Makoto’sオーディオ&サイクル

ホビー的音と走りの食いのこし

振れ取台自作 その2

2015-10-18 22:35:28 | 自転車

自作した振れ取台について詳細を書きます。
サイズなどは主観です、最適ではありませんのであしからず。




■アルミフレーム
サイズは色々ありますが、20×20、20×40の組み合わとしました。

加工は大変なので極力定寸品とし、ちょくちょくパーツ購入しているMONOTAROで購入。
ホイールサイズ、既製の振れ取台のサイズなどを参考に、フレームサイズは横300㎜、縦400㎜に設定
縦フレーム長380㎜、渡りは140㎜なので定寸品がなく切断(安物のダイヤモンドカッター使用)。
※渡りは縦フレームの剛性UPと、XY軸出しに重要なパーツなので。慎重に加工。
渡りの長さはホイール固定アルミ板の板厚を考慮し、140㎜で切断(リアハブのエンド幅130㎜+アルミ板厚5㎜×2)。



【ご参考】
後で調べたのですが、下記HPでアルミフレームをカット販売してくれます。そして価格も安かった!!
(もっと自由に設計できてたのか~残念ポンです)
○エヌアイシ・オートテック直販サイト
http://www.nic-direct.jp/

※ミスミ通販でも製品提供していますが、個人販売は対応しないとの事でした。
これまた残念ポンです。
○ミスミ通販
http://jp.misumi-ec.com/vona2/maker/misumi/mech/M1500000000/M1501000000/


固定アングルは剛性UPと、XY軸出し、XY軸ブレ止めには必要と考え全てのコーナーに取付ける事としました。
(台座用のアングルは半分省いてもよかったかも・・・)



ボルト、フレーム用ナット(共にM4)は必要数、ナットホルダは必須ではありませんが、あった方が組み立て簡単です。
調整のため、ボルトは六角タイプ必須ですが、低頭タイプなど使うとかっこいいかも・・・です。
(※ボルト購入の場合、長さはアルミフレームの許容サイズ以内となるよう確認必要)

エンドキャップなどは必要に応じてどーぞ!!(ねじ止めする場合フレーム端にタップを立てる必要あり)



■ホイール固定用アルミ平板
アルミ平板は40×300㎜、t=5㎜を近くの島忠でゲットしました。

アルミ平板ですが5㎜厚となる人間業では曲がりません。また、ハブエンドの溝や固定用穴位置をきっちり合わせる必要があります。
アルミ板加工は非常に大変でした。オーダーが良かったかもしれません。



○金属加工は大の苦手です。以下、私の苦闘のお話です。

①まず2枚の平板を両面テープで張り合わせ

②ガムテープで両端と中央をきっちり固定(穴あけ部は避ける)

③ハブエンドの溝は10φ(開口芯は板端から10ミリ板中央、合計2か所、都合4か所?)
(※過去のブログの図面では端から20㎜を開口芯としておりますが10㎜に変更)

④平板固定用ビス穴は4.5φ(アルミフレーム溝にあわせ板端から100㎜、合計4か所、都合8か所?)
(※M4ボルトに対して少し遊びあり、というより4φではボルトが入りません)

⑤穴あけ位置にポンチでマーキング(達者な方は省いてよい?)

⑥板がずれないように慎重に穴あけ

⑦ハブエンドの受け溝を鋸でカット(ゆっくり手作業~・・・ピラニア鋸大活躍です)



⑧フロントハブエンド部の板曲げ
(ハブエンドサイズは一般的にリア130㎜、フロント100㎜、よって、フロント側をそれぞれ内側に15㎜曲げる)



1.そのままでは曲がらないのでアルミ板に2㎜~2.5㎜の溝を切ります(曲げる内側面に溝切り)



2.溝を切っても手では曲がらないので、しっかり固定した大型の万力などに挟んで曲げます

※私は大型の万力も設置スペースも持ち合わせていないので、非常階段の鉄フレームにちょうどいい隙間を見つけ
万力の代わりとしました。涙ぐましい作業ですね・・・
(相当なパワーが必要です、作業には手袋必須、万力を使わない場合、作業個所に傷がつくので要注意です)。

※ポイント
きっちり測って穴あけしても、微妙にずれています。同じ開口箇所がフロント、リア側になるよう注意。
折り曲げる向き(溝切りする面)を間違えないよう注意(危ないところでした)。


3.曲げ角度は2枚のアルミ板が一致するまで調整します。
※机上で曲げ角度など計算しても上記のような大味な作業では無意味、感覚で調整しました。


■ダイヤルゲージ
MONOTAROで標準品(尾崎製作所の標準型0.01㎜耳付き)を購入
ダイヤルゲージの接点には大きめのボールペンのペン先のようなローラーが付属します。リム側面用接点にはそのまま使えるかもしれません。

