コーギー,三浦知良,CHAGE and ASKA,織田哲郎,氷室京介
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モナリザの背中よりも



昨日の続き。



日本で一番のフリーキッカーは中村俊輔だと思う。左なら俊輔、右なら阿部。


最近は無回転キックが流行ってるけどあれは美しくない。空気抵抗を頼りにどう変化するか本人もわからない。まさに風任せ。だからこそGKも取れないわけだが、好きではない。



やはりFKは俊輔やベッカムのように回転をかけて美しい弧を描いて狙い済まして決めるのが美しい。







個人的に俊輔のFKで印象に残ってるのは数年前のキリンカップ(シドニー五輪直前だったと記憶しているので2,000年だったと思う)のゴール。


あれはすごかった。俊輔には珍しく縦に落とすようなFKだった。

普段の俊輔のFKがスライダーならあれはカーブかスローカーブかといったところ。もちろんスローといえるようなスピードではないが。


なぜこのFKが印象に残ってるかというと、シュートの美しさはもちろんだが決められた後のGKの姿が忘れられないから。
このGKは当時世界的にも有名なGKだったらしい。





そのFKは縦に落ちてGKの頭上を越してクロスバーをかすめてゴールに突き刺さった。

フリーキックは普通は裏をかかれるなり、サイドぎりぎりを突かれるなどして、キーパーが届かないほど「横」に曲げて決めるのが普通。縦回転は壁を越すためのもの。

わずか2㍍ちょっとしかないゴールに立ち塞がっていて、頭上を抜かれることほどGKにとって屈辱的なことはない。


しかしゴールを決められた後のそのGKの顔には屈辱的な表情などまるで見て取れなかった。

「なぜだ?」という不思議そうな表情を浮かべて、クロスバーのボールの当たった辺りを呆然と眺めていたのである。




何百回と相手のFKに対処してきた世界的なGKからすれば、俊輔のFKは飛んできたコースを見れば「決まらない」ことが「わかっていた」のである。


振り返れば決まらないはずのFKがゴールネットを揺らしていた。


そのときのGKの心境としては「なぜ」という疑問以外浮かばないのは当然のこと。


俊輔の左足はよく「魔法の左足」と呼ばれるが、本当に魔法のようなFKを蹴るのである。






と、これが俺の印象に残ってるFKなわけです。6年前なのに覚えてるんだから本当にすごい印象だったんだと思う。

今までにも何人かにはこのFKについて語った記憶があるし。



どうして突然この話をしたのかというと、昨日読んでいたサッカーダイジェストにこのFKについて書いてあったからです。


俊輔の今までのFKゴールベスト3のうちの1つが上記のスロバキア戦のFKらしい。

俺が一番印象に残っていたFKが俊輔にとっても印象的なFKだったということがたまらなくうれしかった。

ついでにいうとその試合に出場していた現在のセルティックの同僚もそのFKは今でも強く印象に残っているらしい。


このゴールの動画を探してみたけれど、残念ながら見つけられませんでした。見かけた人はご一報を。多分何年か前の代表なり、俊輔なりのDVD買えば入ってるとは思うけど・・・



代わりに3つのうちの1つの俊輔のベストゴールは見つけたのでよろしかったらどうぞ。


03年 対フランス


もう一つはセルティック対マザーウェルらしいけどこれも見つからなかった。




そして最後にそのマザーウェル戦のFKに並ぶくらいにきれいに決まったという今年の俊輔の開幕戦FK。


対キルマーノック




やっぱりすごいね俊輔は。こういうFKを追求してるってのは本当に「芸術家」だね。






そして俺の研修は今日で一段落。最後に発表会等があります。夜は飲み会。
来週は1週間お休みです。

俺と同じくお休みの人はいいお休みを。

ってなんだか年末の挨拶っぽいな

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