最中日記

肩こりのドラム、最中のブログ

鉄工所の夕日

2008年01月07日 | 喪中的曲解説
この曲は鬼ババ制作に合わせて作った唯一の新曲です。
完成もギリギリでありました。

前半に極力シンプルなコード進行をして、
後半は繰り返しのない展開を作るというのがテーマでありました。

歌詞においては、
「頼まれても鉄くずを出さない」とか、
「作業中昼飯は食べない」とか、
一見、額に汗して働く労働者で、
もの凄くこだわりを持った職人気質な人の歌に思えるのですが、

その実、
「一体いつまでこうして鉄を削る?」と、
実際には何もわからずに作業していることが発覚し、
その上、
「気付けば俺は鉄くずを削っていた」と、
度を通り越して相当ダメなやつであることがわかります。

にも関わらず、
夕日に照らされて、
さもいい汗流して良く働いたかのような雰囲気だけをかもし出します。

そんな彼らを、
溶鉱炉は「心なしか優しげに」「男達の背中を」見送っていたという、それっぽさ。
実際は鉄くずを削ってしまうようなやつらにも関わらず。
何にもわかってねえ!

そういった全ての矛盾を一切考えないまま、
強引なまでのカタルシスをもって曲は終了します。

短い曲ながらも、濃い肩こり節が詰め込まれており、
この曲が好きという人は、重度の肩こりマニアであると言っていいでしょう。

収録アルバム
・鬼ババGO TO HELL

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