来週から秋のGⅠ戦線がスタート。その前にはトライアル戦がいずれのレースでも実施されている。今日は、3冠を目指すメイショウサムソンが始動。昨年ほど騒がれてはいないが、3冠に向けていいスタートが切れるか注目の一戦。
【中京11R:神戸新聞杯】
◎⑯アドマイヤメイン
○②メイショウサムソン
▲⑬ドリームパスポート
△⑪ソングオブウインド
×⑨タマモサポート
×⑮マイネルポライト
×⑤フサイチリシャール
メイショウサムソンが秋のスタートを切る。ダービーの上位組が軒並み顔を揃えてきた。レベル的にも先週のセントライト記念とは格段に違い、神戸新聞杯の方が断然高い印象。夏の上がり馬も今年はこれといった馬が現れてこなかった。春の実績馬がどれだけ成長しているか、そして、メイショウサムソンが3冠に向けて勝って菊花賞に進めるかが最大の焦点。
中京の芝コース。Bコースになった途端にレコード決着のレースも出るなど高速馬場になった。そのあたりも微妙に影響しそうな感じ。
先週のローズSで逃げたシェルズレイのように、逃げ馬が自分のペースで行ければ粘れるのが中京コース。今回その逃げる馬がダービー2着のアドマイヤメイン。ダービーはゴール寸前で交わされてしまったが、マイペースで逃げて粘った内容は十二分に評価できる。時計的には遅かったとはいえ、馬場状態も多少影響していたか。その前の青葉賞はもっと速いペースで行って逃げ切った。逃げる競馬をするようになってレース振りが安定してきた。今回は休み明けになる。調教の時計的には満足できるレベルだが、今週併せ馬をして遅れたのが気になるところも、動きそのものは悪くなかった。走れる態勢は整ったはず。他の馬がメイショウサムソンを負かそうとして出入りの激しい競馬になると苦しいが、ここはマイペースの逃げが見込めそう。血統的には3000mよりは2000mの今回が勝負。好調の武豊Jの手腕にも期待して本命。
当然のごとく対抗はメイショウサムソン。ダービーの時でも半信半疑に目で見ていたが、ああいった競馬を見せられては脱帽するしかなかった。切れる脚があるわけではないし、優れたスピードで押し切るわけではない。どこか地味な印象はあるが、いい脚を長く使えて勝負強いのがこの馬の長所か。器用さもあるだけに小回りの中京も問題ない。2歳時には、中京の1800mでレコード勝ちした実績もある。Bコースに替わって時計の速い決着になっても対応できる。調教の動き、量とも十分なほどでこの馬が勝つ可能性も高いが、脚質とコースを考えてアドマイヤを上に見た。
3番手評価はダービー3着のドリームパスポート。ダービーはスローペースで流れた中、1頭だけ後方から追い込んできた。皐月賞では内をついての好騎乗もあったが、クラシックで好走を続けているのは力がないとできない芸当。着外がない安定した成績も魅力的。一瞬の切れ味ならこのメンバーの中に入ればトップクラス。ただ、今回は休み明けといっても、軽度の骨折からの復帰ということから、その点が上位2頭との違い。高田Jに関しては、皐月賞のときに不安視して、この馬を無印にしたが、皐月賞で好騎乗して調教でも普段から乗ってこの馬の癖を知り尽くしているだけにマイナスはない。
ラジオNIKKEI賞で2着になったソングオブウインド。この馬もここまで連対を外していない。前走は展開的に嵌った感はあるものの、堅実な末脚を発揮できるのは強み。芝に使うようになって更に良化してきた。3走前に使った33秒8の末脚を発揮できるのなら。調教の動きは一息だったが…。
前走でソングオブウインドに先着したのがタマモサポート。ハイペースを前に行って押し切った前走の内容は評価できる。スプリングSで出遅れて不利がありながら4着なら、このメンバーでも連対圏くらいなら狙える力はある。小回りコースも合いそうで、前につけて器用に立ち回れれば。
中京コースと相性のいいマイネルポライト。休み明けの前走は調教量が足りなかったため、息が保たなかった。1度使っての上積みは十分。このコースなら連対の可能性は十分。
昨年の最優秀2歳牡馬のフサイチリシャール。春はレースを使われすぎたためか、最後は精彩を欠いた走りの連続。今回はリフレッシュをして立て直してきた。調教はいつも動く馬だが、今回は抜群の動きだった。調教だけレースでも走れば勝てるのだが。今回のレースは試金石。2000mは微妙に長いが、小回りの中京なら押し切れるか。休み明けでも要注意。
