「たき火」を演出する舞台照明アイテム

たまには照明のこと。

「王国の鍵」公演では、
「火がチロチロ燃えてるようなたき火」という話があり、
それを創りました。
公演後に何人かの方から「どうやってるの？」と聞かれたそうなので
ネタばれ公開しますね。

「炎」を演出するアイテムとしては、
ホームセンターなんかに行くと暖炉の展示商品とかにあるように
「軽い布を下からファンを回して風を送りヒラヒラさせてその布に赤い光を当てる」
というのが一般的って言っていいかな。
SOURCE社製「フレイムライト」も、こんな構成です。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/SearchList.asp?i_type=c&s_category_cd=1965
予算が…という方は、アキバとかで手に入る100VのACファンなんかを使って
自作してしまうのもいいんじゃないでしょうか。

ただ今回は、演出上「ボーッ！と燃えてる炎」ではなく
「チロチロ燃えてる火（炭火みたいな感じ）」だったので、
株式会社レコード音響製「ローソクフリッカー」を使うことにしました。
http://www.recordonkyo.co.jp/portfolio14.html

このローソクフリッカー（今回は2回路使用）で、
まきの木材（本物）を数本置いた中にランプ（7Wを1回路に1個。計2個使用）を
チロ…チロ…って感じでローソクの火をシュミレートした調光かけて光らせてるという構成です。
ランプには赤のゼラ（LEE#019おすすめ）や、いかにも電球ってかんじを分かりにくくするために
ディフュージョンフィルタを適当にかぶせました。
写真撮っておけばよかったなぁ。。

なんでこんな製品知ってるかというと、
製造元の会社は、じつは私が以前に勤めてたところなんです。。
舞台用に限定してませんが今でも色々と変わった製品を開発しています。
ここの会社の仕事が一番楽しかったんだけどね、、もうからなくて…　。。
ま、いろいろあって退職したんですけど、
久しぶりに社長に会ったら元気そうでよかったです。
ちなみにこの会社の製品は業務用＆ほとんど受注生産ですので、
ご利用には納期には余裕を持ってくださいね。






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