学校が始まって イヤだイヤだと言いながら、
新学期の子どもたちは活気があります
自分の居場所の一つなのだと感じます
楽しいことばかりではない居場所です
嫌いな学科があったり 喧嘩したり 朝眠くて仕方なかったり
いろいろな場面に出会う場所
そして幸福感がある場所
この教室もそうありたいと思っています
練習はイヤでも 音楽好きでなんだか楽しい居場所
もちろん もちろん レッスン楽しい!が嬉しいんですよ
夏の工作は「大きな木」
沢山の葉っぱを茂らせた大きな一本の木です
♪この~きなんのき きになるき~
なんて歌いだす世代もいますね
長田弘さんの「大きな木」という詩も思い浮かびます
子どもたちのいろいろな感情が 豊かに育ち続けますように
長谷川先生からのメッセージです
インサイド・ヘッド2
また、今回も映画ネタになってしまいました。ほかにないんかいと自問自答したんですが、インサイドヘッド2で行こうと思います。2ですから、もちろん1があるのですが、実は1は見ていません。と言うのも、この映画の日本語吹き替え版のエンドソングが、SEKAI NO OWARIの♪プレゼントだったからです。大音量で、ヴォーカルの深瀬君の声を聴きたくって、見に行きました。そもそも、海外版の映画は、字幕スーパーで見たい派なのですが、それでは、深瀬くんの声が聴けないので、こちらも妥協しました。
インサイドですから、中、内なるものと言うことですよね。しかも、ヘッドなので、頭。
直訳すると「頭の中」あるいは「頭の内側」ってことでしょうか?どんな映画なんだろう・・と思いながら、映画館のある隣の駅まで。一言でいえば、さまざまな感情の映画という事になりますか。前作1では、主人公は11歳。今回は13歳と言う設定で、思春期の時期の感情の複雑さを描いていました。
確かに、中学生だった時の自分は、あまり良い時期とは言えず。その頃の友達も未だに連絡はとりあっているものの、入った部活は早々に辞め、今でいうところの帰宅部。そのお陰でピアノが弾いていられたというのはありますが。あまり、思い出したくない時間です。
映画の中には、いろんな感情、例えば、喜び、悲しみなどいくつかの感情を表すキャラクターが登場します。それを見て、あっと思ったのが、レッスンの中で使っていた絵本でした。2冊あるのですが、まず「カラーモンスター」と言う、スペイン、バルセロナ生まれのアナ・レナス(Anna Llenas)さん著の絵本。
絵本のタイトル通り、角のあるモンスターがいろんな色になります。嬉しい気持ちの時は、黄色。悲しい気持ちの時は、水色。怒っている時は、赤。不安な気持ちを抱えている時は、茶色や黒。緑や黄緑は穏やかな安らぎの気持ちとして表されています。アナさんは、カラーセラピストとしても活躍されていらっしゃるそうです。
もう一冊は、「どんなきもち?」と言う、オランダ南部ハベルト生まれのミース・ファン・ファウト(Mies van Hout)さん著の絵本。こちらは、魚がモチーフで、言葉によって、魚の形も変わりますが、わくわくと言う言葉には、黄色い魚。しょんぼり、びくびく、もじもじには、水色ですが、一方、反対言葉かと思われる、うきうき、幸せと言った言葉にも水色ベースの魚が描かれています。勇気をもってには、赤い魚。もやもや、は茶色。緑の魚には、るんるんと言う言葉がつけられています。
インサイドヘッドに登場する、よろこびは、青い目をして、黄緑色の洋服を着ています。これは、2冊の本と共通する点がありますね。カナシミは、水色。これも共通しています。イカリは赤。ビビリは、紫。
全てが、被っているわけではありませんが、何か、絵本と共通するものがあるような気がしました。
そして、更に音楽の調性を色で表現したものもあったなぁと調べてみました。ハ長調は、白。これは、白鍵だけを使う調なので、こういうイメージが付きやすいのでしょうか。ト長調は、青。ってことは、ちょっと、悲しいイメージ?ニ長調,ホ長調は黄色や橙色。ってことは、楽しいイメージ?イ長調は、赤。エネルギーが満ちている感じ?