【中山11R:産経賞オールカマー】
◎⑭エアシェイディ
○④コスモバルク
▲③スウィフトカレント
△⑩ディアデラノビア
×⑤バランスオブゲーム
×⑪ドリームパートナー
×⑮メテオバースト
ここ数年は頭数が揃わず、メンバー的にもGⅡとは少しおこがましいくらいのレースだったが、今年は頭数が揃った。上位争いができる馬は限られるが、ここはエアシェイディの初重賞制覇のチャンス。この夏は福島、函館と使ってきていずれも上位争いをしてきた。前走の函館記念は重賞価値の実績がないにもかかわらず57キロのハンデを背負わされたが、先行集団の中から良く粘りこんだ。勝った馬は函館巧者だけに相手が悪かった。同じ57キロでも別定に替わることで、斤量面では有利になった。距離の2200mはぎりぎり頑張れる距離。持ち時計もこの中では上位争いできるもの。時計勝負でも大丈夫。
対抗はコスモバルク。前走はオープン特別でメンバーが少し楽だったとはいえ、62キロの斤量は酷だった。直前に主戦の五十嵐Jから武幸Jに乗り変わるアクシデントもあった。テン乗りだけにこの馬をうまく御せなかった。折り合いを欠いて行きたがったが、行かせてしまって正解だった。結果2着とはいえ評価できる。ここで2着に入らないと天皇賞秋に出走できないだけに、ここは勝負駆け。コースレコードを持っている条件で59キロ。逆転の可能性は十分。
サマー2000シリーズのチャンピオンのスウィフトカレント。前走の新潟記念は差しきっておかしくない流れだったが、コース取りが着順の明暗を分けてしまった。スムーズなら連対できていたはず。ここ2戦全力投球してきただけに、余力はたくさんは残っていないが、休み明け3走目だけにまだまだ上昇の余地は残っているはず。調教の動きは正直物足りないが、夏場につけた力と勢いは脅威。
休み明けになるディアデラノビア。ヴィクトリアマイル3着という成績を残して春シーズンを終えた。そのヴィクトリアマイルは追い込みに不利な馬場条件の中でよく追い込んできた。牝馬の中では力上位のところを見せた。休み明けはそれほど走らないが、今年の休み明けの時はデキがあまりよくなかったが、今回は調教の動きはいい。調教量はもう少し欲しいところ。それだけに叩いた次が狙いかもしれないが、今回も押さえたい一頭。
バランスオブゲームは中山コースが得意。休み明けも結構走るだけに、緒戦から狙える馬。ただ、今回は水曜日に馬場入りを拒否して調教できなかった経緯があるように、馬自身の気持ちがそれほど乗っていないのかも。今回は同型のコスモバルクの存在が少し目障りになりそう。
連勝してようやく血統的な良さが実力に伴ってきたドリームパートナー。それでも左回り専用な感じはまだするが、距離延長はいい。ゆったりとした中山の外回りコースならもしかしたら届く可能性も。蛯名Jにとっては先週の落馬の鬱憤晴らしもしたいところだが。
メテオバーストは1走ごとに好走凡走を繰り返している。今回は順番的なら好走の番。芝コースも走るし、調教の動きもいいだけに穴ならこの馬。
【札幌11R:HTB賞】
◎②アクシオン
○⑤タガノボーディング
▲③ラピットオレンジ
△⑧マルブツシルヴァー
×⑥タニノボルガ
×⑫マチカネエンジイロ
ここは活きのいい3歳馬が上位の見立て。前走は惜しい競馬で2着したアクシオンが今度こそ勝利の順番。前走は勝った馬にぴったりとマークされて、最後にハナ差だけ競り負けた。勝ちに行った競馬をしたこともあり、内容的には勝ちに等しいかそれ以上。前走と斤量も変わらないだけに有利。
対抗はダガノボーディング。1000万条件も3走してようやくクラス慣れしてきた。スローの流れを後方から追い上げての3着。そろそろ連対圏突入も可能。ラピットオレンジは芝でもダートでも走れる馬。前走は先行集団につけてそのまま流れ込んでの2着。メンバー的にここはハナを奪えそうな組み合わせ、マイペースの競馬ができるならチャンス。
マルブツシルヴァーは当てにならないタイプ。ただ休みあけを1度叩いて、芝に替わっての変身は要注意。ベストに比べて1ハロン距離の短いタニノボルガ、連闘は気になるも札幌コース走るマチカネエンジイロまで押さえる。
