我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

『物質転送機』と『火焔直撃砲』の関係性についての妄想

2014-10-19 01:16:36 | 宇宙戦艦ヤマト2199
この記事では用語を以下のように区別しています。

 〇オリジナル:瞬間物質移送器と火炎直撃砲
 〇2199:物質転送機と火焔直撃砲


私みたいな古株にとっては、火炎直撃砲はデスラーから瞬間物質移送器の技術がガトランティス帝国に供与された結果、生み出された兵器という印象があります。
『さらば』『2』の劇中や公式設定では、この点について言及されることはありませんでしたが、デスラーがガトランティスに救助されていたこと、二つの兵器には比較的連想しやすい技術的類似性が存在すること、更にはPSゲーム版でそのような推測を真田さんが開陳したこともあって、現在では半ば定説と化している観すらあります。

ですが2199『星巡る方舟』では、ヤマトがイスカンダルから地球へ帰還する途上、ガトランティス艦隊から火焔直撃砲の攻撃を受けることになってしまいました。

さぁ、大変です(笑)

『星巡る方舟』時点(本編24話と25話の間)では未だデスラーは健在であり、ガトランティスとの接点は(たぶん)ありません。
よって、オリジナル版のようなガトランティスに救助されたデスラーからの技術供与という仮説は成立し得なくなってしまいました。
更に、ガミラスの物質転送機が七色星団会戦時点で未だ“試作中の兵器”であった点も悩ましさを深めています。
物質転送機はドメルの強い要望と兄タランの尽力があって初めて“特例”として実戦投入が了承された兵器開発局預りの試作兵器です。
これに対し、火焔直撃砲は“最新兵器”という看板を掲げつつも、既に配備済みの実戦兵器になっています。
その点で言えば、明らかに物質転送機は火焔直撃砲の後塵を拝してしまっています。

物質転送機と火焔直撃砲。
2199におけるこの二つの兵器は、開発時期や投入時期からすると、それぞれの帝国で別個に開発されたと考えるのが自然ですが、もうちょっと捻った妄想をしてみることもできるんじゃないかと思いました。

つまり、どこかの戦場でガミラス軍相手に使用されたガトランティスの火焔直撃砲に対して、ガミラスの対抗措置として物質転送機が開発されたんじゃないか?という妄想です。
言うなれば、今までの『瞬間物質移送器→火炎直撃砲』の開発順序とは反対の『火焔直撃砲→物質転送機』って感じでしょうか。
火焔直撃砲は『最新兵器』と表現されてはいますが、『初の実戦投入』とまでは書かれていないので、そうした妄想も不可能ではないと思っています。

いやまぁ、実家に帰る車の運転中にふと浮かんだ思いつきなんですが(笑)


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モデルグラフィックス編集部
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31 コメント

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Unknown (キデル)
2014-10-19 01:34:07
確かに、艦載機という質量のある物体をワープ(でいいんでしょうか?)させるよりも、ビームをワープさせる方が発展した技術という気がします。
戦場で使用されたワープ砲撃を見たガミラスが「ならば、艦載機をワープさせれば母艦を危険な戦場に送る事無く航空攻撃が行える」と考えても不思議はないですね。
旧作の設定になってしまいますが、ガトランティスは圧倒的な航空戦力を軸としている部分もありますから、先制爆撃で母艦を沈めれば戦力を大きく削ぐ事が出来そうですし。
返信する
Unknown (現代人)
2014-10-19 08:51:09
おはようございます。
オリジナルシリーズでは、確かに『火炎直撃砲』に関する技術的経緯は語られませんでしたね。半ば公式的(ゲームではありますが)に、PS2『暗黒星団の逆襲』でガミラスの技術供与の話が出てまいりました。

よって、ゲーム関連をプレイした人達(私含め)にとって、それが定説とかしているのはその通りではないでしょうか。

とはいえ、今回のリメイクにおいて、出淵監督はゲーム版設定は利用されなかったようですね。勿論、監督なりのお考えがありますし、本当の公式的な設定でもありませんから、敢えて別個体兵器として描かれたのでしょう。

