蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

完売チケット get!

2015年11月29日 23時01分45秒 | 日記
今週土曜日は、長男の結婚式のため大宮へ向かう。
会場はアートグレイスウエディングシャトーという
洋風のおしゃれな結婚式場。

花婿の母か…
全く実感がわかないなぁ~

花嫁の父は、感動的なドラマになりそうだよね。
けど、花婿の母というのは姑だし
嫁いびりをするかマザコン息子が登場するか…
あまり感動的なドラマにはならなさそう(^_^;)

それはさておき
親戚がお祝いの席で勢揃いするのは
珍しいことのようだ。

そう言われて振り返ってみると確かにね…
不幸の席のほうが多いかも…

で、せっかくだから披露宴後に
みんなでお茶でもしようか
という話になっている。

うちのほうの両家の兄弟姉妹全員が
顔を合わせるのも二十年ぶりぐらいかな?
いや、もっとかもしれない。

みんな離れて暮らしているので
個々に会うことは出来ても
全員揃うのはスケジュール的に厳しいんだよね。

私はお盆も暮れもないし…(汗)

長男が東京に出たのは今から12年前。
この間、たくさんの出会いがありご縁に恵まれ
多くの方に支えていただき、今がある。

彼を支えてくださった方々に
心から御礼を申し上げます。
そして、これからもよろしくお願いいたします。

これは傍にいることが出来ない親の
切なる願いです。

皆さんに心から祝っていただける
素敵な結婚式になりますように…


さて―
東京方面に行くんだし、出来れば次の日
良い芝居がかかってたら観劇したいなぁ…

 おいおい!

と言う声が聞こえてきそうだけど
私の脳の大半は芝居・舞台・演劇のことばかり。

というわけで、何卒ご容赦をm(__)m

と思い調べたところ、観たい芝居が何本かありました!

一本は劇団桟敷童子

■炭鉱三部作・第三弾 ー始まりの炭鉱町の物語ー
 『泳ぐ機関車』…アリフレタ炭鉱町ノ…少年ノ物語…
 作:サジキドウジ 演出:東憲司 美術:塵芥
  第20回 読売演劇大賞・優秀演出家賞受賞
  第47回 紀伊國屋演劇賞・個人賞受賞
  第16回 鶴屋南北戯曲賞受賞
  第1回 すみだパーク演劇賞受賞
 あらすじ:千鶴、美代、ハジメの最初の物語。
 ハジメを産んですぐに亡くなった母親が残した言葉
 「向日葵みたいにいっつも笑うんじゃ」を心に仲良く暮らす三姉弟。
 炭鉱主である父親は着実に会社を大きくしてゆく。
 ところが、順風満帆に思われた生活が
 炭坑の落盤事故で一変した。
 壊れてゆく父親に衝撃を受けるハジメだったが
 やがて力強く歩き出す。
 
何となく気になっていながら
今まで一度も観たことがなかった。

この劇団は、劇場ではない場所(倉庫等)を使って
自分たちの手で舞台を作り続けているのだ。

夢幻と似ているけど、彼らの凄いところは
舞台美術の作り込みがハンパない、らしい。

「らしい」というのは、まだこの目で見たことがないから。

納得がいくまで芝居でバカをやろう!と集まった仲間たち
というのが、また魅力的だよね~

バカをやろう!って言いながら、やりきれないのが常。
バカに付き合ってくれる人も近頃はマレになってきたし…

上演会場が、土曜日に宿泊する妹の家から近いこともあり
妹を誘って観に行くことにした。

脚本・演出である東憲司(ひがしけんじ)氏の話も興味深い、

で、早速チケットをネット予約。
指定席チケットは私が購入した後、すぐに完売となった。

今からどんな舞台なのかワクワクだわ~

劇団桟敷童子の公演はマチネ。
観劇後、長野へ帰る予定だったが
シアターガイドを眺めていた次男に

 あれ?
 ナイロン100℃もやるね。

と言われ

 え?マジ??
 シアターガイド、私も見たはずなのに
 気づかなかった…

チラシ画像が目に止まらなかったんだね、きっと…

で、ナイロン100℃のHPで芝居内容をチェック。

 タイトル「消失」
 結成20周年記念企画として2013年に再演された
 『わが闇』と並んで、KERA最高傑作との呼び声が高い作品。
 善意を描くことを避けてきたKERAが
 初めて"善人のみ"を登場人物に
 繊細に描き出したデストピア・スケッチ。

うお~っ!観たいっ!
観たい観たい観たいっ!!

