国の借金を喜ぶ財務大臣

中国 日本国債の購入を急拡大


日本の膨大な国債発行残高がしばしば問題とされ、このままではギリシャのように
破たんしてしまうという人はめずらしくありません。

これに対して、国債があっても日本は大丈夫という人の根拠は、
"日本はギリシャとは違い、外国から借金しているわけではない"というものです。

麻生元総理は次のように講演していました。

現在の日本の国債の９４％は国内から借りているもので、貸しているのは日本国民。
日本国民にとって国債は、将来金利がついて戻ってくる"財産"であり、
国債の返済を先送りすることは、次の世代に借金を残しているのではなく、
財産を残しているのだと考えてもらいたい。

ほんとかよっと疑っしまうんですが、日本が破たんしないで国債の先送りが
続けられればそういうことになる。

最悪、国民に向けて"あなた方の貯金はなくなりました"と言えば終わりなのです。
（現実的ではありませんが）

しかし、国債の買い手が中国になったらこんなことは言ってられない。
国の借金が次世代に残ることになり、破たんの可能性も出てくる。

国債が外国に渡ることに良いことがあるとは思えませんが、
財務大臣はなぜか歓迎しているようだ。

土地やら企業やら国際やら、どんどんと買われて中国に物が言えなくなることは
民主党には良いことなのか？


【中国が日本最大の債権国に、野田財務相は歓迎の意を示す】 2010/07/18(日) 12:14

野田佳彦財務大臣は中国による日本国債の購入に歓迎の意を示し、「日本国債は国内保有が
非常に高く、政府は国債保有者の多様化を目指している」と述べ、中国による日本国債の
買い増しを歓迎する意向を示した。中国網日本語版（チャイナネット）が報じた。

財務省が7月8日に発表したデータによると、中国の5月の日本国債の買越額は過去最高の
7352億円に達した。これにより、中国の1－5月の買越額は1兆2700億円を超え、
中国は日本最大の債権国となった。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0718&f=business_0718_004.shtml