また蛮族と呼ばれる戦闘民族ガトランティスとはいえ、遥か遠いアンドロメダ銀河から来れるくらいですし、あんな巨大移動都市を作って星々を往来するのを考えますと、兵器技術がガミラスに劣る的な考えは時期尚早だろうなぁ、と思います。

他国においても、それぞれ自前で恐るべき決戦兵器を用意していましたから、ガトランティス独自の兵器として、『火焔直撃砲』があっても良いと感じます。

それと、MJさんが考察した、火焔直撃砲の対抗策に物質転送機が誕生した説は、妥当なものだと思います。

もしかしますと、ゲームとは逆説的に、小マゼラン防衛戦にてたまたま鹵獲できた『メダルーザ(仮)』級を解析して、実験中だったという解釈もできなくはないかと思います。
ドメルが司令長官として赴任する前に、辛うじて戦闘で大破させて鹵獲したとか・・・・・・。ちょっと難しいですかね?
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Unknown (西向く侍)
2014-10-19 08:51:54
こんにちは~

私も火炎直撃砲に関して自分なりに妄想してみました。

【ワープ航法の失敗による突発事故の副産物として開発された?…という説】

(2199のワープ航法の動作原理が、人工ワームホールを形成して亜空間トンネルを発生させる『ワームホール型ワープ航法』だという点から思い付いたネタです。)

あるガトランティス艦隊がワープ航法で移動しようとした時、その中の一隻で突発事故が発生してワープに失敗してしまう。

本来なら進行方向の正面に発生するはずのワームホールが波動エンジンの炉心内に形成されてしまい、高密度充填されていた炉心内の全エネルギーが強制的に吸い出されてしまった。

(運が良ければ炉心内のエネルギーが吸い出されるだけで済むけど、場合によっては波動エンジン本体・機関室・艦内の設備・乗組員などあらゆる物が一気に吸い出される大惨事になってしまった可能性もあり得るでしょうね。)

一方…吸い出された膨大なエネルギーはワームホールの反対側の出口から一気に吹き出し、荒れ狂うエネルギー乱流という形でワープアウト予定の座標に放出される。

このエネルギー乱流が同一座標にワープアウトしていた味方艦隊に襲いかかり、多数の艦艇を巻き込む大惨事になってしまった。

事故原因の究明を進めるうちに、この事故と同じ状況を人為的に発生させれば艦隊を一撃で撃滅する新兵器として利用できるのではないか?…というアイデアが提案される。

このアイデアが実用化され、極大エネルギーをワームホール経由で敵の至近距離にワープさせる新兵器『火炎直撃砲』という形で完成した。

こちらのブログの以前の記事…【『宇宙戦艦ヤマト2199』世界における“さらば/2 主力戦艦”を妄想してみる】…の文中で書かれていた『拡散衝撃砲』の動作原理と、マダオ艦長が試験中に遭遇した突発事故のエピソードを参考にして考えた(パクリ?)ネタです。
返信する
いあいあ (まるっと)
2014-10-19 11:32:23
わたしの考えは以下ですね
まず火炎砲ありき
ワープ機能のないただの艦隊決戦兵器
射程はいささか短くなるかもですが
威力はお墨付きですからね
これに、デスラーから供与された物質転送機を
組み合わせることで
火炎直撃砲として世に知られたというものです

今度の映画、PV見るにメダルーザタイプ
艦首の転送機部分がないように見えるんですよね・・
旧版のメダルーザは火炎直撃砲が格納式でなかったり
してますから、転送機部分も格納式であるかもしれない
のですが、発射シーンでも見えないので・・・

