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「どうする日本!」

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黛信彦の時事ブログ

「日本は大ばか野郎」「日本は恐慌の真犯人」

2009年02月28日 | 浜矩子語録
恐慌の原因について、FRB元理事が「日本は大ばか野郎」と絶叫したという。
妖艶なエコノミスト・浜矩子も、「金余りを世界経済にもたらした張本人は日本だった」と語っている。

●「日本は大ばか野郎」
(以下は、「日本は大ばか野郎」、FRB元理事が経済政策を批判―(2/28日経ネット)の全文である。 
~・~・~
 「まさにゴッド・ダム・ストゥーピッド(大バカ野郎)だ」
 フレドリック・ミシュキン元米連邦準備理事会(FRB)理事が27日、ニューヨーク市内で講演し、1990年代の不況を長期化させた元凶として日本の財政・金融政策を厳しく批判した。米金融界の大物が露骨に日本の政策を批判するのは異例だ。
 昨年8月までバーナンキ議長の側近かつ相談役として活躍したミシュキン元理事は現在、米コロンビア大学経営大学院の教授。この日はシカゴ大学大学院が主催したセミナーに出席し、2000年にゼロ金利を解除した日銀の政策を「尚早」、日本の財政政策は「小出しだった」などと指摘。「私はもう公職にないから」と断ったうえで「(日本は)財政政策も金融政策もちゃんと仕事をしなかった」「大バカ野郎だ」と批判した。 ~・~・~

●「恐慌の真犯人は日本の出稼ぎ」
以下は、浜矩子語録(43)恐慌の真犯人は日本の出稼ぎからの抜粋である。
~・~・~ 
それでは、金余りを世界経済にもたらした張本人は誰だったか?実は日本であったと言わざるを得ない。
端的に言えば、日本が6年も7年もという長い期間に亘ってゼロ金利政策を続けていたことが、世界中でカネを余らせ、低金利を世界中に蔓延させたということです。

日本経済は世界で最大の債権国です。世界で最も貯蓄の規模が大きい国でありますから、ひらたく言えば世界で最もリッチな国であるのです。その国において、10年と言っても宜しいでしょう、金利がゼロという水準にへばりついていれば、世界的に超低金利化し、超金余り化になるのは当たり前のことでございます。
と言いますのも、日本国内で金利を稼げない資金が、どんどん地球経済に向かって流れ出てゆく、国内で金利を稼げないジャパン・マネーが世界に向かって出稼ぎに出てゆく、ということがずうっと続いてきたのです。

そう考えれば、日本がもっと早い段階でまともな水準に金利を上げていれば、今我々はここにいないかも知れない。恐慌噺をしているという事ではないかも知れない。 ~・~・~

●福井俊彦、日銀前総裁の評価
浜矩子は昨年3月28日のTV番組で、「日本はもう少し早く利上げすべきだった」との趣旨で次のように語っている。
~・~・~
(竹中平蔵氏と同じ考え方の)政府が利上げに反対するという厳しい環境にあったが、市場経済の中で金利が動かない、ゼロというところに張り付いているという、こんな異常な状況があってはならないから、通貨の番人として『動く金利』というものを復活(0.25%から0.50%に引き上げ)させることが、辛うじてできたことは評価していい。 ~・~・~

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