美術館情報

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日本の美術館:国立美術館1

2006-05-13 13:14:50 | Weblog
国立西洋美術館(The National Museum of Western Art)は西洋の美術作品を専門とする美術館である。独立行政法人国立美術館が運営。東京都台東区の上野公園内にある。西美。

1959年に、フランス政府より、印象派など19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心とする松方幸次郎のコレクションが返還されたことをきっかけに設立された。現在はこれに加えてルネサンス期より20世紀初頭までの西洋絵画・彫刻作品の購入を進め常設展示しており、なかでも西洋のオールド・マスター(18世紀以前の画家)たちの作品を見ることができる日本有数の美術館である。
本館の建物はル・コルビュジエが基本設計を行った。ロダンの大作「地獄の門」(ダンテの『神曲』より)が前庭に展示されている。

国立国際美術館 (こくりつこくさいびじゅつかん、The National Museum of Art, Osaka) は、大阪市北区中之島にある、独立行政法人国立美術館が管轄する美術館である。収蔵品は第2次世界大戦以後の国内外の現代美術が中心だが、現代美術以外の企画展なども開催している。設立は1977年。当初は大阪府吹田市の万博記念公園にあったが、2004年(平成16年)に現在地へ移転した。

東京国立近代美術館(とうきょうこくりつきんだいびじゅつかん 英表記:The National Museum of Modern Art,Tokyo 略称:MOMAT)は、東京都千代田区北の丸公園内にある、独立行政法人国立美術館が運営する美術館である。
本館および、フィルムセンター(京橋本館・相模原別館)、工芸館から構成される。
明治時代後半から現代までの近現代美術作品(絵画・彫刻・水彩画・素描・版画・写真など)を随時コレクションし、常時展示した初めての美術館でもあり、それまで企画展等で「借り物」の展示を中心に行われていた日本の美術館運営に初めて「美術館による美術品収集」をもたらした功績は大きい。収蔵品は9000点超におよぶ。

東京国立博物館(とうきょうこくりつはくぶつかん)は、日本と東洋の文化財(美術品、考古遺物など)の収集保管、展示公開、調査研究、普及などを目的として独立行政法人国立博物館が運営する博物館である。
1872年(明治5年)に創設された、日本最古の博物館である。東京都台東区の上野恩賜公園内にある。本館、表慶館、 東洋館、平成館、法隆寺宝物館の5つの展示館と資料館その他の施設からなる。収蔵品の総数は11万件を超え、国宝87件、重要文化財610件(2005年7月現在)を含む。

京都国立博物館(きょうとこくりつはくぶつかん)は、独立行政法人国立博物館が運営する博物館。1897年(明治30年)5月に開館した。展示館は片山東熊(かたやまとうくま)設計の本館と森田慶一設計の新館がある。常設展示は新館で行われ、本館は特別展会場として使用されている。所蔵品には国宝27件(2005年10月現在)が含まれる。また建物自体も、本館、表門、同改札場及び袖塀が「旧帝国京都博物館」として国の重要文化財に指定されている。

奈良国立博物館(ならこくりつはくぶつかん)は、奈良県奈良市登大路町にある、独立行政法人国立博物館が運営する博物館である。

京都国立近代美術館(きょうとこくりつきんだいびじゅつかん 英表記:The National Museum of Modern Art,Kyoto 略称:MOMAK)は、京都市左京区岡崎公園内にある、独立行政法人国立美術館が運営する美術館である。プリツカー賞建築家槇文彦による設計である。
日本の近代美術史全体に配慮しながら、京都を中心に関西・西日本の美術に比重を置き、京都画壇の日本画、洋画などを積極的に収集、展示し、河井寛次郎の陶芸、染織など工芸作品のコレクションも充実している。

国立新美術館(THE NATIONAL ART CENTER,TOKYO)は、文化庁国立新美術館設立準備室が主体となり、東京都港区の東京大学生産技術研究所跡地に建設中の、日本最大規模を誇る美術館である。(2006年度開館予定)
コンセプトを「森の中の美術館」としており、設立目的を展覧会の開催・情報収集およびその公開・教育普及としている。また、館内にミュージアムショップ・レストラン・カフェを展開するなど、「親しみのある美術館」を目指している。
三の丸尚蔵館(さんのまるしょうぞうかん)は、東京都千代田区千代田の皇居東御苑内にある、宮内庁所管の博物館施設である。昭和天皇の死去の翌年、1989年に皇室から国(宮内庁)に移管された美術品を保存、研究、公開するための施設として1993年に開館した。

宮城県美術館(みやぎけんびじゅつかん、The Miyagi Museum of Art)は、1981年に開館した県立の美術館である。
地元である宮城県および東北地方に縁の深い、明治以降の絵画、版画、彫刻、工芸作品を中心にコレクションしており、さらにカンディンスキーやクレーらの作品も収蔵している。『きまぐれ美術館』で知られる画廊主・随筆家の洲之内徹コレクションも有名。これらの作品を展示する常設展および年に数回の特別展が企画されるほか、併設されている県民ギャラリーにおける一般市民の展示発表も活発である。また、館内の創作室や設備を開放して随時創作指導等を行なっており、ただ鑑賞するだけではない幅広い芸術活動を支援している。1990年、本館西隣に佐藤忠良記念館が開館した。

