伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

金峰(きんぷ)山、瑞牆(みずがき)山

2010年04月27日 | Weblog
そんなにひどい曇り空ではありませんが午後からは本格的な雨になるようですね。これからの雨で新緑はどんどん鮮やかになります。いい時期ですね。
学生のころGW中に初めて山に登りました。山梨県の金峰(きんぷ)山と瑞牆(みずがき)山に一泊二日の日程だったと思います。
初めての山行(さんこう)でしたので非常に緊張したのを覚えてますが、なにより記憶に残っているのが、
夜中に”寒さ”で起きたことです。貧乏学生でしたから山の道具も大したものでなく、シュラフも薄いものでした。まだ暗い早朝、朝食の支度をしていてもお椀の中の水の表面にみるみる氷が張ってきたのをよ~く覚えています。
いくら北国育ちでも寒さで起きたことなど経験したことなどありませんでしたから、とにかく持ってきたものを全部着て(カッパとかも)震えていたのが初めての山の思い出です。今思えば信じられないほど情けないシュラフでしたもんね。
この歳になればあの頃のことが懐かしく笑えるような思い出になります。楽したことなど思い出に残りませんが、苦労した中で何かをやり遂げたことは一生の思い出になります。今の苦労も30年後にもし生きていたなら懐かしく笑える出来事に変わるんでしょうかね。
そう考えればクヨクヨ悩むことは必要ないことかもしれません。いずれは過ぎ去り遠い彼方の出来事に変わるだけですから。

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