小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ドラフト会議に思う:

2019年10月24日 | スポーツ

ドラフト会議に思う:

余り、最近では、ドラフト会議にも興味が沸かないが、たまたま、秋口には、プロの野球選手の戦力外通知やら、トライアウトやらの記事が、目に入るので、少々、気になって、観てみることにした。毎年、すさまじい数の新人達が、競って、プロ入りするモノであるが、新聞の一覧表には、<昨年或いは直近5年間のリストと一軍での実績>を、参考までに、掲載してもらいたいモノである。何せ、歳と共に、記憶力が衰える一方で、ドラフト1位指名の選手が、誰であったかも、一年前ですら、余程有名でない限り、或いは、活躍していない限り、思い出せないものである。

つい先頃、早稲田の当時三羽がらすと騒がれた、大石(西武)斉藤(日ハム)福井(広島)の中でも、大石が、戦力外通知という報道を目にしたが、何とも、実力主義以外の何者でもない世界であることを改めて、知らされる。それにしても、人生の内、わずか、18歳か、22歳からしても、5年か、10年間程度で、第二の人生を描き直すというのは、野球一本の生活に、身も心も捧げてきた若者には、如何ばかりのものがあるのであろうか?

30歳前での人生リセットとは、普通のサラリーマンでは、やっと、仕事の要領も覚えて、これから、一働きをしなければならない、そんな時期ではないだろうか?そういう意味合いからすれば、それなりのある種の決断を、可能な限り、出来うる年齢であるとも言えるのであろうか?それにしても、<消えた天才>とか、<誰もが認めた非凡な才能>とか、どんなに、世間やマスコミにもてはやされても、所詮は、何の保障も担保もない、<実力と実績>しか、通用しない世界なのであろう。同じ事は、相撲の力士にも、言えるであろうし、程度の差はあっても、多かれ少なかれ、どこのビジネスの世界にも当てはまるのかもしれない。

金田や長嶋などのような超一流選手は別なのかもしれないが、ストレス耐性に強く、怪我をしないような身体作り、食生活、行動を正しく律する日常生活、金銭感覚、そして、指導にも恵まれ、時として、幸運にも、チャンスにも恵まれて、ここ一番と言うときにも、思う存分実力が発揮できるだけの技術・体力・精神力、<運・鈍・根>ではないが、天運にも、恵まれるような、そんな一握りの選手だけが、勝ち残れる世界が、プロの世界なのかもしれない。小さな地域では、天才とか、もてはやされても、地方、全国、そして、同年代ではなくて、異なる世代も含めた競争の世界では、唯の凡人であったことに、気づかされるとうことも、何も、プロの世界だけではなくて、普通のビジネの世界でも、人生の中では、まま、あるであろう。

それにつけても、どのように、人生をリセット可能なのか?メンタルな面でも、どうやって、残りの長い人生に向かって、リセットしてゆくのであろうか?活躍を祈らずには、いられないと共に、自分自身も、残りの人生リセットは、どうして行くのか、自問自答しなければならないのかもしれない。一年後、二年後のドラフト会議までに、名前を覚えていられるであろうか?多分、対比表にでもしてくれたら、有り難いモノであるが、、、、、。

考えさせられてしまった。くじを引く強運もさることながら、くじを引いてもらう強運にも恵まれないと成功も駄目なのかもしれないとは、厳しいモノである。

 

 



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