以前、Y君のアパートにてDVDで「わが闇」を観て
相当衝撃を受けたことを今でもはっきりと覚えている。

それと並ぶ作品だとすれば、絶対に観る価値はある。

それに、私は生でKERA作品を見たことがないのだ。
DVDでは何本も観てるけどね。

で、早速チケットを予約しようと思ったが

 完売!

どこもかしこも完売、完売、完売…

人気劇団だし、初日まであと一週間だもんね
そりゃ、無理か…

と思ったが、一応オークションも検索。

 うわ~チケット料金が値上がってるぅ…

チケットにプレミアがついて
1.5倍の値段になっているものもある。

うーむ…

最後にヤフーオークションをチェック。

…と、定価で即決できるチケットを発見!

オークションで競り合えば、もっと安価で
手に入ったかもしれないけど
誰かに即決価格で落札される可能性もある。

なので、すぐに落札!

晴れて、ナイロン100℃「消失」のチケットを入手♪

ナイロン100℃ 43rd SESSION『消失』
 会場:下北沢 本多劇場
 作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
 出演:大倉孝二・みのすけ・犬山イヌコ
    三宅弘城・松永玲子/八嶋智人

善人だからこそ起きる悲劇か…
救いようがない芝居との触れ込みなので
観終わった後、長野へ帰りたくなくなるかも…

私の場合、どうしても観たい芝居があって
東京まで観劇に行くこともあるが
東京で用事があったついでに観劇することも多い。

この場合は、縁と言っても過言ではなく
案外良縁に恵まれることが多い(笑)

つまり、良い芝居に巡り合う確率が高いのだ。

今回もそうなるといいな~

にしても、2本とも安価で助かった。
物入りの時なので…(汗)

何はともあれ、まずは長男の結婚式を
無事に終えることが先決だ!

この世は舞台 人はみな役者

2015年11月28日 15時35分44秒 | 日記
一昨日、信濃町の学校より、下記のご依頼をいただいた。

体育の授業で行っているダンス表現の
発表会を観て表現をする上での
大切なポイントを指摘してください、と。

審査というより批評という感じかな。

昨年、青年教師向けにWSをやらせていただいた学校である。
今年もお声掛けをいただき、感謝いたします。

わかりやすい助言が出来るよう
準備をして出席させていただこう。

その他に今週は某会様より、講演のご依頼も頂いている。
今回は

 この世は舞台 人はみな役者

というタイトルでお話させていただく予定。

このタイトルの格言、夢幻カレンダーにも記載しました。



これ、シェイクスピアの作品
「お気に召すまま」の中で使われている台詞(^^)

原文は―

All the world’s a stage.And all the men and women merely players.

直訳だと

 世界は舞台 男も女も皆役者にすぎない

どちらかというと否定的な表現だが
平野流さんが「人生は舞台。人は皆役者」と翻訳され
その後、この言葉が独り歩きを始めたそうで―

能動的に捉えたこの台詞は
私にとってしっくり来る言葉である。

人生そのものがドラマであり
今、存在する場所が舞台であり
誰もが役者なのだ♪

日常、演じていると認識している方は少ないけど
実は折々でどの人も演じているんだよね。

演劇は虚構・架空の世界のため

演じる=嘘

という思っている人も多いかもしれないが

 演じる=心遣い・気配り
 演じる=感情のコントロール

にも成り得るんだよね。

演じると言う認識があるか否かだけの違い。

どんな人でもTPOに合わせて、態度を変化させるでしょ。

親兄弟、親友、クラスメイト、同僚、上司、先生…
全ての人に同じ態度で接している人の方がマレだよね。

そう考えると、社会における演劇の必要性を
知っていただけるのではないかと。

演劇=マニアック、マイノリティー

というイメージだが、誰もが役者であると考えれば
マジョリティ(多数派)ということになる。

どうせなら良い演技を出来るようになり
より良い人生を歩めたほうが
自分にとっても家族にとっても
組織にとってもいいんじゃないかな~

芸術的な演劇だけではない演劇の可能性―

芸術としての演劇は、クオリティや
スキル、創造性を求められるけどね。

日常における演劇の効用を
もっと多くの人に知っていただけたら…
と思っている。

Straight Tiger ~直虎~【舞台写真".Big photograph.ver"】公開!

