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全て日本が悪い?~護衛艦くらまの衝突事故より~

2011年06月06日 00時44分06秒 | 護衛艦くらま衝突事故
2009年10月27日19時56分頃、関門海峡において大韓民国籍コンテナ船「カリナ・スター」に衝突された。この事故で乗員6名が負傷、本艦は艦首を損傷・出火したが、10時間半後に鎮火に成功した。この事故により揚錨部(アンカー巻上げ部)も含む艦首部分がほぼ全壊し単独航行は難しい状態になった。「カリナ・スター」側に負傷者はなかった。

この事故では、護衛艦くらまおよび誘導していたとする門司海上保安庁の責任問題が大きく報道された。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%BE_(%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6)





wikipediaよりあえて一部を軽くちょん切って抜粋しました。

一昨年起こったこの事故は、私が日韓関係に大きな関心を寄せるきっかけとなったものです。当時の記事が見事なまでに削除されている為、心優しい方が取ってくださった魚拓を拝借いたします。



当時のメディアは事実関係が明確にならない時点から、こぞって護衛艦くらまの否を唱え、長崎の社民党からは韓国側への謝罪の声が上がり、当時の鳩山首相も「日韓関係に支障があってはならない」と、韓国側への配慮を強調するばかりでした。

しかし当日からこのニュースを見ていた私は、上記サムネイル記事の中の「前を追い越そうとしていたのだが」といいうあたりが何かがおかしいと気付き、妊娠中で時間もあったことから、すぐに出来る限りの情報を集めだし、テレビからこの話題が消えた後もしばらく、この件を追いかけていました。

どういうことかというと、この事故があった関門橋付近はまさに私が以前住んでいて毎日眺めていた場所であり、その狭さや潮流の速さを知っていたので、その時の記憶とこの事故の様子を照らし合わせた時、そこで追い越しをかける不自然さと船の位置関係等が、報道の印象と全くかみ合ってないと感じたんですね。


エラ通信のチラシの裏より拝借

事故当時はこのように明確な位置関係を示すものは、メディアではなぜかあまり見かけず、この件を不審に思ったネット上の方々が資料を作成して下さるのを待つのみだったので、正確な位置関係を知るのにも時間がかかったように記憶しています。

この事故は収束を待たずに各メディアから放置されていきました。その結果、「日本が悪い」という印象だけが、このニュースを見ていた一般の人の心に残ったことだと思います。そして本当はかなりの事故であったにもかかわらず、その重要性を地元民ですら理解しないまま、何事も無かったような扱いで終わることになりました。

ところが当然ながら、この事故はその後も相応の紆余曲折があったわけです。

この事故では、護衛艦くらまおよび誘導していたとする門司海上保安庁の責任問題が大きく報道されたが、海上保安庁による後の調査によれば、カリナ・スターの韓国人船長が事故について虚偽の供述をしていたことが明らかとなり、管制官の誘導にも従っていなかった事が明らかになっている。AIS等による航跡の解析などにより、コンテナ船は事故直前まで減速せず、貨物船の後方わずか20-30メートルの距離まで近づき追突寸前となった。そのため左に急旋回し、前方から航行してきたくらまに衝突した。この事故で門司海保は船長の供述が翻ったことから、事故の主因はコンテナ船にあったと断定した[5]。

wikipediaの続きより。

私の記憶では、韓国側の非が明るみに出てくるにしたがって、日本のマスコミが口を閉ざしたような印象がありました。これが私の気のせいだけならよかったのですが、この事故を調べていくうちに、韓国に対するマスコミ側の対応について断言せざるを得ないほどの、別の大事故の情報に遭遇しました。

玄界灘海難事故

2003年7月2日、福岡県沖の玄界灘でパナマ船籍、韓国興亜海運社所有の貨物船「フン・ア・ジュピター」(3372トン・16人乗り組み)が巻き網漁船「第18光洋丸」(135トン・21人乗り組み)と衝突した[1][2]。「第18光洋丸」の乗組員17名が海に投げ出されたため、直後から日本の漁船の船団は救出活動を開始したが、貨物船は救助を行わず傍観していた。死者1名、行方不明者6名、負傷者2名という民間船同士の衝突事故としては稀な[要出典]惨事となった。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E7%95%8C%E7%81%98%E6%B5%B7%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E6%95%85

この事故については、おそらく記憶にある方は少ないと思います。まず、テレビや新聞では「パナマ船籍との衝突があった」というだけのほぼ一行報告レベルの扱いしかされておらず、その後一切語られることもありませんでした。

しかしこの事故を上記の文より見てみると、日本側の死者は行方不明者合わせて7人。しかも衝突した貨物船の人間は誰一人救助活動に加わらなかった=その場で見てるだけ、です。パナマ船籍ではあっても乗組員は韓国籍の人間で、これが逆の立場だったらどのような報道が飛び交っていただろうかと、想像するにあまりあります。

ちなみになぜ乗組員が韓国人でパナマ船籍なのかというと、パナマで会社を立ち上げるのがすごく簡単な上、維持費や税金も安く済み、あらゆる法律がゆるいので、世界の船の5分の1がパナマに船籍をおいている、いわゆる便宜置籍船なるものとなっているそうです。



韓国が関わるあらゆる海難事故の情報を知っている人達の間では、このような事故が日本側に非がある事自体、とても考えにくいのが常識となってるようですが、そういった「韓国の負の面」を、日本のマスコミは韓国のメディア以上に全く語りません。それどころか、今日のNHK教育の子供向け番組でも、秀吉の朝鮮出兵について一方的に悪い印象だけを刷り込んでる有様です。

日韓の壁がますます薄くなってる昨今、こういった話は今後ますます人事ではなくなるというのが私の見解です。物事を悪く考えるからだと思われる方もいらっしゃるでしょうが、実際に小学生の男の子が「日本人だから」という理由だけでオノで襲われた事件も、日本では報道されていません。私達が関心を持たず、韓流ブームにのせられこういう事に耳をふさいでしまっては、その男の子の事自体も無視するようなものです。

ですが、このブログで繰り返しお伝えしているように、全ての日本人がこのからくりに気付けば、そのような事はほぼ無くなると確信してもいます。

お知り合いやご友人の韓国籍の方々に対する見方や態度を変える必要はありません。むしろ良心的な韓国人が救われる結果になります。ブラック企業の中の優秀で親切な人材がどのような扱いを受けているかを考えれば、良心的な韓国人の立場がほぼ推測出来ます。そして、欠食児童や餓死した映画監督等、韓国内で本当に困ってる人の命を救うことにもつながります。韓国が先進国と見誤って負の面を伝えない限り、私達外国人が知ることはまずないからです。

ただ知るだけでいいのです。ただ知るだけで世の中が変わります。



正しい認識の下に、いつか真の友好が築ける事を祈ってます。

長い文章ですが、ここまで読んで下さって本当にありがとうございました。


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