V(さ)せていただきます
【イントロ】
◆許可をもらう時
T:明日は用事があるので、学校を休みたいです。
先生に何と言いますか?
S:先生、すみませんが、あした学校を休ませていただけませんか?
T:そうですね。初級で勉強しましたね。(『みんなの日本語』48課)
板書)すみませんが、あした学校を休ませ ていただけませんか?
T:使役を使って、先生に許可をもらっていますね。
T:じゃ、今日は気分が悪いので、早く帰りたいときは何と言いますか?
S:先生、すみませんが、早く帰らせていただけませんか。
T:早く帰らせていただきたいのですが...
早く帰らせていただいてもかまいませんか。
など、いろいろな言い方があります。
◆発表の時
T:発表するとき、一番初めに「では、発表します」と言いますが、もっとていねいに言うことができます。
では、発表させていただきます。
じゃ、発表を終わる時は?
これで発表を・・終わります・・・
S:これで発表を終わらせていただきます。
ポイント
1.「~してもらう」と「~させてもらう」の違い
誰がするのかをその都度確認。
2.使役の復習(使役を覚えているかの確認)
3.「~していただく」は「~してもらう」の丁寧な言い方と説明
4.みんなの前で発表やスピーチをする時、「~(さ)せていただきます」を使うと丁寧になる。
練習問題
1.休みたいとき店長に何と言いますか?
→すみません。明日休ませていただいてもかまいませんか/休ませていただきたいのですが。
2.先生の本をコピーしたいとき何と言いますか?
3.会社の鍵を使いたいとき何と言いますか?
4.(スピーチ)今から発表したいとき何と言いますか?
5.(スピーチ)これで終わりたいとき何と言いますか?
※「させていただきます症候群」http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/201117.html
※文化庁「敬語の指針」P.41~42 6 「させていただく」の使い方の問題http://keigo.bunka.go.jp/guide.pdf