接点には汎用ベアリングを使用
アルミLアングルにベアリングを取付けゲージ接点に固定



○側面用は汎用ベアリング1個(外径10φ、内径3φ、幅4㎜)をそのまま取付



○外周用はステンレススペーサー(外径12φ、内径10.2φ、長さ15㎜)両端に汎用ベアリング(外径10φ、内径3φ、幅4㎜)を圧入して取付
(サイズ調整のためベアリングにアルミテープを1周貼り付けております)



アルミフレームへのダイヤルゲージ固定にはマグネットベース用パーツを使用
(ご参考http://www.monotaro.com/g/00335774/

・主柱×1本           :アルミフレームに取付け、支柱を固定する金属の棒です
・レベルフットベース×1     :アルミフレームに主柱を固定するパーツ(要加工)
・支柱(微調整装置付)×2本   :主柱に固定しダイヤルゲージを固定するパーツ
・クリップ一式ノブ付×2個    :主柱と支柱を固定するパーツ
・ゲージ取付金具一式×2個    :支柱にダイヤルゲージを固定するパーツ



支柱の微調整装置(名前は仰々しいですが)は優れもので、ダイヤルゲージのテンション調整が超簡単です。
支柱は微調整装置付きの物をお勧めします。


※写真中央の丸い部分がバネとなっており、2枚の黒い板を挟んでいます。丸い板バネにはつまみがついており、板の開き具合が調整できます。
板にはそれぞれ支柱がついており角度が変わる仕組みです。

■組立・調整・その他
ホイール固定平板は左右の高さを合わせてフレームに固定します。
ハブエンド溝に棒を渡して高さ調整すると簡単に調整できました。
フロント側、リア側共に調整できたらフレームにマーキングします。

最後にフレームの歪みを確認し各ボルトの本締め。
歪みは目視確認で十分とも思いましたが、同じ長さの紐などをハブエンド溝からV字型に伸ばしてフレームセンターに合ってるか確認。

細かいボルト、ナットなどは多すぎて、特に記載しません。
径、長さ、材質など、適当なものを探すのも楽しいものです。


以上、主なパーツと組み立て概要でした。
ご参考まで。


※補足
パークツール、ホーザンの振れ取台ですが、中華メイドの模倣製品がお安く出回っている模様です
これも選択肢の一つですかね?、怪しい?
やっぱ中華は恐るべしポンです。

http://www.aliexpress.com/item/Bike-bicycle-wheel-rim-truing-stand-bike-repair-tool/32229377373.html
※まるで今は亡きホーザンです
http://www.aliexpress.com/item/Bike-Bicycle-wheel-rim-truing-stand-from-TaiWan-promend-similar-to-Park-tool-TS-2-2/32229389138.html
※パークツールそっくり
http://www.alibaba.com/product-detail/XTASY-Practical-Facility-Wheel-Truing-Stand_975056716.html?spm=a2700.7743248.51.1.PNIFGH
※こちらは50セットから購入できるようです!


PMA-50 Get!!PCオーディオ環境見直しです

2015-06-20 21:03:15 | オーディオ

PCのオーディオ環境はUSBにONKYO「MA-500U」を接続し、パッシブスピーカーで鳴らしております。



MA-500Uは高価ではありませんが、デジタル/アナログの他、USB入力を備えたAMPです。
今でこそ、PCオーディオはUSB接続が主流となっておりますが、当時は、音源加工機能重視(音響ボード+アクティブスピーカー)のPCオーディオにおいて亜流の製品だったと思います。

パッシブスピーカーのメリットは大きく、ピュアオーディオを目指す僕としては、タイムリーな製品でした。
PCオーディオ環境は充実していたと思います。


基本機能に問題はありませんが、MA-500Uも12年選手となり世代交代かと・・・
高ビットレート、DSD音源の再生も聞いてみたいと思い、巷で高評価のPMA-50に交換することとしました。



PMA-50は相当売れたらしく、3月から5月はどこも在庫なしの状態、やっとこさ入手できました。
DENONの製品はお初ですが、D級のチューニング(DDFA)など、追ってレビューしたいとお思います。
(ところで、AMAZONの価格設定は見ていて腹立たしかったです・・・)



中華カーボンホイール(メカニコ)組み完了 そして ステッカーでおしゃれ

2015-02-24 12:46:47 | 自転車



   