ガミラスが物質転送機を作ったのは
多分アレです
ドイツみたいにあまり考えず、構想の赴くまま
作っただけではないかと・・・
タランの趣味・・・
返信する
Unknown (TH)
2014-10-19 15:13:29
ガトランティス軍の火炎直撃砲の開発の方が、ガミラス軍の瞬間物質移送器開発より先んじていた可能性は高いとは思います。ですが、ガミラス軍がガトランティス軍の火炎直撃砲の存在を知っていたとは思えません。ガトランティス軍にしても火炎直撃砲は虎の子へ
返信する
すみません続きです。 (TH)
2014-10-19 15:24:46
虎の子兵器である火炎直撃砲をそう簡単には前線に出すとは思えないからです。むしろガミラス軍と地球軍が火炎直撃砲の破壊力を上回る波動砲を使い始めたのを見て、数少ない対抗兵器である火炎直撃砲を急遽繰り出して来たのではないでしょうか。
ガトランティス軍が火炎直撃砲を一度でも使用していれば、その存在はガミラス軍に知られてしまう。ガミラス軍も実戦テストも兼ねてドメルに瞬間物質移送器を使わせていたかと。
返信する
こんばんは~。 (羽島のおっさん)
2014-10-19 19:10:44
おっさんの考察です。
2199 時点のガミラス技術力は次元潜航艦を配備しているので(1隻だけど)ガトランティスには負けていないと思います。
物質転送樹は簡易型ゲシュタムゲートだと思います。火焔直撃砲は元々、対艦隊用兵器で大まかに艦隊がいる場所に大エネルギーをワープアウトさせれば良いけど、物質をワープさせる物質転送機特に、航空機をワープさせる場合はピンポイントの精度が必要が不可欠です。
今の物質転送機は開発途中で本当は帰還用の物質転送機と対にして使用させるのが最終的に目標だったと思います。
返信する
Unknown (nska)
2014-10-19 19:32:57
こんばんは。

2199での物質転送技術のガト→ガミ影響説は大いにアリだと思います。
そもそも旧作ガトランティスは蘇生技術でデスラー総統を驚嘆させた科学技術大国でもありますし、2199で蛮族呼ばわりされているからといって技術が遅れているとは限りません。

転送技術は、七色星団でそうであったように、艦載機の転送は転送後の撃墜リスクが低くない難点があります。
その上、ワープで接近して敵艦を奇襲するだけなら普通の駆逐艦や宙雷艇でもできるのでミサイルやビームはともかく、艦載機転送専用の装置を開発するメリットは低いと思われます。
ガミラスも大威力ビームの転送を最終目標にしていて、それが完了していないから「試作中」だったのではないでしょうか。

なお、火炎直撃砲搭載艦への対抗手段ならビームの空間航跡を逆探知して、UX-01を刺客として送り込むのが一番有効そうに思います。
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Unknown (ユリーシャ.イスカンダル)
2014-10-19 20:09:10
2199ヤマトの世界では、ガトランティス軍は既に太陽系圏にも来ていたのではと私は推測しています。
勿論それはガミラスの行動を監視するだけの偵察部隊。
その部隊は冥王星にて「反射衛星方砲」を目撃。
その映像データをガトランティス本国へ送り、その映像データを基に「火焔直撃砲」を開発した。
ロングレンジ用の兵器に乏しかったガトランティスは、この反射衛星砲をヒントに火焔直撃砲=ロングレンジ兵器を完成させた。と推測しています。
この時点で「ヤマト」の存在も確認、つかず離れずヤマトを監視、だった一隻でガミラスを打ち破るヤマトを手中に納めたいと考えた推測しています。
返信する
Unknown (MJ)
2014-10-19 22:48:06
こんばんは~♪
一日で沢山コメントいただきましてありがとうございますm(__)m
丁度皆さまも気にしておられた部分だったのかもしれませんね。

> ガトランティスは圧倒的な航空戦力

ドルシーラの設定で、艦艇用雷撃が発達したことで二線級に格落ちしたという文言がありました。
ガミラスが戦闘艦艇を主戦力としているのに対し、ガトランティスが空母と航空戦力を主戦力としていた場合、補助戦力にすぎないガミラス側の航空戦力はガトランティスに対して、劣勢だった可能性はありますね。
戦力的には劣勢でも、奇襲による漸減で戦力差を縮めようという意図があったりするかもしれません。

