案は再提出されます。
したがって、予算特はまたしても続行...。
今日は議会内の動きに翻弄され、予算特は開店休業状態でした。
「市民・市政の為に、どうすることがベターな選択なのか」
議会の権能を発揮し、円滑な議会運営に協力する議会人でありたい、と思う一日でした。