こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

石川県の財政は?(「財政のあらまし」)

2014-06-05 09:09:14 | 日記
数日前の地元紙で石川県が発表した昨年度の決算と財政の状況をコメントして

います。「県税収入が1490億円、リーマン後最大」の記事、「県債残高全国4位、

投資の増加要因」どちらが正しいのか、県の財政は健全なのか危ないのか、県の

発行した「財政のあらまし」が参考になります。

財政圧迫は人件費と社会保障として、支出の抑制・削減

県財政の中期見通しでこのままでは290億の赤字として、まず人件費の削減を実行。

毎年、人を減らしかつ予算より減額した結果、H22年からの4年間で予算より99億の

削減です。この間700名以上の削減で、これ以上削減したら支障が出るの不安が

出てくる状態。社会保障関連費も財政悪化の要因と中期見通しより更に削減して

きました。

県税と交付金などは大幅増加

収入面では景気低迷で増収は見込めないと毎年厳しい予算でした。しかし、企業

収益の上昇などで、県税収入は毎年予算より50億以上の黒字アップ、H24年、

H25年ではそれぞれ100億以上の増収となり(H22年からの4年間で400億以上の

増収)、これに交付税など国からの収入も予想を上回るものとなりました。

この結果、赤字どころか黒字なり、基金の取り崩しをせず、逆に積み立てを

するほどになったのです。

投資には思い切って
全国は、かつの建設ラッシュによる財政赤字の反省から、投資への財政投入を

抑制しています。しかし石川県は、景気を軌道に乗せ、新幹線開業効果を生かす

ためにもと、昨年後半の10年間だ最大の公共投資へ財政投入です。予算より毎年

数十億円多く支出する、24年と25年の2年間では、当初予算比500億近く多く支出

する異常な財政運営です。(毎年20億相当増加する必要な社会保障費の増の
数倍です)

県民一人当たりの借金(県債)は増えるばかり

財源として、県税や交付金の増加分をあてるだけでなく、積極的に県債を発行し、

公共投資にあてています。その結果、県債(県民の借金)は増えるばかりです。

国が交付税で補てんする臨時財政対策債を除けば毎年残高は減少していると

県はいいますが、これは他県も事情は同じで、より減少に努力しています。

財政が厳しいと社会保障や人件費だけを削減し、投資的経費はむしろ増額する

財政運営は危険です。もし財政事情が好転したら、それこそ県民生活向上に直結

する仕事の発注、安心への社会保障充実にこそ向けるべきではないでしょうか。

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