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遠く離れた大切な家族とお友達へ・・・・

SOMA

2005年04月15日 | book
私が最も気に入っている雑誌。SF発のSOMA という主にファッションとアートと音楽と映画の世界の雑誌。私好みの映画やアート、ファッションの事が細かく書かれており、時には「おお!!」といった人のインタビューもあり毎回ドキドキしながら読む。
ここで紹介されてる映画で気になったのは必ず見る。ドキュメンタリーやあまり制作費用のかかっていない映画がよくとりあげられていてほんとうに奥が深くいい作品が多い。

得に好きな項目は「STREET PULSE」というコーナーである町で通りかかりの人に色々な質問をする。その人の写真とその質問の答えがのせてある。かなりおもしろい!大体7人から15人にしぼられていて質問は映画関係だったら「あなたのベスト映画は?」とか「好きな俳優は?」「好きなディレクターは?」「映画の中ででてくる好きな台詞は?」とかである。
ファッション関係も一緒。「好きなデザイナーは?」「あなたのいつものファッションのモットーは?」とか 「何に一番お金をかけていますか?」音楽関係でもある。
取り上げられる人たちはみんなとても個性的で答えもとてもおもしろい。そして頻繁に日本人がとりあげられている。日系の人だったり日本から来た日本人だったり(かなり個性的な日本人)

その外にも「FOREIGN CINEMA」のコーナーや「NINE PERFECT MINUTES」のコーナーがお気に入り。
とてもセンスのある雑誌。アメリカの雑誌によくある宣伝ばかりで内容があまり充実してないのとは全くちがう。
内容が濃いこういう雑誌に出会えてとても嬉しく思っている。

この雑誌カナダでもイギリスでも日本でも売られているみたい・・・雑誌の下に値段がそれぞれの価格でかかれている。
なんとアメリカでは$3.50なのに日本では¥1000!(高っ)

ちなみに私の好きなデザイナーはYOJI YAMAMOTO、服は一着しか持っていないけど彼のモットーとデザインが好き。
洋服にはあまりこだわらないし、お金もかけている方ではない。唯一かけているのは靴くらいかな?でも普通の日本人がかける靴の値段に比べたら全然かかっていないと思う。数が多いのはジーンズ。12本くらいある。今でははけるジーンズがLOW RISEのだけになったから限られているけど妊娠前は12本どのジーンズもはいていた。ワイナリーはカジュアルだからジーンズがはけたし。

最近は髪がずいぶん伸びてきたのでそろそろ美容院に・・・と思っているけれど日本で行こうかSFで行こうか迷うところ。

絵本大好き

2005年03月16日 | book
独身時代から絵本や子ども向けの本が大好きだ。
色合いや絵が楽しくとても個性のあるものが得に。
たくさんありすぎてここではひとつひとつ紹介できないくらい。
だから本棚には絵本もたくさんある。
今回は私の好きな絵本著者ベスト3をご紹介。

Shel Silverstein
この「GIVING TREE」で有名なShel Silverstein。
日本名では「大きな木」として小学校の低学年の教科書にもとりあげられている。
鉛筆(ペン?)一本のシンプルにかつとてもインパクトのある絵。
そしてぐっとくるちょっとせつない物語。

Arnold Lobel
「FROG AND TODD」
日本名は「ふたりはいつも」「ふたりはきょうも」などのがまくんとかえるくんのシリーズ。
この本も小学校2年生の国語の教科書に使われてからずっととりこになっている。
ほのぼのとした友情を描いている上にこの絵の色。どこもすばらしく気にって入る。
昔アメリカに来た当時古本屋でこの本がなんと10セントで売られていて目が飛び出た事がある。
発刊が1974年となっていてかなりいいかんじに黄ばんでいて興奮して手に入れた。
それ以来友達に赤ちゃんができると本のページのはじめに「こんな友情がOOちゃん/くんにこれからありますように・・」とプレゼントしている。
そしてもちろん私のベストフレンドにもプレゼントした。これからもこんながまくんとかえるくんでいようね・・と。
(もちろん私たちのほうがずっと可愛いが・・・笑)