カーボンホイール組みがやっと完成、以下概要です。

1.先ずは振れ取り台にセットしスポークテンションを確認しつつ、ニップルをざっくり締め込み
  (スポークホルダ必須です、縦・横ブレ、センターも適当に確認)。

2、次に目視で縦横ブレ、センターを調整(0.5㎜程度の範囲、ルーペで確認)。

3.再度スポークテンションを確認し、ダイヤルゲージでシビヤに調整。

4.振れが最少となるよう”テンション”、”センター”、”縦ブレ”、”横ブレ”のループ作業(根気が必要です、照明、マーカーを用意しましょう)
  ・概ね±0.15㎜以内に収まりましたが、リム精度なのか一部0.3㎜のブレが残りました(残念!!)
  ・スポークテンションは張力85~95kgf程度に収まるよう調整しましたが、縦・横ブレ調整するとかなりばらつきが発生します(80~105kgf(テンションメーターでは0.77~0.91範囲))
  ・ばらつきの原因はよくわかりませんがホイール調整はトータルバランが肝だろ!!と余計なことは考えません(考えられない状態でした あーしんど!!)
  ・この調整にダイヤルゲージは大活躍、素人には指標が明確なので調整作業が楽だと思います(というか無いと調整できません)

□完成写真
    

チューブ:ビットリアCorsa CX IIIチューブラー
テープ:Miyata
※リムセメントも購入しましたが、時間がなかったのでテープにしました
ブレーキ:LifeLine - Professional+カーボンシュー(お安いので)
バルブエクステンダー:パナ20㎜

□初乗りの感想・・・・
軽量リムの効果は素晴らしく、ペダルが軽く感じます。
まあ、思い入れも手伝ってるかもしれません。
巡航速度も気持ちUPだと思います(但し、すぐ慣れちゃいますが・・・)。
(貧脚故、高速巡航については語れません ごめんなさい)
アルミホイール(ユーラス、RーZERO)と比べ絶対重量が軽く、重量バランスも異なるので当然とも思います。
私にとっては良い結果となり満足しております。

なお、剛性ですが、不安感は拭えなく、まだ本気で踏めていません。
また、段差は神経質になり、平坦な荒川、江戸川コースでも超慎重ライドです。
この辺は徐々に試してみたいと思います。

※補足です
初めてのディープリムですが横風の影響かなりやばいです。
その日は風が強かったせいもありますが、抜重のタイミングで何度がハンドル取られ転びそうになりました。
たかが38㎜と思っていましたが、要注意です。
あと、カンパのブレーキシューですが交換めんどいです!!

□おしゃれしましょう
カーボンのみだと見た目貧相です。
イカしたデカール、ステッカーはどこですか~
オーダーも考えましたがセンスのかけらも無いためebayで安げなものを物色なんちゃってコスミックにしてみました。
完成写真いかがでしょうか(一応サピムも貼ってあります)。


メカニコ カーボンホイールGet!! 手組みに挑戦

2015-01-01 17:22:10 | 自転車



   

ホイールの手組みに初挑戦です。

先ずは安価なアルミリムとハブで試そうと思いましたが、ハブは精密機械なのか結構コスト高、カンパのスプロケットが
必要なため製品も限られます(※105もフリーハブ交換まで含めるとそれなり・・・)。

確認するとNOVATEC(台湾製品)がバランス良さげです。
台湾製品を容認するとリムの選択肢もまさかのカーボンまで広がります(高価なカーボンリムは選択肢にありませんでした)。

ホイール(特にリム)は安全には重要なパーツ、台湾製(俗称:中華カーボン)は粗悪品もあり敬遠すべしとの噂もちらほら、
最初は躊躇しましたが、”メカニコ”、”LWC”の製品を見ると小規模ながら良質な製品を提供すべく取り組まれているとの事、
製品評価も上々です。
何より低価格が一番の魅力です。

乗り方には十分注意する事を自分に誓い以下の組み合わせでカーボンホイールを作成すること決定(※怪我はしたくありませんからね)。
【ホイールパーツ】
○リム:メカニコAT38(F20H R24H)
○ハブ:NOVATEC A291SB(F) F582SB(R)
○スポーク:SAPIM CX-Ray(BL)
○ニップル:SAPIM アルミ14G
   
【工具他】
○ニップル回し:パークSW-20C
○スポークテンションメータ:Pillar spoke-tensiometer
○スポークプレップ:ホイールスミス(B)
  

□事前準備
ホイール手組みについては全く知識がないため、主なHPをさらっと確認、”サイメン”のDVD「ホイール組の達人」を購入。
スポークの組み方、作業のポイント、スポーク長の計算など、一通りの手順が確認でき、初心者でも十分な内容だと思います。

なお、スポーク長の算出はツールなどがHPで提供されており、容易に確認できます(ホイール・ハブ寸法は事前に確認)。
但し、各ツールの結果には若干のブレがあり考慮が必要(私は3つの結果の平均値としました)。

□パーツ手配
リムのオーダーは製品シリーズと外観を決めれば特に難しくありません。
納期は2~3週間との回答(私の場合年末の影響もあったのか、3週間と少しかかりました)。