2015年11月26日 15時20分22秒 | 日記
ようやく下記の舞台写真スライドショーが完成!

NAGANO open-air THEATER 2015
15周年記念公演『Straight Tiger ~直虎~』

高解像度で製作したので大画面でご覧になれます♪

Straight Tiger ~直虎~【舞台写真".Big photograph.ver"】


今回は、ライブ音源を使用したので
生演奏と声楽隊の歌声も楽しめます♪

これまでの課題は、ライブ音声の精度。
録音はしたものの、音割れが酷く
使い物にならなかった。

やっぱり歌が入っているといいですよね~
舞台のイメージが伝わりやすいし
来年以降は、この点をもっと精度を上げられるよう
準備をしていきたいと思っている。

公演DVDだけでなくライブCDの販売も出来たらいいね。

これまでもCDが欲しいと言う声が届いていたが
改めて歌や演奏を録音する予算もなく
ライブ音源は使いものにならないため実現に至らず。
が、編集ソフトの性能がよく私も編集の腕が上がり
あとは録音機材さえ入手できれば可能。

音響さんに相談して実現すべく取り組んでいこう。

写真の選別が大変だったけど
演出を振り返るには丁度良い時間だった。

再演のお話が決定したら、すぐに取り掛かれるよう
準備を進めたいと思っている。

サンクス・ギビング・デー終宴♪

2015年11月25日 23時52分33秒 | 日記
先日の日曜日に『THANKS GIVING DAY from 夢幻』が無事終了!



ご来場を賜りました皆さま
会場をご提供いただいたカラフルさま
ご協力いただいた皆さま

誠にありがとうございましたm(__)m

Blogへの書き込みが遅くなって申し訳ありません。
なんだかんだやることが溜まりに溜まっていて
何とか帳尻を合わせようと四苦八苦中です(^_^;)

これまで毎年サンクスはホテルでの開催だった。
今年はカフェに近い「カラフル」さん。
パーテーションもなく、照明もない。
そのため持ち込み機材・資材が
例年より増えてしまう結果となった。

が、仕込み&バラシ時間は例年より短く

 うーむ…

と悩みつつ、短時間で仕込めるように
事前できることは可能な限り
前日までに終えるように大道具に頼んだ。

研修生は前々日に稽古場に集まり
外郎売の稽古と事前準備。

企画に関しては、ケンジ・サリアと
研修生が手分けして担当にあたり
私は殆どノータッチ。

今年は準備期間が短くてどうなるか心配だったけど
なかなか面白い企画となり、若手団員の成長を感じた。


動画関係はケンジが担当。

サリアが作成した物販用のグッズは
インパクトがあって、いい感じだったね。

サンクス・ギビング・デーは
元はと言えば、夢幻の団員一人一人が
ご支援&ご協力いただいている方々の存在を認識し
深いところで感謝できるように…と始めたイベント。

感謝します!

と言葉で言いつつも、行動が伴わないことが多々ある。

賛助会員の方のお顔
ご支援頂いている方のお顔
ご協力頂いている方のお顔

顔が脳裏に浮かぶようになれば
感謝の思いも深くなるのではないか―

漠然としたイメージではなく
明確な輪郭のあるイメージ―

これは、演技にも通じることだね。

曖昧な記憶やイメージだけだと曖昧な演技となる。
輪郭や色が明確ならば、明確な演技となる。

類型的演技ではなく典型的演技を生み出す上でも
とても重要なポイントだ。

これは自分自身にも言えること。

団員に伝えながら、自分の状態の再確認をする。

団員のおかげで自分を振り返ることが出来るのは
本当に有難いことだ。

 誰かにやらされている

のではなく

 自ら進んで行っている

と思うと、取り組む姿勢が明らかに変わる。

振り返るために重要なポイントは

 原点

何のために行っているのか
何を目指しているのか

ここさえぶれなければ、大抵のことはクリア出来る。
諦めることなく絶対にやりきる!と思える。

夢幻にとって、私にとって
舞台と同等、あるいはそれ以上に大切なサンクス―

にもかかわらず、スケジュール的に大変厳しい状況で
開場・開演時間の遅れなど不備がありましたことを
心よりお詫び申し上げます。

企画内容的には、楽しんでいただけたようで安堵しました。

第一部は―

長野市芸術館のO館長様始め
信大プロゼミのT先生
塚田理事、賛助会員の方々
ご協力いただいている皆様
オープンエアシアターの参加者
凡そ70名の方が参加してくださった。