Vivian Walsh & J.otto Seibold
サンフランシスコのある書店で「OLIVE:THE REINDEER」「MONKEY BUSINESS」の絵本を見つけて買ったのがきっかけ。
この絵本にはまる。やさしい可愛い絵となかなかおもしろいストーリー。
著者はサンフランシスコ在住のイラストレーター。
地元とあってサンフランシスコの書店や学校などでリーディング(読書会)やらサイン会が行われている。
今はOLIVEシリーズ、MR RANCHシリーズをはじめほとんど持っている。

今日はBORDERSでクリスマスにもらった50ドルギフト券をもって絵本を買う。
前から気になっていたOLIVIA by Ian Falconerと日本でも人気のMIFFY by DICK BRUNA、私も小さい頃何度も読んだMOTHER GOOSEの本、Dr. Seussの本のシリーズをちょこちょこと買った。

しかし絵本の場所はいつきても飽きない。たのしいなぁ。
日本でもたくさん絵本を買って帰ろう!日本にもまたいい本がたっくさんあるんだろうな。わくわく。

子どもには頭の隅にでもお母さんはいつも本を読んでくれたなぁと覚えてくれてたら嬉しいな・・・。




ダーリンは外国人

2005年03月11日 | book
これは私の大好きなコミックブック。
私のつぼにかなりはまり何度も読んでは笑っています。
著者、漫画家は小栗左多里さん。左多里さんとだんなさんのトニーさん(アメリカ人)とのコミカルな関係が描かれてあります。左多里さんは英語を少ししか話せずトニーさんは語学オタクで日本語がぺらぺら。(他4ヶ国語くらい話せる)彼らの普段の会話は日本語。
文化の違いから生じるトラブルや笑い話、夫婦としての生活から生じる違いを面白く、表現豊かに書かれています。絵もとっても可愛い!

私は左多里さんの考え方がとても好きで本当に視野の広い柔軟な方だからこんな素敵なコミックが作れるのだと思う。トニーさんのキャラももちろん最高に面白いのですが、人種の違いというより人と人が一緒に暮らす事に生じる違いに焦点をあてているところがこの本の良さなので別にダーリンが外国人でなくても本当に楽しめると思う。
日本人として気づかなかった日本語のことなど新しい発見もあり!
実際うちに遊びにきた日本の友達は「おもしろい!」と滞在中に読んで帰っていかれます。

トニーさんが日本で経験することと私がアメリカで経験すること(言葉に関して)が一緒で共感するところがたくさんあるのも事実です。笑われたり、変な事を聞いたり。うーん、私も左多里さんのような漫画がかけ、文才があったら「I am a Japanese wife.」とかいうベタなタイトルでアメリカで面白い本が出せるだろうに・・・・(笑)

なんとこの本を読んだあとに左多里さんのサイトでアンケートがあり、それに参加したところ私の答えが「ダーリンは外国人2」に使用されたんです!162ページ目の右から2行目にでています。名前もでてます!(自慢・・・笑)使用されたお礼にと「トニー特製シール」がもらえました!
トニーさんの名言がシールになっているのです。

ここでちょっとトニーさんの名言を紹介。
左多里:このおまんじゅう日持ちするかな?
トニー:うん、あんこはタフだから。
名言:「あんこがタフ!!!!」

今では「ダーリンの頭の中」という本もでているそうです。今度帰ったら買おう!

是非読んでもらいたい本の一つです。30分くらいでぱーーっと読めちゃいます!
ただ電車では読まないように・・・・笑いが止まらなくなります(ってそれは私だけ?)

子供が育つ魔法の言葉 

2005年03月03日 | book
母からメールで「皇太子さんが子育てに参考している素敵な本があるとラジオで聞いて近所の本屋さんにいったらすべて売り切れで他の本屋さんでやっと見つけて買ってきたのよ・・」と言うその本がこれ。
皇太子さんが言った・・・でばか売れしちゃうところがとっても日本(笑)
でも本当にいい本なのでいろんな人に読んでもらいたい。

実は2年前にこの本は例の古本屋で見つけて立ち読みしているうちにこれは是非子供ができた頃にまた読み返したいと思ったので即購入した。値段もとっても安かったし。
あれから何度か読み、子供でなくても「人」との接し方、言葉の選び方や言い方で意味合いが変わってくる事をより詳しく知ることができたので子供がいない人でもとてもいい本だと思う。

