修行は まだまだ続く ♪

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退院促進支援事業(略:退促)

2007-08-05 | welfare
『退院促進支援事業』

精神科に長期入院されている精神障がい者のうち症状が安定している方で、これまで様々な理由により退院できなかった方に対して、病院、保健所、地域活動支援センター等の保健・医療・福祉の関係機関が協力して、退院後の生活を支える体制づくりを行い、退院を実現していこうとするものです。

魔女はときどき森を抜け出し、非常勤で退院に向けた支援をしている。
正式には『自立支援員』と言う。

『自立支援員』は・・・
退院に向けて、治療・支援が行われる過程で、
対象者の意向・希望を尊重し、対象者に寄り添いながら、
地域生活に移行するための支援をしていく。
具体的には・・・
退院するために必要な生活の場
(施設、デイケア、スーパー、役場等)へ見学・通所の同行。
福祉制度や施設、サービス利用の手続きのお手伝い。
日常生活に関する相談や支援等。
(住居探しや調理等、生活の細々したことにも相談にのる)
実際に、自宅に退院できるケースは少なく、
施設やグループホームへの入所、又は一人暮らしになることが多い。



この仕事に向かう時は『魔女支援員』になる。
現在魔女が支援しているX氏は、70代男性、直近の入院期間は約4年。
ご本人の病状は、すっかり安定しておりいつでも退院OK。
・・・なのだが・・・
ご本人は、自宅へ退院を希望しているが、ご家族はそれを良しとしない。
っていうか、良しとできない事情もある。
それで、退院の話が一向にすすまず、ご本人曰く
「ここでの生活は最高だよ。今が一番さ。」ということになる。
諦めも感じられて切なくなるが、こればっかりは
ご本人とご家族が納得の結論を出すまで待たなくてはならない。

今日も、△△病院の前を通りかかると、X氏が元気にお散歩中!
「毎日暑いけど、魔女さん元気かね?私はこの通り元気だよ。」と
先を越されてしまった。
「本当にねぇ またお話を伺いに行きますね。」
「あぁ、待ってますよ。」

今しばらくは、X氏が退院を諦めず、希望を持てるように
働きかけていくしかないのかな・・・

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