杜のお遊びライフ、

ひねもす のったり ゆったり まったり がんばらない

☆★☆ 映画【Babel/バベル】 届け、心。分かり合いたいのに分かり合えない。心が通じない。

2007-05-09 | ★.映画館へ行ったの 
アメリカ人夫婦が、旅行先に選ぶのが【モロッコ】。このアメリカ人の夫婦の間の、小さな2人の子供の面倒を看てる女性の出身地が【メキシコ】。メキシコで行われる息子の結婚式に、言葉の通じない2人の小さな子供を連れてくのね。【日本】では、耳の聞こえない女性が回りの人との意思の疎通と偏見に、イラついてるからって自分を粗末に扱いすぎるのでは、はらはらします。 一本の映画なのに、3本の映画を見てるような錯覚を感じます。

芸術作品なのでしょうが、結末が悲しすぎます。
落ち込んでる人は、もっと落ち込みます。

時間軸が、ずれて映画の始まりが始まりでない。メビウスの輪のような感じで元に戻ってくる様な映画です。3つの国をつなぐのが、一丁のライフルというのは安易過ぎるのではないかと思いますが・・・。3国の物語が同時に進行していくんですが、どの国の物語も深刻なのね。言葉が通じないと言うよりも、人間の愚(おろ)かさを感じます。 日本の父娘は、母親の死(自殺)で苦しんでるのを表現してるらしいですが、素裸でベランダに立ってる高校生の娘を見ても動じない父親って、異常よね。母親の死の真相は、父娘の仲の良すぎるのが原因と感じたのは私だけかな。裸になった娘が刑事に渡したメモの内容は何だったのでしょう謎だ。 アメリカの上流階級であろう夫婦が離婚の危機に、離婚回避の話し合いと親睦の旅行先に選ぶのが、モロッコ 。普通は選びませんよねぇ・・・・と言っては話が始まりませんか!?。
ガエル・ガルシア・ベルナル←メキシコの酔っ払いの甥っ子は素晴らしい。
←劇場配布無料パンフレット→

日本公開-2007-04-28-アメリカ(現代ドラマ、PG-12)143分。
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ,
脚本:ギジェルモ・アリアガ,音楽:グスターボ・サンタオラヤ .

出演:ブラッド・ピット(夫・リチャード),ケイト・ブランシェット(妻・スーザン),エル・ファニング(娘・デビー),ネイサン・ギャンブル(息子・マイク),ガエル・ガルシア・ベルナル(サンチャゴ),アドリアナ・バラーザ(子守・アメリア),役所広司(ヤスジロー),菊地凛子(チエコ),村田裕子(ミツ),二階堂智(刑事・ケンジ),ブブケ・アイト・エル・カイド(ユセフ・弟),サイード・タルカーニ(アフメッド・兄),ムスタファ・ラシディ(アブドゥラ・父),アブデルカデール・バラ(ハッサン),小木茂光,マイケル・ペーニャ,クリフトン・コリンズ・Jr,末松暢茂.

モロッコを旅行中のアメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)が、突然何者かによって銃撃を受け、妻が負傷するという事件が起こる。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、満たされない日々にいら立ちを感じながら、孤独な日々を過ごしていた……。(MOVIX)  3大陸4言語、国境を超えたキャストたちの、想像を超えた化学反応。世界初披露のカンヌ映画祭にて監督賞を受賞!言葉が通じない。心も通じない。想いはどこにも届かない。今、モロッコで放たれた一発の銃弾が、アメリカ、メキシコ、そして日本の孤独な魂をつなぎあわせ、息をのむラストへと加速する。聴いてほしい。初めて世界に響く愛の声を。(109シネマズ)

気分が悪くなる、ネタバレ注意・・・!!.
ネタバレになっちゃうから、気分が悪くなった理由がぼかされてるのかな。モロッコをバスで移動中、ライフルで撃たれたキズを治療するのが、モロッコの獣医さん。映像はリアルで、真っ赤な血の出てる皮膚を火で消毒した針で、麻酔もなく縫うシーンがあります。 メキシコの結婚式の料理の為に、子供達に逃げるニワトリをゲームの様にして捕まえさせて、鳥を料理するのに生きてる鳥の頭を片手で持ち、胴体を回転させて、両手で、ねじ切るシーンがあります。 このシーンは衝撃的でした。
コメント
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