水戸芸術館(みとげいじゅつかん)は、1990年に開館した茨城県水戸市にある市立の美術館・コンサートホール・劇場からなる現代芸術の複合施設である。愛称は「Art Tower Mito」。運営は財団法人水戸市芸術振興財団。館長は音楽評論家・吉田秀和。
設計者は磯崎新。市内中心部に建つこの施設は、中心市街地活性化の意味も込めて、廃校した旧五軒小学校の跡地に建設された。発案者である当時の水戸市長・佐川一信(故人)が文化による町興しを意図し力を入れたため、市の年間予算の1%(約9億円)を活動資金にするという、欧米では散見される制度を日本で始めて導入した。また美術・音楽・演劇の各部門には開館前から「芸術監督」が任命され、彼らが施設に必要・不必要な機能などを設計者と協議し、設計に反映させている。これら1%予算や芸術監督制度は、市長が変わったあとも引き続き続けられ、館の活動を支えている。
各部門の活動は日本国内でも先駆的なものであり、水戸市民のみならず東京を始めとした関東一円や全国から観客を集めている。専属の劇団や楽団をもつソフト重視の運営形態は全国でも異色である。

東京都美術館(とうきょうとびじゅつかん)は上野恩賜公園内にある美術館。日展を筆頭にする大小の公募団体展と、マスコミとの共催による大規模企画展に対する、貸し館事業が中心である。

東京都庭園美術館(とうきょうと ていえんびじゅつかん)は、東京都港区白金台(しろかねだい)にある都立美術館である。
武蔵野の面影を残す国立自然教育園に隣接した同館の敷地および建物は、皇族で、香淳皇后の叔父にあたる朝香宮鳩彦王(あさかのみや やすひこおう、1887年-1981年)が1947年の皇籍離脱まで暮らした邸宅であった。
現在、美術館として使用されている邸宅は1933年(昭和8年)に竣工した、当時流行のアール・デコ様式を採用した建物で、東京都の有形文化財に指定されている。 建築設計は宮内省内匠寮、内装デザインはフランス人インテリアデザイナーのアンリ・ラパン(1873年-1939年)が担当している。 また、正面玄関にある女神像のガラスレリーフや大広間などのシャンデリアはフランスのジュエリーデザイナーでガラス工芸家でもあったルネ・ラリック(1860年-1945年)の作品である。 そうした意味でこの建物は日仏の合作といえる。
建物は第二次世界大戦後、吉田茂によって外務大臣公邸などに使用された(1947~1950年)後、1950年に西武鉄道に売却され、国賓・公賓などの迎賓館として使用された。1981年、東京都が購入し、1983年(昭和58年)、都立美術館として公開された。1階には大広間、大客室、大食堂などの公的スペースが主に配され、2階には寝室など宮家の私室が並ぶ。通常の展示では、建物全体の半分ほどが展示室として公開されている。 展示は、館蔵品による常設展示はなく、特定のテーマに沿った企画展示が年数回行われている。

東京都現代美術館 (とうきょうとげんだいびじゅつかん) は、東京都江東区三好にある、現代美術専門の公立美術館である。広大な都立木場公園の一郭に、平成7年(1995)に開館した。
外観(2004/08/15)1945年以降の美術作品を収集・展示の対象とし、それまで上野公園の東京都美術館で保管・展示していた現代美術作品は当館へ移管されている。開館時、ロイ・リキテンスタインの作品『ヘア・リボンの少女』を高額(618万ドル、約6億円)で購入することに対してマスコミや都議会で批判の声があり、自治体による現代美術の購入という問題に一石を投じた。
延床面積33,515m²という日本最大の美術館建築(分館を含めた場合日本2位)で、常設展示室は1階と3階の計10室ある。1階展示室では第二次大戦後まもない時代の不安と混沌を反映した美術から、1970年代まで、約30年間の美術の流れが一通りたどれるようになっている。3階展示室では、現存作家の作品を中心に、現代アートのさまざまな傾向を見ることができる。企画展示室には、巨大化する傾向のある現代美術作品が展示可能な、広大な吹き抜け空間が準備されている。

東京都写真美術館(とうきょうとしゃしんびじゅつかん)は、東京都目黒区三田一丁目にある、写真・映像専門の公立美術館である。
個人名のついた写真美術館ではない写真一般の美術館としては日本初であり、写真に限らず映像まで含めた世界的にも珍しい専門美術館である。展示施設、ホール、図書室、ミュージアムショップ、喫茶室などで構成され、展示施設としては、2階(写真独自企画展向け会場)・3階(写真共催展向けまたは貸出会場)・地下1階(写真以外の映像一般展向け映像展示室)の3つがある。
3階は、本来は常設展示用のスペースであったが、東京都の財政難の煽りを受け、貸出中心の会場となった。従って現在、当美術館には常設展示用のスペースがない。
1次開館以降、多彩な企画展を中心にして、積極的に内外の写真作品を紹介し、また近年には、アニメやテレビゲームと言った写真以外の映像作品にも力を入れており、(若者の興味を惹く事だけを目的としているとの批判もある)、日本に於ける映像文化の普及に貢献している。

