テレビがやらないニュース(旧エコドライブ日記)

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追記〔藤村官房長官:「TPP交渉からの離脱は困難だ」〕(新報道2001 111023)

2011-10-25 08:29:21 | TPP
ほら、やっぱり。

という感じで官房長官が「TPP交渉からの離脱は困難だ」と発言してしまったようです。
こちら↓の記事で中野剛志さんも言っていますが、離脱することなんてありえない。

いつもの中野剛志さん(111024)と磯崎陽輔議員のTPP解説
2011-10-24 16:57:54
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/012a00e99c78a8b533bd5c79557b03e2

民主党が離脱する時には日本がなくなっているんじゃないでしょうか。

〔TPP交渉、実際は離脱困難と官房長官〕読売新聞 10月24日(月)23時0分配信

 藤村官房長官は24日、首相官邸で、社民党の福島党首と会談し、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加について、「一般論としては外交交渉だから離脱はできる」としながらも、「日米関係は重要だ」と指摘し、実際は困難だとの認識を示した

 福島氏が会談後、記者団に明らかにした。

 藤村氏は同日、福島氏との会談に先立つ記者会見で参加後の離脱も選択肢との認識を表明。これに対し、経団連の米倉弘昌会長が記者会見で、「離脱というのは不穏当な表現だ。交渉するが、途中で離脱というのはあり得ない」と注文をつけていた。.

最終更新:10月24日(月)23時0分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00001243-yom-pol

___(以下前回投稿記事2011-10-23 23:21:08)____

やっと新報道2001のTPP討論が見られました。

ニコニコ動画をご覧になれる方はこちら↓でどうぞ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15966844

前回の賛成3~6(コメンテーター3人+解説員+司会者)対1(亀井)という構成が
批判されたのか、今回は改善されたようですが、

国会議員 賛成:近藤(民主)、江田(みんな)、条件付賛成:桜井、反対:山田

コメンテーター 賛成:高橋 反対:榊原

このほか解説員と司会者2名も賛成派ですから相変わらず賛成派が多数を占めていました

出演者の発言をまとめて紹介しますと、

 近藤洋介 内閣官房副長官

TPPは新しい国際貿易、アジア太平洋地域をどう作るかのルール作りの場。そこに日本が
加わらないのはそれだけで問題だ。メリットを一つ言えば中国を自由貿易の世界に組み込む
ための土俵になること。

日米が手を携えて新しいルールを作ろうというのがTPPだ。

TPPと同時進行で戦略を立てる必要がある。戦略を立てて交渉すれば果実がとれる。

日本は国際交渉で周回遅れのランナー。一番遅れている。全方位でルールを作って
行かなければならない。

自分の国は何を守るのかというスタンスを明確にするのは当然。だから交渉に参加しなくては
いけない。山形の農業は競争力がある。

 江田憲司(みんなの党)

将来中国を組み入れることが一つ。韓国と比べて見れば一発逆転ではないが、遅れている日本
国を開く大きなステップ。

米国が1 of themになる交渉は違う。
健康保険制度は2国間なら要求されるがマルチの交渉で要求されることはない。
マルチの交渉では全ての国が義務を負うことになるから安全基準を緩めるなんてありえない。

 高橋進(BKD48

医療にしても農業にしても、業界の意見を支援されている議員が話すのは解るが、
国民目線、消費者目線で見た時に、今の医療に問題はないのか。
医療、農業というのはTPPをてこにしてでも変えるべきところは変えていただきたい。

相変わらず賛成派の言うメリットは曖昧です。やはり明確なメリットなんて何も無いってこと。
「日本は遅れているから参加しろ」こればっかり。

今日の番組でも中国、韓国、EUなどTPPに関係ない国ばかりをとり上げ、何となく
市場が広がっているように印象づけようとしていました。

不確定なメリットの話をしていてもしょうがないでしょう。とりあえず確定している部分だけで
議論しましょうよ。

近藤洋介という議員の話を聞くのは初めてでしたが、原発事故の影響を受けている山形の議員の
くせに「山形の農産物は競争力がある」なんてよく言えたものだ。地元の方はどう思って
見ているんでしょうか。

日本が守るべきものを明らかにしたら交渉に参加できないのがTPPだし、
江田憲司が「マルチの交渉では要求できないこともある」なんて言っていますが、
交渉参加国の顔ぶれを見ると、二国間交渉以上に日本が包囲されるという懸念もあります。

中野剛志先生のよくわかるTPP解説―日本はTPPで輸出を拡大できっこない!


