*モナミ*

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『ロミオとジュリエット』 Romeo and Juliet

2011年04月26日 | 映画【や・ら・わ行】
午前十時の映画祭で、『ロミオとジュリエッット』を見て来ました。




十五世紀中頃、二大名門として知られるモンタギュー家とキャピュレット家は、
家長から下男にいたるまで仇敵視しあう仲で血で血を洗う争いが絶えなかった。

ある夜モンタギュー家の一人息子ロミオ(レナード・ホワイティング)は、
キャピュレット家の夜会にまぎれ込み、一人の美しい娘にすっかり魅了される。

だがその令嬢がキャピュレット家の一人娘ジュリエット(オリビア・ハッセー)
だと知ったとき、“この命は、もう敵からの借財になった”と嘆くのだった。

一方、“たった一つの愛が、たった一つの憎しみから生まれるなんて!”と、
ジュリエットもこの恋の誕生を悲しむのだった。

宴のあと、去りかねたロミオは恋の手びきで月光の庭園をさまよった。
するとバルコニーにジュリエットが現われ、二人は恋を告白、結婚を誓いあう。

翌日二人はロレンス神父の手により結婚式をあげたが、その帰り道、
キャピュレットのティボルトとモンタギューのマキューシオが、
争っているのに出会う。

ロミオの止めるのも聞かず二人は剣をぬき、ティボルトはマキューシオを刺殺。
ロミオは逆上しティボルトを刺した。

ベロナの町に再び血が流れ、ロミオは追放の身となった。
発つ前に、ジュリエットの乳母や神父のはからいで二人は会うことを許され、
結ばれたのである。

一方、キャピュレット家ではジュリエットと領主の遠戚であるパリス伯爵との、
婚約を進めており、ジュリエットの意向も聞かず結婚の日取りまで決めてしまった。

ジュリエットはロレンス神父のところへ相談に行き、神父は。
四十二時間仮死状態が続くという薬を与える。
そして墓地に運ばれたらロミオが助けにいく、という手はずをととのえた。

計画は予定通り運んだ。
だが、ことの次第を記した手紙を待った神父の使者とロミオが行き違ってしまい、
ジュリエットは本当に死んでしまった、と思ったロミオ。

彼は墓所のジュリエットの傍で毒をあおってしまったのである。

やがて仮死状態からさめたジュリエットは倒れているロミオを見て驚き、
まだあたたかい唇に接吻してからロミオの短剣で自らの胸を刺した。

折り重なって死んでいったベロナの若い恋人たち。

二人のなきがらを前に、両家は長かった争いの愚かさに気づくのだった。



レオ様主演の、ロミオとジュリエットではありません(未見)。


血で血を洗う両家の争いも愚か過ぎると思うけれども、
この2人がもっと大人だったらば…と思わずにいられない。

もうちょっと大人の知恵や機転を持つほどに大人であったらば、
こんな悲劇は起こらなかったろうに。
もうちょっと、巧い方法があったろうに、と思わずにいられない。
何も、死ぬことなかったろうに、と思わずにいられない。

いくら両家がいがみ合っていると言っても、そこから逃れる方法など、
いくらでもあるだろうに。


でもそれすらも思いつかない、思いついたとしても実行することができないほど、
幼かった恋人たち。

そんな幼い恋人たちを、ただ追い詰めるだけだった両家の人間たち。


それにしても、よりにもよって仇同士で恋するとはね。
もっと身内にいい男、いい女がいるだろうに、と思うのに。

恋というのは、障害があった方が燃えるのか。
障害、というか、決して結ばれない、と思えば思うほど、燃えるのかしら。
そんな経験なんてないから、分からないけれど。


オリビア・ハッセーが可愛らしかったなぁ。
まさに純真無垢、という感じで。
実際に、乳母や父母の目を盗んで逢引を重ねてるのだから、
見た目ほど純真でもないのかもしれないけれど(爆)。


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