東京藝術大学大学美術館(とうきょうげいじゅつだいがく だいがくびじゅつかん)は、東京都台東区上野公園の東京芸術大学美術学部構内にある美術館である。東京芸術大学の前身である東京美術学校以来のコレクションや歴代卒業生の作品などを収蔵展示している。

目黒区美術館は東京都目黒区にある美術館。1987年に開館した小規模な美術館で、主に日本の近代から現代にかけての作家の作品を展示している。

世田谷美術館(せたがやびじゅつかん)は東京都世田谷区の砧公園のなかにある美術館である。建築家内井昭蔵の代表作である。

神奈川県立近代美術館(かながわけんりつきんだいびじゅつかん)は、日本初の公立近代美術館。鎌倉館、鎌倉別館、葉山館からなる。

静岡県立美術館(しずおかけんりつびじゅつかん)は静岡県静岡市駿河区にある美術館である。
絵画や彫刻など幅広く収蔵する。その中には富士山や東海道などの静岡県地域を題材にした浮世絵も多く含まれる。
また、オーギュスト・ロダンの作品を中心に展示しているロダン館は美術館の目玉である。

おかざき世界子ども美術博物館は、1985年に開館した愛知県岡崎市にある子どものための参加型体験美術館。この種のものとしては、日本で最初のもの。愛称は、「おー!」。 アメリカ合衆国のボストン市にあるボストン・チルドレンズ・ミュージアムなど、「ハンズオン!」、触って学べる子どもための博物館というものが、日本でも少しづつ始まっているが、日本国内で子どもに焦点を当てたこの手のものは、おかざき世界子ども美術博物館が最初で、最も成功している例になる。

山梨県立美術館(やまなしけんりつびじゅつかん)は、山梨県甲府市貢川の芸術の森公園内にある美術館である。
1978年(昭和53年)に開館。ミレーの代表作『種まく人』が所蔵されており、「ミレーの美術館」として親しまれている

豊田市美術館(とよたしびじゅつかん、Toyota Municipal Museum of Art)は愛知県豊田市にある公立美術館。1995年に開館した。市街地の中心部に近く、かつて挙母城(七州城)のあった高台の一角にあり、小学校が移転した跡地に建設されている。
20世紀美術とデザインの収蔵、現代美術の意欲的な企画展で全国的に知られ、また漆芸で高名な作家・高橋節郎の作品を収蔵する高橋節郎館を併設している。

新潟県立近代美術館(にいがたけんりつ きんだいびじゅつかん)は新潟県長岡市宮関町にある新潟県立の美術館。1993年に開館し、「世界の美術」、「日本の美術」、「新潟の美術」をテーマにした作品が常設されている。企画展は1~2ヶ月ごとに代わり、美術館の中を探検したりできる催し物もある。
関越自動車道 長岡インターチェンジを降りてしばらく行けば到着する。また、越後交通の環状バスのバス停もあり、バスで行くこともできる。

富山県立近代美術館(とやまけんりつきんだいびじゅつかん)は20世紀以降の美術作品を中心とした美術館である。富山県が運営している。富山県富山市西中野町にある。1981年に、富山県置県100年事業として設立された。常設展示としては、パブロ・ピカソ、ロートレック、ルオー、シャガール等のほか、シュルレアリスムを中心としたコレクションとなっている。
設立の経緯としては、富山市出身の美術評論家・作家である瀧口修造が、ジョアン・ミロ、マルセル・デュシャン等との交友関係があったためとも言われている。

石川県九谷焼美術館(いしかわけんくたにやきびじゅつかん)は、石川県加賀市に所在する九谷焼を収集、展示する美術館である。
2001年に九谷焼を始めた大聖寺藩の城下町であった加賀市大聖寺に開館した。企画展示室では、様々な企画展が行われており常設展示室は、画風別に部屋が分かれており順路に従って回ると 青手 - 色絵・五彩 - 赤絵・金襴 の順で見る事が出来る。2階の喫茶室には現代作家の作品が展示され、購入する事も可能。この喫茶室の前のスペースではミニコンサート等のイベントが開かれる事もある。

石川県七尾美術館(いしかわけんななおびじゅつかん)は、石川県七尾市小丸山台に所在する公立の美術館である。
能登半島唯一の総合美術館として1995年に開館した。収蔵品の中心は七尾市の名誉市民である池田文夫からの遺贈品であり池田コレクションと称される。また、毎年春には七尾出身の画家長谷川等伯の特別展が行われる。

石川県立美術館(いしかわけんりつびじゅつかん)は、石川県金沢市に所在する美術館。1945年(昭和20年)10月、石川県美術館として金沢市本多町の旧北陸海軍館を改装して開館するが、同年末占領軍によって接収される。 1959年(昭和34年)谷口吉郎の設計により同名で開館。1983年(昭和58年)に近接する現在地に移転と共に現在の名称に改称。石川県にゆかりのある作品を中心に収集。1997年石川県文化財保存修復工房が附属され、文化財の修復にも力を入れている。