海外旅行と日常生活のオンラインエッセイ

海外での体験を基にしたエッセイをオンラインで執筆。
非日常としての旅。日常としての生活。
絵日記ではなく文章で勝負。

キューバとアメリカが国交正常化!?

2014-12-20 09:01:25 | その他
いきなりのニュースに驚いた。
キューバとエスタードス・ウニドス(アメリカ合衆国)が国交正常化をすることになった。

キューバは私が好きな国で、ブラジルの次に住みたいと思っている。

普通の人は、キューバとアメリカは憎み合っていると信じていたかもしれないが、そんなことはない。

離婚した夫婦が互いに相手を罵詈雑言で罵っていたのが、時が過ぎて仲直りしたような感じだと思えばよい。
私が旅行した15年前も一般民衆がアメリカ合衆国を嫌っていた雰囲気はなかった。

アメリカがキューバを敵視した理由はいろいろあるが、キューバ危機が最大の原因だろう。
冷戦が終わった後は惰性のようなもので、革命で失った”バティスタ独裁時代”の利権を取り戻したい亡命者たちと対キューバ強硬派路線の勢力がメディアを使って騒いでいただけだ。

キューバ危機から半世紀以上の時を経て、一般のアメリカ市民の支持を得られなくなっていた。
何かのきっかけしだいだったのだろう。

革命前は映画「ゴッドファーザー2」に描かれたように、マフィアのマネーロンダリング天国だった。
今でもキューバは”独裁政権”と言われるが、医療や教育は無料だし、国民へサービスをしようとする姿勢はある。
これがアメリカ資本主義が進出しても、維持できるかが今後のキューバの将来を決めるだろう。

私の予想では、アメリカ人がキューバに押し寄せるようになれば、男女の色事(特定の産業)が今以上に活発になるだろうと思う。
キューバ政府としては、体面上でも取り締まる必要があるから、派手に遊んだアメリカ人が警察に逮捕されたりして政治問題になったりするかもしれない。(^_^;;;

まさか、日本からわざわざキューバまで”恋愛”を求めて旅行する人がいるとは思わないが・・・・

日本との交流が促進されて、キューバがより知られることになればうれしい。