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【中京11R:神戸新聞杯】
◎⑯アドマイヤメイン
○②メイショウサムソン
▲⑬ドリームパスポート
△⑪ソングオブウインド
×⑨タマモサポート
×⑮マイネルポライト
×⑤フサイチリシャール
メイショウサムソンが秋のスタートを切る。ダービーの上位組が軒並み顔を揃えてきた。レベル的にも先週のセントライト記念とは格段に違い、神戸新聞杯の方が断然高い印象。夏の上がり馬も今年はこれといった馬が現れてこなかった。春の実績馬がどれだけ成長しているか、そして、メイショウサムソンが3冠に向けて勝って菊花賞に進めるかが最大の焦点。
中京の芝コース。Bコースになった途端にレコード決着のレースも出るなど高速馬場になった。そのあたりも微妙に影響しそうな感じ。
先週のローズSで逃げたシェルズレイのように、逃げ馬が自分のペースで行ければ粘れるのが中京コース。今回その逃げる馬がダービー2着のアドマイヤメイン。ダービーはゴール寸前で交わされてしまったが、マイペースで逃げて粘った内容は十二分に評価できる。時計的には遅かったとはいえ、馬場状態も多少影響していたか。その前の青葉賞はもっと速いペースで行って逃げ切った。逃げる競馬をするようになってレース振りが安定してきた。今回は休み明けになる。調教の時計的には満足できるレベルだが、今週併せ馬をして遅れたのが気になるところも、動きそのものは悪くなかった。走れる態勢は整ったはず。他の馬がメイショウサムソンを負かそうとして出入りの激しい競馬になると苦しいが、ここはマイペースの逃げが見込めそう。血統的には3000mよりは2000mの今回が勝負。好調の武豊Jの手腕にも期待して本命。
当然のごとく対抗はメイショウサムソン。ダービーの時でも半信半疑に目で見ていたが、ああいった競馬を見せられては脱帽するしかなかった。切れる脚があるわけではないし、優れたスピードで押し切るわけではない。どこか地味な印象はあるが、いい脚を長く使えて勝負強いのがこの馬の長所か。器用さもあるだけに小回りの中京も問題ない。2歳時には、中京の1800mでレコード勝ちした実績もある。Bコースに替わって時計の速い決着になっても対応できる。調教の動き、量とも十分なほどでこの馬が勝つ可能性も高いが、脚質とコースを考えてアドマイヤを上に見た。
3番手評価はダービー3着のドリームパスポート。ダービーはスローペースで流れた中、1頭だけ後方から追い込んできた。皐月賞では内をついての好騎乗もあったが、クラシックで好走を続けているのは力がないとできない芸当。着外がない安定した成績も魅力的。一瞬の切れ味ならこのメンバーの中に入ればトップクラス。ただ、今回は休み明けといっても、軽度の骨折からの復帰ということから、その点が上位2頭との違い。高田Jに関しては、皐月賞のときに不安視して、この馬を無印にしたが、皐月賞で好騎乗して調教でも普段から乗ってこの馬の癖を知り尽くしているだけにマイナスはない。
ラジオNIKKEI賞で2着になったソングオブウインド。この馬もここまで連対を外していない。前走は展開的に嵌った感はあるものの、堅実な末脚を発揮できるのは強み。芝に使うようになって更に良化してきた。3走前に使った33秒8の末脚を発揮できるのなら。調教の動きは一息だったが…。
前走でソングオブウインドに先着したのがタマモサポート。ハイペースを前に行って押し切った前走の内容は評価できる。スプリングSで出遅れて不利がありながら4着なら、このメンバーでも連対圏くらいなら狙える力はある。小回りコースも合いそうで、前につけて器用に立ち回れれば。
中京コースと相性のいいマイネルポライト。休み明けの前走は調教量が足りなかったため、息が保たなかった。1度使っての上積みは十分。このコースなら連対の可能性は十分。
昨年の最優秀2歳牡馬のフサイチリシャール。春はレースを使われすぎたためか、最後は精彩を欠いた走りの連続。今回はリフレッシュをして立て直してきた。調教はいつも動く馬だが、今回は抜群の動きだった。調教だけレースでも走れば勝てるのだが。今回のレースは試金石。2000mは微妙に長いが、小回りの中京なら押し切れるか。休み明けでも要注意。