昨年の時点で中野剛志さんが呈している問題点に全く答えられていないのではないでしょうか。

今回、TPP慎重派として登場したこの人は、

 榊原英資

「米国はテレビ局を使って世論を操作してくる」とフジテレビを名指して皮肉っていました。

その指摘の通り、今日の番組でもフジの須田アナ、解説員の平井がTPP参加が当然だと
言わんばかりに援護射撃をしていましたね。

冒頭の司会:野田総理が前向きになっているTPP

(野田の発言を見ると、言うほど前向きでもなく、TPPという言葉はあまり出ていない)

解説員の平井の発言 

日本の官僚は交渉できるから大丈夫。

何で交渉に入ることがダメなのか。そんなに日本はダメなんですか。

(山田が民主党内で212人から署名を集めたと聞いて)その名簿は出せますか?
無理やり書かされたという話も聞いている。

野田は今さら参加しないなんてことは言えないので、参加すると思います。
党内が分裂するようなことにはならないでしょう。

本当に榊原の言うとおりだわ。

日本はこのままではダメだから、メリットは曖昧だけど、何となく良くなりそうだ。
交渉に参加してダメなら止めればいい。


どこかで聞いたことのあるフレーズですね。これはいつか来た道じゃないですか?

そう、政権交代の時とまるっきり同じですね。

TPPについて書かれたブログをいくつか見ましたが、私より年配の方が書かれたブログの
中にはTPPのことをPTTとかTTPとか書いてあるものがあり、そこではやっぱり
「参加すべき」とか「反対しているバカな政治家がいるようではダメ」などと書かれていました。

政権交代で騙された人は、今回も同じように騙されようとしているわけです。
どうにかならないものですかねぇ。

今日の番組でも、「交渉してダメなら止めれば良い」という発言がありましたが、こんなのは
ウソっぱちですよ。今までの民主党を見ていたらわかります。

温室効果ガス 25%削減維持


原発事故が起きて原発を縮小するとことになっても「25%削減を見直すことは難しい」なんて
言う政党が、TPPを途中で抜けるわけがありません。

原発事故で農産物の輸出が困難になっても相変わらずTPPに参加しようとしているような
やつらは、どうなったらTPPを抜けようと思っているのでしょうか。

一旦交渉に参加すれば、日本がどれだけ不利になっても離脱することはないでしょうね。

〔6月の時点ではこんな報道もあったのですが・・・〕

なぜかテレビが伝えない、「民主党が25%削減目標を撤回」〔麻生太郎再評価〕
2011-06-14 21:01:37
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/b71eeee4d1371e719e57b1cffdbd58d8



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2 コメント

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no way (noga)
2011-10-24 03:36:26
待ちの政治では、迅速な対応はできない。停滞気味である。

現実の内容は、「世の中は、、、、、」の内容であり、理想の内容は、「あるべき姿」の内容である。これは非現実である。
日本語には時制がなく、日本人は現実 (現在) と非現実 (過去・未来) の世界を独立させて並行して言い表すことが難しい。
非現実 (理想) に向かうための現実対応策が語れない。
現実から理想へと一足飛びに内容が飛ぶ。言霊の効果のようなものか。その過程が明確にされない。

時制を考慮することなく自分の思った内容を述べようとすると、現実肯定主義派と空理空論 (曲学阿世) 派のどちらかに分かれることになる。
これでは政治音痴は止まらない。
両者は話が合わない状態に陥り、議論ができない。そこで、悪い意味での数合わせで、民主的に、物事を決するしかないことを日本人は心得ている。
だから、多数がとにかく足並みをそろえる大連立の構想には意味があると考えられているのであろう。

守旧派の世界は理想的ではないが、過不足なく成り立っている。革新派の世界は穴だらけで成り立たないことが多い。
安心と不信の背比べである。だから、政治家は静観が多く、意思決定には手間を取る。
静観には現在時制を働かせるだけで十分であるが、意思決定に至るには意思(未来時制の内容)の制作が必要になる。
意思の制作に未来時制が必要であるということは、自分が意思を作って示すことも他人から意思を受け取ることも難しいということになる。
つまり、社会全体が意思疎通を欠いた状態のままでとどまっているということである。
それで、勝手な解釈に近い以心伝心が貴重なものと考えられている。

時代に取り残されるのではないかという憂いが常に社会に漂っている。
英米人の政治哲学に基づいて次々と繰り出されてくる条約締結の提案には、ただたじろぐばかりである。
自分たちには、哲学がない。理想もなければ、それに向かって踏み出す力もない。
筋道を明らかにされることのない指導者からの励みの要請に民は閉塞感を持っている。玉砕戦法のようなものか。
だから、我々は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ必要に迫られることになる。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

返信する
バスの行き先は (Moja)
2011-10-29 09:59:48
nogaさんはTPPの記事に度々コメントをくれますね。

自分たちの不手際で勝手に玉砕されてはかないませんよ。
返信する

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