霜柱で浮いた土を崩して ザクッ ザクッ ザクッ ザクッ・・・と 音を立てながら
林の中の小径を辿って行くと・・・ぽっかり視界が開け 展望台に出る。
街の上には うす雲がかかっているものの その上は どこまでも青く澄み
なんて気持ちが明るくなる イイ空が広がっているのだろう♪
他には誰もいなかったので 景色を眺めては ぼーっと していたのだが
いつの間にか ブツブツと独り言を云ったり 鼻歌を唄ったりしていたらしい
そう! あんまり気持ちが良くて すっかり解放されちゃっていたの。
ふと 視線を感じて振り返えると すぐそばに若いカップルが立ちすくんでいた。
フリースの上にウィンドブレカーを着てパンパンに着ぶくれし 足下はドロドロの長靴。
耳には くまさんのついた耳あて ( 娘が小学生のときに使用していた耳あて ) 姿で
何やら ブツブツ呟いたり 鼻歌唄ったり・・・
そんな アタシを見て完全に退いていたな あの二人連れ
こうして自分の言動を文字にして読み返すと 怪しさアブナさが よくわかるけどね
デートのじゃまをする気はなかったんだよぉ。
見なかった! 訊かなかった! って ことにしておくれぇ・・・
空が 空が あんまりあおいから・・・・
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