> 兵器技術がガミラスに劣る的な考えは時期尚早だろうなぁ

同感です。現時点では“蛮族”というワードとゴラン・ダガームのビジュアルに引っぱられ過ぎない方が良さそうですよねw

> たまたま鹵獲

鹵獲兵器からの技術転用の場合、ネックになるのは実戦投入までの時間でしょうか。
鹵獲して、解析して、まずはコピーを作って、それから応用兵器を作って・・・・・・段取りを考えると、入手してから短くても2~3年ないと厳しいかもしれません。
さすがにそれだけの時間があった場合、ガトランティスも『最新兵器』という看板を下ろしている気がします。

> ワープ航法の失敗による突発事故の副産物

このお考えは面白いですね。
ワープ体の進行方向にワームホールが発生する2199のワーププロセスからすると、非常に説得力があると思いました(^_^)
この考えに立てば、ワープするヤマトがワームホールに飛び込む直前、主砲を発射したら、出口側のワームホールから先に主砲ビームが飛び出していきそうですね。
メダルーザの機関が双発形式なのでも、この点に起因していると考えても楽しそうです。
一基はワームホール形成用で、もう一基が高エネルギー弾用のジェネレーターとか。
もしくは単に、機関の交互使用で速射性を高めているとかでも良いですね。

> まず火炎砲ありき

射程や弾速に起因する命中精度などに問題がありそうな印象でしょうか(^o^)

> 艦首の転送機部分がないように

一応、オリジナルと同じ場所に発振器らしいものが左右各一基確認できますね。
PVの17秒あたりでも、その部分が発光しているようにも・・・・・・(自信なし)

> ガトランティス軍が火炎直撃砲を一度でも使用していれば

もし私が火焔直撃砲を初めて使うなら、ガミラス相手に戦場衝力の大きいシチュエーション(比較的規模の大きな艦隊戦)で使いたいですね。
小規模や辺境で初めて使用することで、せっかくの新兵器の存在が露見してしまうのは勿体ない気がしまして・・・・・・(こちらも自信なし)

> 大まかに艦隊がいる場所に大エネルギーをワープアウトさせれば良い

うーん、広漠たる宇宙空間では、全長1㎞ちかい宇宙船でも芥子粒みたいなものです。
直径数百メートル規模の大出力ビームでも、ピンポイントに近い精度がないと、滅多に命中しないと思いますが・・・・・・(やっぱり自信なし)

> ワープで接近して敵艦を奇襲するだけなら普通の駆逐艦や宙雷艇でも

もしかしたら、自力でワープした艦艇は、ワープアウト直後の戦闘能力に不安があるからかもしれません(機関出力的に)
物質転送機のメリットは非ワープ対象の機関に負荷をかけずにワープさせることができる――と考えると、この兵器の存在意義も見出せそうです。

> 艦載機転送専用の装置を開発するメリットは低い

そうなんですよねw
現実的に考えれば、艦艇を送り込んだ方が遥かに破壊力が高いと思います。
未だ物質転送機が『試作中』であるのも、送り込める物体の質量に限界があるのかもしれませんね(艦艇は大きすぎて今のところ不可)。

> ガミラスの行動を監視するだけの偵察部隊。

オリジナル版にも登場した漆黒のデスバテーターがひっそりと太陽系を遊弋している絵面が是非見てみたいです(^o^)

> 映像データを基に「火焔直撃砲」を開発

メ2号作戦からだと1年もないので、さすがにビジュアルデーターだけから新兵器を開発して実戦配備するのはスケジュール的に少し厳しいかもしれません。

> この時点で「ヤマト」の存在も確認

どこでガトランティスがヤマトの存在を確認したかは興味がありますね(^o^)
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