「子は親の鏡」という素敵な詩でこの本ははじまる。ちょっとご紹介。

けなされて育つと子供は人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと子供は乱暴になる
不安な気持ちで育てると子供も不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると子どもはみじめな気持ちになる
子供を馬鹿にすると引っ込みじあんな子になる
おやが他人を羨んでばかりいると子供も人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると子供は「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば子どもは自信をもつようになる
広い心で接すればキレる子にはならない
誉めてあげれば子どもは明るい子に育つ
愛してあげれば子供は人を愛することを学ぶ
認めてあげれば子供は自分が好きになる
見つめてあげれば子供はがんばりやになる
分かち合うことを教えれば子ども思いやりを学ぶ
親が正直であれば子どもは正直であることの大切さを知る
子供に公平であれば子どもは正義感のある子に育つ
やさしく思いやりをもって育てれば子供はやさしい子に育つ
守ってあげれば子どもは強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば子どもはこの世はいいところだと思えるようになる

この本は子どもが難関にあったときや両親が離婚した時、子供が悩んでいる時、子供が他の人の物をひがむ時などの現実問題での親としての対応をシチュエーション別に詳しく書かれている。
完璧な親なんていない、だれも完璧な両親になれない。完璧な親を計る資格やテストがあるわけでもない。
でもこの本は知っていて、頭に入れておいて損はないガイドブックだ。

いつも素直で明るい子供でいてほしいと私の両親は言っていた。
自分は親孝行できているかはわからないけどいつも素直で明るく前向きに生きれていることをとても幸せに思う。

今ではそれが親孝行なのかな・・・と思う。


好きなままで長く

2005年02月07日 | book
銀色夏生の本は今でもベストフレンドの彼女と中学生の時一緒にはまって読んだ。
何年か前、SFの紀伊国屋で久しぶりに銀色さんの詩集を手にした。
この文庫本「好きなままで長く」は一番気に入ったのですぐいつでも見れるようにナイトスタンドの引き出しに入っている。開いてはじめのページはイチゴの絵だし・・・(笑)
考えさせられる詩集がたくさん。
時には厳しいなぁと思う詩。温かいなぁと思う詩。せつない詩。

とても気に入ったので昔一緒に読んだ彼女に知らせようと思い、メールしたところ、彼女も同じく枕元にあるという(笑)
私は偶然を信じないので偶然とは書かないけれど、こういう事が彼女とは何かと多く、離れていても心はいつも同じページにあるんだなぁと安心する。

彼女とは時々読んだ本のある部分の文や詩、歌詞などをお互い励ましたり会いたい時や寂しく想ったりした時に贈りあった。
本当は自分自身の言葉が一番いいのかもしれない、でも詩人の言葉のセンスはより深くより明確にその時の思いを伝える事ができる事もある。

この本の中にはないけれど、私の好きな銀色夏生の詩をご紹介。これは彼女と私のモットーでもある。

私が生きていく上で注意している事がもしあるとすれば、それは好きなものを好きでいることができるように生きているということです。いつまでもその時好きと思うものにたいして何の障害もなく好きでいられるように、自分の気持ちを邪魔するかもしれないものを無限の未来を縛るおそれがあるものを、心や環境の中に存在させないようにしています。
残酷なことかもしれませんが、好きなものを好きでいられるために、私にとって世界は一瞬一瞬が0からはじまります。

そしてもう一つ、つらい事があっても自分はまだ幸せだと思わせてくれる詩。

やはり素晴らしいことは、時はすぎていくということ。恋する心も夢への希望も、動いている時間の中にあって、常に状況は変化しているということは、頼りなくも感じるけれど、実はとても自由でとてもすくわれる事です。
でも、その自由さは時には心細いものなので、信じられる何かを持つ人はたいへん力強いです。その信じられる何かが、「かわいらしいものをちらっと見てしまった時のよろこび」や「おもしろいことをふいに思いついたりすることのしあわせ」のように、いつでもどこでも存在するものだったりするなら、あなたは大丈夫です。
私たちのみえない思いは、世界にあふれています。

中学生の頃はこの詩の中にある私たちにこれから起こるたくさんの恋や失恋や人生の困難や夢や希望や友情にお互い胸を膨らませ詩集を読んだ。
大人になってからはこういう事思ったよね、この詩考えさせられるねとお互い言い合った。

それから時は経ち、お互い、恋も失恋も人生の困難も夢も希望も友情も経験した。
色々な事が変わりつつある中であの頃と何も変わらずにあるのは私たちの友情だけということも今ではわかる。

何事も好きなままで長くいられますように・・・・・