義父の死に接して

もう先々週の土曜日の事になる。
カミさんの父が亡くなった。７７歳だった。
国立でのＦＣ東京戦の日。
夕方、何もないから国立にでも出かけようか、と思っていた矢先。
義弟から危篤の連絡をもらった。

ここ数年、体調を崩し寝ている事が多かった。
だがこの日は「相撲があるから見たい」と起きてきて
イスに座ってテレビを見ていたそうだ。
しかし突然、義母に寄りかかるようにして意識を失い
そのまま帰らぬ人となった。

何しろスポーツ観戦の好きな人だった。
いや、好きなだけではない。
ルールもよく知っていた。
若い頃にやっていた野球はもちろん
ラグビーやアメフト、アイスホッケーなど
マイナーなスポーツに関しても
ルールブックを買って来て熟読するなど
本当にどんなスポーツに関しても詳しかった。

思い出すのはオレがカミさんをもらいに行った日の事。
午後一番にお邪魔して、さて挨拶を・・・と思っていたら
次から次へとテレビのスポーツ中継を一緒に見るハメに。
そして一段落すると「今日は何か話があるんだって？」
それまで５時間が経っていた。
長い長い一日だったのを覚えている。

人というものは疎遠になると
誰かが「犠牲」になって親戚を呼び寄せるという。
確かに体調を崩されてからは
なかなかカミさんの実家にお邪魔する機会がなかった。
さらには先週、オレがこの仕事に戻ってから初めて
３連休をとらせてもらった。
頭も、そして体も目一杯の状況の中
確かに忙しかったけれど
それなりの休養をさせてもらった。

家族思いの、本当に優しい人だった。
結婚して２０ン年。
何もしてあげられなかったのが心残りだ。
ただ応接間に残されていたプロ野球のチケットの半券。
全てオレが一緒に連れて行ったものだった。
こんなところで感謝してくれていたのかな・・・
そう思うと涙がこぼれた。

これからもカミさんとチビを大切に
義父に負けないように家族思いのオヤジにならなきゃ。
心からの感謝と決意を新たにした次第だ。

監督が代わったって・・・・

シュートが打てなきゃ勝てねえんだよっ！
今さら「いい試合」をやったって、勝てなきゃ何にもならねえんだよっ！
今、やらなきゃいけない事
そして、そのためには何をすべきなのか？
もう、それさえも考えてる場合じゃねえんだよっ！
もう、きれいなサッカーやろうって場合じゃねえんだよっ！

チームがどうなろうと、どういう状況になろうと
オレはずっと応援していくよ。
だけどさぁ、どんな状況であれベストは尽くそうぜ。
気持ちで負けるなっ！
相手を大きく上回るだけのモチベーションがありゃ
絶対に負ける事はねえよ。

とにかく外しても、止められてもいいから
どんなに遠くからでもいいから
シュートを打ちまくれっ！

もう勝ち負けなんて関係ねえから
とにかく気持ちがスカッとする試合をやってくれよ。
オレはずっと、背中を押し続けるから・・・
横浜が、横浜であり続ける限りっ！