桜花賞予想

今年もいよいよクラシックレースの開幕。牡馬、牝馬とも混戦といわれている今年はどういった展開になるか注目したいし、レースも的中させ懐も春の陽気のように暖かくしたいところ。

【阪神11Ｒ：桜花賞】
◎⑩トールポピー
○⑤オディール
▲⑨リトルアマポーラ
△③エイムアットビップ
×⑪エアパスカル
×⑫ベストオブミー
×⑥マダムルコント

本命にしようと早くから決めていたポルトフィーノの出走取り消しにはかならいがっくりときてしまった。それだけに興味はかなり減退してしまったのも事実。２頭出しで一頭取り消してしまっただけに、角居厩舎の流れがどうかが心配。ただ、トールポピーにかける期待は相当なものと踏んで本命にする。昨年の阪神ＪＦは接戦を制しての勝利だが、この馬の末脚は際立っていた。前走のチューリップ賞はいつもより前でレースを進めた。エアパスカルを差し切れなかったのには不満が残るが、休み明けで仕上がり途上を考えれば仕方がないのかも。１度使っての上積みはかなりあるはずだし、安定感のある末脚は魅力的。大崩れすることはないだけに連軸としては一番信頼が置けそう。
対抗はオディール。前走のチューリップ賞はスタートで出遅れて後方からの競馬。これまでの前々で競馬をして粘りこむような競馬とは違い、直線で強烈な末脚を駆使して３着。あと少しあれば差し切れていたくらいに勢いがあった。上がりは33秒5と鋭さは相当だった。今までとは違った一面を見せた収穫もあった。２走前の阪神ＪＦはハイペースの中先行税では一番粘っての４着。どんな競馬でもできるようになったのはここでも活きるはず。休み明けであのレースをしての反動が気になるが、調教の動きから調子落ちはなさそう。
リトルアマポーラはクイーンＣが完勝。直線では追うごとに伸びていく息の長い末脚を使っていた。1600ｍは３戦３勝で、阪神1600ｍ２戦２勝という相性の良さが魅力的。いずれのレースでも上がり34秒台の脚を使っていたし、３走前に500万を勝った時は重馬場でマークしたものだけに優秀といえる。２走前に牡馬に混じって出走した京成杯で４着。皐月賞の有力候補と目されるマイネルチャールズと0秒2差の接戦を考えれば、牝馬限定戦のＧⅠなら好勝負必至。ただ、気になるのが良績のないクイーンＣからの直行ということで、前走で馬体を大きく減らしてしまったこと。馬体に関してはどこまで回復しているか。調教の動きは良さそうに思ったし、調子に関しては前走以上かもしれない。
エイムアットビップの前走は直前に熱発した影響がモロに出てしまったように思えた。レース内容にも全く見どころがなかった。ただ、復調途上ということもあったかもしれないが、以前のように掛かってムキになって行ってしまうような面は見られなかった。そこに関しては成長が見られたところ。これは阪神ＪＦで抑える競馬を試みた成果といえそう。１度使って、今回は順調に調整してきただけに巻き返しは必至。
エアパスカルのチューリップ賞は勝負駆けに成功。スローペースに落として逃げ切り勝ち。展開に恵まれたといえばそれまでだが、そこまで粘ったことも事実。芝では連対を外していないのは強調材料。デビュー当時に戻ったとはいえ増えていた馬体が減ってしまった前走からの上積みはないかもしれない。ただ、目の上のたんこぶ的存在のポルトフィーノが出走取り消したことはプラスなる。
ベストオブミーも久々に使った前走で好走。差し、追い込みに有利に展開になったことと、内を突いた安藤勝Ｊの好騎乗も光った。１ハロン延長も問題はないはず。あとは前走と同様に展開待ちで活路を見出せれば。
大穴としては地方から転入してきたマダムルコント。芝は初めてになるが克服できそうな動きに見えた。前走は久々の影響のはず。ここ一番では度胸満点の騎乗を見せる角田Ｊというのが如何にも不気味だが…。

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