海からの日記

現在一人暮らし プラスわん公一匹

ハグホルモンとストレス

2017-07-21 15:10:35 | 日記
オキシトシンは一般によく知られており「ハグホルモン」なんて呼ばれたりもしています。オキシトシンは他者の身体と触れ合い、ハグをすることで分泌されるからです。
でもオキシトシンの働きはこれだけではありません。オキシトシンとは神経ホルモンで社会的な情動を司ります。つまりオキシトシンは、人間関係を円滑に、親密にする役割を担っているのです。オキシトシンによって、私達は友人や家族と身体的に密接な関係を築きたいと願い、人の心に寄り添いたいと思うのです。
更に、親しい人が困っていたら助けたいと思うのもオキシトシンの働きです。社会全体がもっと優しくなるために皆オキシトシンを注射すべきだ! と議論する方もいるくらいです。 しかしここからが、世にあまり知られていないオキシトシンの作用です。
実はオキシトシンとはストレスホルモンなのです。 人がストレスを感じると脳の下垂体からオキシトシンが分泌されます。これはストレスを感じたときに心拍数を上げるアドレナリン分泌と同じように、身体のストレスへの反応の一環です。 ストレスを感じる、オキシトシンの分泌が起きる。すると人は他者からのサポートを求めます。
オキシトシンが私達に「ストレスはため込まないで誰かに話してスッキリしなよ!」と語りかけるのからです。 そしてオキシトシンによって、親しい人達にも同じようにストレスをため込まないで話して欲しい、少しでも楽になる手助けをしてあげたい、と助け合いの精神が生まれます。
困難に見合ったとき、私達の身体が「自分を大切に思ってくれている親しい人達に助けを求めなさい」と教えるのです。
「これを知って健康にどう良い影響が出るのか?」って? 実はオキシトシンは、脳内以外でも反応を起こします。その反応は主に心循環系機能をストレスの害から守るためです。オキシトシンとは実は自然治癒能力を持っている、抗炎症薬とでも言いましょうか。更に、ストレスからくる血管の縮小を防ぎます。
でも、これだけではないのです。 私が一番素晴らしいと思うオキシトシンの役割は心臓に対する作用です。心臓にもオキシトシンの受容体があり、オキシトシンがストレスでダメージを受けた心臓の細胞を再生します。オキシトシンというストレスホルモンが、実は心臓強化の働きをするのです。 さらに、親しい人とのコミュニケーション、助け合いによってこのオキシトシンの分泌量が更に増え、身体の健康が促進される。つまり、ストレスを感じたときに他者に助けを求める、または困っている人を助けると、オキシトシンは分泌される。そして分泌されたオキシトシンが皆さんの身体の健康促進に繋がり、更にストレスから早く立ち直ることができる、とこういう仕組みです。 人が助け合うとオキシトシンが分泌され、人の身体を強くする。個人的に、この作用は本当に素晴らしいと思います。ストレスからの自然治癒能力が人間に内蔵されている、そして内蔵されている能力を機能させる鍵が人と人とのつながりだなんて、素晴らしいと思いませんか?

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