【中山11R:産経賞オールカマー】
◎⑭エアシェイディ
○④コスモバルク
▲③スウィフトカレント
△⑩ディアデラノビア
×⑤バランスオブゲーム
×⑪ドリームパートナー
×⑮メテオバースト
ここ数年は頭数が揃わず、メンバー的にもGⅡとは少しおこがましいくらいのレースだったが、今年は頭数が揃った。上位争いができる馬は限られるが、ここはエアシェイディの初重賞制覇のチャンス。この夏は福島、函館と使ってきていずれも上位争いをしてきた。前走の函館記念は重賞価値の実績がないにもかかわらず57キロのハンデを背負わされたが、先行集団の中から良く粘りこんだ。勝った馬は函館巧者だけに相手が悪かった。同じ57キロでも別定に替わることで、斤量面では有利になった。距離の2200mはぎりぎり頑張れる距離。持ち時計もこの中では上位争いできるもの。時計勝負でも大丈夫。
対抗はコスモバルク。前走はオープン特別でメンバーが少し楽だったとはいえ、62キロの斤量は酷だった。直前に主戦の五十嵐Jから武幸Jに乗り変わるアクシデントもあった。テン乗りだけにこの馬をうまく御せなかった。折り合いを欠いて行きたがったが、行かせてしまって正解だった。結果2着とはいえ評価できる。ここで2着に入らないと天皇賞秋に出走できないだけに、ここは勝負駆け。コースレコードを持っている条件で59キロ。逆転の可能性は十分。
サマー2000シリーズのチャンピオンのスウィフトカレント。前走の新潟記念は差しきっておかしくない流れだったが、コース取りが着順の明暗を分けてしまった。スムーズなら連対できていたはず。ここ2戦全力投球してきただけに、余力はたくさんは残っていないが、休み明け3走目だけにまだまだ上昇の余地は残っているはず。調教の動きは正直物足りないが、夏場につけた力と勢いは脅威。
休み明けになるディアデラノビア。ヴィクトリアマイル3着という成績を残して春シーズンを終えた。そのヴィクトリアマイルは追い込みに不利な馬場条件の中でよく追い込んできた。牝馬の中では力上位のところを見せた。休み明けはそれほど走らないが、今年の休み明けの時はデキがあまりよくなかったが、今回は調教の動きはいい。調教量はもう少し欲しいところ。それだけに叩いた次が狙いかもしれないが、今回も押さえたい一頭。
バランスオブゲームは中山コースが得意。休み明けも結構走るだけに、緒戦から狙える馬。ただ、今回は水曜日に馬場入りを拒否して調教できなかった経緯があるように、馬自身の気持ちがそれほど乗っていないのかも。今回は同型のコスモバルクの存在が少し目障りになりそう。
連勝してようやく血統的な良さが実力に伴ってきたドリームパートナー。それでも左回り専用な感じはまだするが、距離延長はいい。ゆったりとした中山の外回りコースならもしかしたら届く可能性も。蛯名Jにとっては先週の落馬の鬱憤晴らしもしたいところだが。
メテオバーストは1走ごとに好走凡走を繰り返している。今回は順番的なら好走の番。芝コースも走るし、調教の動きもいいだけに穴ならこの馬。
【札幌11R:HTB賞】
◎②アクシオン
○⑤タガノボーディング
▲③ラピットオレンジ
△⑧マルブツシルヴァー
×⑥タニノボルガ
×⑫マチカネエンジイロ
ここは活きのいい3歳馬が上位の見立て。前走は惜しい競馬で2着したアクシオンが今度こそ勝利の順番。前走は勝った馬にぴったりとマークされて、最後にハナ差だけ競り負けた。勝ちに行った競馬をしたこともあり、内容的には勝ちに等しいかそれ以上。前走と斤量も変わらないだけに有利。
対抗はダガノボーディング。1000万条件も3走してようやくクラス慣れしてきた。スローの流れを後方から追い上げての3着。そろそろ連対圏突入も可能。ラピットオレンジは芝でもダートでも走れる馬。前走は先行集団につけてそのまま流れ込んでの2着。メンバー的にここはハナを奪えそうな組み合わせ、マイペースの競馬ができるならチャンス。
マルブツシルヴァーは当てにならないタイプ。ただ休みあけを1度叩いて、芝に替わっての変身は要注意。ベストに比べて1ハロン距離の短いタニノボルガ、連闘は気になるも札幌コース走るマチカネエンジイロまで押さえる。
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