メカニコのロードチューブラーには制作工場の違いにより4つのシリーズがあります。
HPでは判断できず、質問したところ大差ないとの回答でした。
少しでも出来の良い製品を入手したいのが人情、もう少し説明が欲しかったかも(設備が良い、職人スキル高い、取扱数多い、QCレベル高い、・・・)。

スポークはご他聞にもれずCX-Ray(BL)に決定、NOVATECハブと合わせ海外サイトから購入(PAYPAL支払い可能なサイト限定です)。
オーダー後1週間以内には納品され、レスポンスの速さにビックリでした。

スポークテンションメーターは手組み初心者には重要ツールと判断。
メカニコさんでも使用中とのPillar製にしました。
4万弱ですがセットでニップル回し、スポークゲージ、スポークホルダーが付属しておりお買い得感あり。
対応スポーク表もPillarのほかSAPIM、DTSも付属します(パークのTM-1は精度、DTスイスはコスト的に却下)

チューブラータイヤ、ブレーキシュー、バルブエクステンダー、その他ケミカルを合わせて購入

□組立て
今回のホイール構成は下記とし仮組みまで実施。
○フロント:20Hラジアル
○リア:24Hフリー側2クロスタンジェント、ハンフリー側ラジアル

心配していたスポーク長も問題なくここまでの作業は順調です。
これからセンター出し、振れ取り、スポークテンション調整と進めます。
試乗までにはもう少し時間がかかりそうです・・・


デローザ SUPERKING R (2013)を紹介します

2014-12-22 00:23:27 | 自転車



            

健康のためスポーツバイクを初めて足掛け9年、2007年に買ったF3:13もOldバイクです。
長距離走るのが億劫となる時もちらほらと・・・モチベーションUPのためにも、そろそろ新調してもいいのでは?

今度は少し背伸びしてデーローサゲットしちゃいましょう。

と云うことで、SuperKING(2013年12月)の紹介です。

ショップ組か、自力で組むか考えましたが、せっかくですから組み付けも経験すべしと、フレームのみ
入手することにしました。

モデルですが、EPS対応マットブラックがルックスよろしいのですが、電動コンポに縁は無いと思いメカ式の
SRとRを比較した結果、赤の差し色が苦手、明るい色合いが好きなのでRに決定

コンポはコスト重視でカンパアテナに決定、その他パーツはF3から転用します。
(※補足:F3にはオリジナルパーツを戻してあげます)

48か50でフレームサイズに迷いましたが小松川にあるライトサイクル(デローサバンバン扱ってるお店です。店長は中々良さげな方でした)
で試乗会、靴とヘルメットもって速攻エントリー、結果シートポストは短めとなりますが50に決定
(当方身長171cm、股下7?cm、F3は46(SP)でした)

フレームですが2014年物を待つ気にはなれないので、2013年のRを探しました。
KINGが巷に売れ残っている訳もなく、探すのは大変でしたが多摩川のY'sに該当製品を発見どーにか入手できました。

コンポはWiggleに一式オーダー、納品まで結構早かったです。
(12-27T、コンパクト、シルバー)
その他パーツはアスキーにて
    

工具はあちこちのHP参考に購入
【主な工具】
・BB86圧入
・BB回りベアリングツール、クランク抜きなど(パークツール)
・デジタルトルクレンチ
・各種ケミカル
・ソーガイド(コラム、シートポストカット用)
・ワークスタンド(ミノウラ)
        

□組み付け
組み付け作業は初めてですが、諸先輩型のHPと、組立て本を参考にぶっつけ本番です。
コラム、シートポストカットは少々度胸が必要ですが(失敗は許されませんからね!!)問題なくカットできました。
僕も使いましたが金切鋸には「ピラニア鋸」がお勧めです(ソウガイド必須)。
BB86圧入も難なくクリア、但しBB周りの下処理には時間をかけました。
KINGはワイヤーをフレーム内に通しますが、シリコンチューブを先に通す必要があります。
簡単な説明書も入手しましたが、正確な取付要領の記載がありません(付属のシリコンチューブを適切な長さにカットして使用します)。
ワイヤー取付は若干苦労しましたが、ここまででどーにか難関クリアです。
ハンドル、レバー、サドルなどの取り付けを終え、あとはコンポ、ブブレーキ調整と自転車乗りならいつもの作業です。

□初乗り
組み付け完了は夜中でしたが、早速試乗しました。
変速、ブレーキ動作共に問題ありませせん。
無事に完成となりました。
なかなかよく進みます。
(F3:13とは明らかに乗り味異なります。パフォーマンスUP)

□所感
自転車は乗るのも楽しいですが、こういった組立て、メンテナンス作業も楽しいです。
組立てを経験すると、構造、機能が理解できるとともに、状態の適否も判るようになると思います(ホントデスカ?)。
より楽しく、より安全に自転車者ととお付き合いできるような気がします。
「NO CYCLE NO LIFE」