杜のお遊びライフ、

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☆★☆ 映画【エリザベス2:ゴールデン・エイジ】 敵を制し、愛を制し、国を制した女王の物語

2008-02-20 | ★.映画館へ行ったの 
原題、Elizabeth : The  Golden  Age (エリザベス黄金時代)。
邦題、エリザベス:ゴールデン・エイジ。
サブタイトル、敵は、外にも中にも--そして私の心にも。
1998年英国制作「エリザベス<2005-05-28>」の続編(二作目)です。

前作では、エリザベスが女王になるまでの物語だったかな、宮殿とされたロケ地も荘厳な大きな教会が使われ、暗い感じだったと思います。今回は少し柔らかい感じになっています。 恋あり嫉妬あり、女性である王の悩みと、決断によって人の命を絶たねばならない悩みと、恐れと・・・・。幾度も涙するシーンもありました。 国を守る為に汚い事に手を染めなくてはならない宰相。歴史の重みと絢爛豪華な宮廷生活を、のぞき見できる映画です。ケイト・ブランシェットは女王でした。 改めて、一作目と二作目を続けて観たいと思いました。

↓映画館配布無料パンフレット表と裏。(裏は、クリック大画像↓)。

日本初公開2008-02-16英国・米国(歴史劇・ドラマ)114分。
監督:シェカール・カプール,脚本:ウィリアム・ニコルソン,マイケル・ハースト,
衣装デザイン: アレクサンドラ・バーン,
メイクアップ&ヘアデザイン: ジェニー・シャーコア,
音楽: クレイグ・アームストロング,アル・ラーマン,

出演: ケイト・ブランシェット(エリザベス女王1世),ジェフリー・ラッシュ(宰相、フランシス・ウォルシンガム ),クライヴ・オーウェン(冒険家、ウォルター・ローリー卿),リス・エヴァンス(ロバート・レストン),ジョルディ・モリャ(スペイン国王フェリペ2世),アビー・コーニッシュ(女官、ベス・スロックモートン),サマンサ・モートン(スコットランド女王メアリー),トム・ホランダー(監視者、アミアス・ポーレット),エディ・レッドメイン(暗殺者、トマス・バビントン),アダム・ゴドリー,

物語: 1585年、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)はプロテスタントの女王としてイギリスを統治していた。だが、欧州全土をカトリックの国にしようと目論むスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は彼女の失脚を画策する。そんな女王の前に、新世界から戻ったばかりの冒険家ローリー卿(クライヴ・オーウェン)が現れ……。(movix)

見所: 『エリザベス』のシェカール・カプール監督が、再びケイト・ブランシェットを主演に迎え、エリザベス女王の“黄金時代”に焦点当てた歴史大作。当時ヨーロッパの最強国だったスペインとの宗教対立を軸に、君主として生きる女性の苦悩を画面に焼き付ける。前作同様宰相役のジェフリー・ラッシュほか、『インサイド・マン』のクライヴ・オーウェンら実力派俳優が集結。豪華絢爛(けんらん)な衣装に身を包み、心身ともにイギリス女王に成り切ったブランシェットの神々しさに圧倒される。(movix)
こぼれ話・豆知識。
ウォルター・ローリーは新大陸(アメリカ)を植民地化する探検家であり航海士。ベス・スロックモートンとの間に子供をもうけ後に結婚する。アメリカのヴァージニアという地名は、ローリーが『ヴァージンクイーン』にちなんで命名したといわれている。

エリザベス一世は、着道楽であったと言われている。一説にはドレス、、2000着。靴、300足所有したという記述があるらしい。彼女の一着や一足は豪華絢爛なドレスであり靴ですから金額も天文学的数字になるでしょうね。

女王の住居空間のロケ撮影に使われたのは、イングランド南部のウエルズとウィンチェスターにある、いくつかの大聖堂で前作よりも内部の規模が小さくなっている。このロケ地は女性的な装飾が特徴で、石に彫刻された花のモチーフや、繊細なガーゴイル(大口を開けた怪獣の形をした噴水口や彫刻)は女王のくつろぎの空間を演出している。

ローリーの部下たちがスペイン無敵艦隊から防御するために使われた、帆船タイガー号。実際の寸法で作られている。長さ約54m、巨大な鉄の枠組みに、10cmほどの厚さの板材をネジ止めして作られてた。 板材は外側の繊維が焼かれて、丈夫な繊維だけが残され、海にもまれて古びた感じの外観に仕上げられた。 その後、ペンキ、手すり、階段、彫刻された美しい艦首が追加された。最後に帆が縫い上げられて、当時のぼろ軍艦が出来上がるのである。制作には数ヶ月かけられた。
コメント
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