とまと日記 2011

最近、映画のイラストばっか。気ままに続けます

07.02.08 唐沢寿明主演の舞台コリオレイナス!!

2007年02月09日 | 映画とかと僕
「この野良犬めぇえええええ!!」
「貴様の心臓と目玉をもぎ取って、その血液で俺のこの手を洗い流してやるぅううううう!!!!」
「っつぁあああああああああああ……!!」……………ピクピク(死)。


唐沢寿明主演、世界の蜷川演出のシェイクスピア舞台『コリオレイナス』を見て来ました!!二月最大のお楽しみイベントです。
しかも東京公演千秋楽の4列目です。めっちゃ俳優が近い!!唐沢寿明の顔がやっぱり小さかった。でもすごいオーラです。あこがれの財前教授が今、目の前に!!!あの声、あの目つき。こえぇええ。
あー。唐沢かっこいいなぁ~。スターだ。。

気高い貴族の唐沢が自分の信念を貫き通せずイライラする表情・しゃべり方!!
財前教授のイライラした顔でしたっ。。あのオーラをまとった財前教授を間近で見れただけで感動です。
最後に戦友でもあったオーフィディアスに斬られて死んでしまう場面では、弁慶のごとき死に様。本当に凄かったです。白い巨塔の19話での法廷で叫ぶシーンを思い出しました。

冒頭からかすれて声が出ないのも随所随所で「ぬぁあああああああああ!!」「んぐぐぁあああああああああ!!!!」「っっつぁああああ!!!」 というド迫力の雄叫びをしていたら、そりゃあ声も枯れますわ、と納得です。
それにしても声がいいですなあ。べらべらとしゃべるシェイクスピアの長台詞を完璧にこなしていました。

自分の信念を曲げたくないという気持ち、状況に応じた振る舞いができなかったり。己の仕事に誇りをかけて戦う。才能あるのに不器用な人。めっっちゃくちゃ強い人間なのに、ふと見せるもろさ。
強烈で目立つ、血圧の高いキャラを演じる唐沢寿明は、本当に役に合う。。。
権力、武力、雄叫び、信念。唐沢寿明にまたハマってしまたーーーー。


あと衣装がきれいだった。。ローマが舞台なのに着物、日本刀を腰にぶら下げ、女の人は中国風。オリエンタルちっくです。でもそんなことおかまいなしに衣装の流れるような『動き』と『かたち』に釘付けです。
肩幅ががこ~~んとでかかったり、異常なまでに裾が長かったりするんだけれども、それが格好良く奇麗に見えるのです。なんたるバランス。そして席が近いから素材まで見えました。麻を染めた上質な素材感。フェルトのような分厚い布に、くっきりと出やすくしてあるシワ。けっこう重ね着しているのだけど、不思議とどれも軽そうに『ふわっ』っとしているから面白いんですね~。衣装すばらしいーー。今まで見て来た舞台の中で一番衣装がよかった。。

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