そして、ヘ長調は緑。ってことは、穏やかで平和な感じなのだろうか?ちなみに、この調性の色に関しては、最相葉月さんの著「絶対音感」に記されています。作曲家のリムスキー・コルサコフさんも、ヘ長調は緑。ハ長調は、白。ニ長調は黄色とイメージしていたようなので、共通するところは多いです。
作曲家の方は、もちろん曲のイメージによって調性を選んでいるはずですので、その方なりの色のイメージと言うのもあるのかもしれません。感情や色、調性と色に相関関係が全く無いとは思えませんし、色をイメージした方が楽しいし、わかりやすい気がします。
モーツアルトは、ニ長調が多いというのも、何か意味するところがあるのでしょうね。
カラーモンスターに話を戻すと、感情がごちゃごちゃになっている時は、モンスターはいろんな色で塗られています。インサイドヘッドに戻すと、思春期を迎えた主人公、ラリーには、更にいろんな感情が加わり、キャラクターの数も増えます。いろいろなものが混ざっている状態。絵画でいうと、いろんな色で描かれた点描画の画のような状態なのかも。そして、音楽でいうとその頃フランスで活躍したドビュッシーは、調性にとらわれない曲をたくさん作りました。私自身、ピアノを弾いていて、ここは赤、ここは緑とか感じることはほぼありませんが、明らかに、この曲は色が違うよね・・みたいに思うことはあります。それは、今までなじみの無かった調性だったり、音階を使った曲を弾いた時です。
2学期には、そんな音楽を取り入れてレッスンをしてみようかと思ったりしています。
そのためには、まず、自分が勉強勉強です。
長谷川 典
新学期の子どもたちは活気があります
自分の居場所の一つなのだと感じます
楽しいことばかりではない居場所です
嫌いな学科があったり 喧嘩したり 朝眠くて仕方なかったり
いろいろな場面に出会う場所
そして幸福感がある場所
この教室もそうありたいと思っています
練習はイヤでも 音楽好きでなんだか楽しい居場所
もちろん もちろん レッスン楽しい!が嬉しいんですよ
夏の工作は「大きな木」
沢山の葉っぱを茂らせた大きな一本の木です
♪この~きなんのき きになるき~
なんて歌いだす世代もいますね
長田弘さんの「大きな木」という詩も思い浮かびます
子どもたちのいろいろな感情が 豊かに育ち続けますように
長谷川先生からのメッセージです
インサイド・ヘッド2
また、今回も映画ネタになってしまいました。ほかにないんかいと自問自答したんですが、インサイドヘッド2で行こうと思います。2ですから、もちろん1があるのですが、実は1は見ていません。と言うのも、この映画の日本語吹き替え版のエンドソングが、SEKAI NO OWARIの♪プレゼントだったからです。大音量で、ヴォーカルの深瀬君の声を聴きたくって、見に行きました。そもそも、海外版の映画は、字幕スーパーで見たい派なのですが、それでは、深瀬くんの声が聴けないので、こちらも妥協しました。
インサイドですから、中、内なるものと言うことですよね。しかも、ヘッドなので、頭。
直訳すると「頭の中」あるいは「頭の内側」ってことでしょうか?どんな映画なんだろう・・と思いながら、映画館のある隣の駅まで。一言でいえば、さまざまな感情の映画という事になりますか。前作1では、主人公は11歳。今回は13歳と言う設定で、思春期の時期の感情の複雑さを描いていました。
確かに、中学生だった時の自分は、あまり良い時期とは言えず。その頃の友達も未だに連絡はとりあっているものの、入った部活は早々に辞め、今でいうところの帰宅部。そのお陰でピアノが弾いていられたというのはありますが。あまり、思い出したくない時間です。
映画の中には、いろんな感情、例えば、喜び、悲しみなどいくつかの感情を表すキャラクターが登場します。それを見て、あっと思ったのが、レッスンの中で使っていた絵本でした。2冊あるのですが、まず「カラーモンスター」と言う、スペイン、バルセロナ生まれのアナ・レナス(Anna Llenas)さん著の絵本。
絵本のタイトル通り、角のあるモンスターがいろんな色になります。嬉しい気持ちの時は、黄色。悲しい気持ちの時は、水色。怒っている時は、赤。不安な気持ちを抱えている時は、茶色や黒。緑や黄緑は穏やかな安らぎの気持ちとして表されています。アナさんは、カラーセラピストとしても活躍されていらっしゃるそうです。
もう一冊は、「どんなきもち?」と言う、オランダ南部ハベルト生まれのミース・ファン・ファウト(Mies van Hout)さん著の絵本。こちらは、魚がモチーフで、言葉によって、魚の形も変わりますが、わくわくと言う言葉には、黄色い魚。しょんぼり、びくびく、もじもじには、水色ですが、一方、反対言葉かと思われる、うきうき、幸せと言った言葉にも水色ベースの魚が描かれています。勇気をもってには、赤い魚。もやもや、は茶色。緑の魚には、るんるんと言う言葉がつけられています。
インサイドヘッドに登場する、よろこびは、青い目をして、黄緑色の洋服を着ています。これは、2冊の本と共通する点がありますね。カナシミは、水色。これも共通しています。イカリは赤。ビビリは、紫。
全てが、被っているわけではありませんが、何か、絵本と共通するものがあるような気がしました。
そして、更に音楽の調性を色で表現したものもあったなぁと調べてみました。ハ長調は、白。これは、白鍵だけを使う調なので、こういうイメージが付きやすいのでしょうか。ト長調は、青。ってことは、ちょっと、悲しいイメージ?ニ長調,ホ長調は黄色や橙色。ってことは、楽しいイメージ?イ長調は、赤。エネルギーが満ちている感じ?
そして、ヘ長調は緑。ってことは、穏やかで平和な感じなのだろうか?ちなみに、この調性の色に関しては、最相葉月さんの著「絶対音感」に記されています。作曲家のリムスキー・コルサコフさんも、ヘ長調は緑。ハ長調は、白。ニ長調は黄色とイメージしていたようなので、共通するところは多いです。
作曲家の方は、もちろん曲のイメージによって調性を選んでいるはずですので、その方なりの色のイメージと言うのもあるのかもしれません。感情や色、調性と色に相関関係が全く無いとは思えませんし、色をイメージした方が楽しいし、わかりやすい気がします。
モーツアルトは、ニ長調が多いというのも、何か意味するところがあるのでしょうね。
カラーモンスターに話を戻すと、感情がごちゃごちゃになっている時は、モンスターはいろんな色で塗られています。インサイドヘッドに戻すと、思春期を迎えた主人公、ラリーには、更にいろんな感情が加わり、キャラクターの数も増えます。いろいろなものが混ざっている状態。絵画でいうと、いろんな色で描かれた点描画の画のような状態なのかも。そして、音楽でいうとその頃フランスで活躍したドビュッシーは、調性にとらわれない曲をたくさん作りました。私自身、ピアノを弾いていて、ここは赤、ここは緑とか感じることはほぼありませんが、明らかに、この曲は色が違うよね・・みたいに思うことはあります。それは、今までなじみの無かった調性だったり、音階を使った曲を弾いた時です。
2学期には、そんな音楽を取り入れてレッスンをしてみようかと思ったりしています。
そのためには、まず、自分が勉強勉強です。
長谷川 典