更に今回は元団員のEちゃんが
ご家族を誘ってくれて参加してくれた。

嬉しいね―
退団後も夢幻を気にかけ応援してくれている―
有難いことです、本当に―

キッズたちもお客様のおもてなしをすべく
コートをお預かりして、ハンガーにかけたり。
お客様から誉めていただいて良かったね(^^)

キッズ短編劇は、子どもたちが心から楽しんで
演じているというのが伝わったようで
ある小学生の女の子が私のところへ来て

 私にも教えてください

と(^^)

小学生のうちに思いっきり体を使って
表現することを覚えることが出来れば
その後の人生に役に立つこと間違いなし!

そういう環境を作っていきたいと本気で思う。

短編劇は、あと2週間稽古を重ねたかったというのが本音。
どこかで再演出来たら…と思案しているところ。
 

外郎売はフラッシュ・モブのイメージで提出。

お客様に近かったこともあり

 迫力があった
 間近で観れて嬉しかった

等のご感想をいただいた。

牧さんのバイオリン演奏はオープンエアシアター~直虎~メドレー。
声楽隊の美幸さんと美樹さんが歌ってくださり感謝!
ありがとうございました。

そうそう!
第一部の締めで、集合写真を撮影しました♪


「???」には何が書かれているのでしょうか?
いずれ種明かしをしますね~
それまでお楽しみに~♪

第二部は―

夢トーークが若干ダレた感じだったが
団員にとっては良い経験だったかと。

人前で話すのは緊張するし、しかも
楽しませるというのは至難の業。
手法や技術も必要だが、一番は慣れ。

習うより慣れろ

とは、よく言ったもの。

夢幻の団員にとって、このサンクスは
社会人として必要なことを体験できる機会になっている。

戸倉上山田の合同公演実行委員会の副委員長さんや
須坂の田中本家元館長さんもお越しいただき
夢幻の営業担当のSさんも顔を出してくださった。

また、今回サンクス初参加の方もいて

 次回は必ず舞台を観にいきます!

と言ってくれたり。

第二部の締めは、オープンエアに特別出演してくれた
Sさんの歌と牧さんのバイオリン演奏。

最後はご来場いただいた皆様とご一緒に
「宇宙戦艦ヤマト」の大合唱!

大いに盛り上がりました!

終宴後、即バラシを開始せざるを得ず
お見送りが出来ず、失礼をしてしまいました。
申し訳ありません・・・

スケジュールの組み方の問題ですね。
次回は改善すべく準備を進めます。


続いて三次会に突入!

三次会も30人近くの方が参加してくだり
喋って飲んで、飲んで喋って
あっという間に23:30!

四次会は我が家の予定だったけど
前夜まで必死に作業をしていたため
片付けが終わっておらず

 どうしよう…

で、片付けをする間、みんなにカラオケで
時間を潰してもらうことに。

私は我が家に急いで帰り、ざーっと掃除。
午前1:30頃、カラオケを終えたメンバーが
我が家に到着し、おしゃべりに花を咲かせた。

…が、私は睡眠不足により午前3時頃、沈没。。。
せっかく来てくれたのに、ごめんなさい…

こうして今年も24時間耐久レース並みの
サンクスギビングデーが終了しました!

ご来場を賜りました皆さま
本当に本当にありがとうございました!

これからも夢幻工房をよろしくお願いいたします!!

下記はサンクスにご参加頂いた方にお配りした
夢幻オリジナルカレンダー♪



カレンダーご希望の方はご一報ください。
残り僅か、早い者勝ちです!

サンクス会場の写真は、ご出席くださいましたTさんから
譲っていただきました。
Tさん、ありがとうございましたm(__)m

『マレビト』【舞台写真".Big photograph.ver"】 修正版を公開

2015年11月24日 02時55分24秒 | 日記
劇空間夢幻工房 第12回 劇団本公演『マレビト』【舞台写真".Big photograph.ver"】を修正しました。

前回のスライドショーからの修正点

 ①写真を数枚削除
 ②時間を5分短縮
 ③音楽構成
 ④エンドロールの速度

お時間のある時に、是非ご覧くださいm(__)m