チューリップ賞はウオッカとダイワスカーレットの猛烈な叩きあいだった。最後はウオッカの地力が勝ったが、負けたとはいえダイワスカーレットも本番で逆転できない差ではない。ウオッカの場合は折り合いに少し難がある。そこを克服できるかが桜花賞までの課題。ダイワスカーレットはハナに立ったのは予想外だったかも。こちらも少し物見をしたりなど若さをのぞかせていた。2回目ならば違うはず。桜花賞でもこの2頭で今のところは仕方がないムードになってきた。
日曜日は中京競馬場で観戦予定です。
【中山11R:報知杯弥生賞】
◎④アドマイヤオーラ
○⑭タスカータソルテ
▲⑦ドリームジャーニー
△⑤サムライタイガース
×②メイショウレガーロ
×⑧ココナッツパンチ
皐月賞と同じ条件で行われるトライアル戦。ただ、以前に比べるとクラシックレースには直結しなくなってきた。今年もクラシック戦線の主役級になれるかどうかのメンバーによる戦い。デビューから3戦すべてで上がり3ハロン33秒台の末脚を使っているアドマイヤオーラを本命にする。前走はダイワスカーレットを競り落とした。2走前の中京2歳Sのリベンジを果たした。やはり広いコースの方がこの馬には合っている。シンザン記念3着のローレルゲレイロには少し差をつけただけに、その馬をものさしにして考えると、この馬の能力は相当。今回の坂のある中山コースでどういったレースが出来るかが、今後を占う意味においても重要。兄のアドマイヤジャパンは2年前のこのレースでディープインパクトを追い詰めた。タイプは違えど、この馬もこれからの馬。スロー濃厚の今回もこの馬の末脚が発揮できる。
対抗はタスカータソルテ。デビュー当初はソエの影響で全く走れなかったが、休養を挟んで2連勝。前走はタイムは平凡だが、4角から動いていって突き放す完勝。2走前は中京で好時計の勝利。レース振りから2000mがぴったりの印象。ただ、2走前の未勝利勝ちもレコードとはいえ、前日の1800mの中京2歳Sよりは、1800m通過点で時計がかかっていた。ペースが速くなって上がりがかかれば分があるが、上がり勝負では少し厳しい。調教の動きも良く、ここでも好勝負は可能。
昨年の最優秀2歳牡馬のドリームジャーニーが3番手評価。前走はスタートで後手を踏んだが、上がり34秒0で駆け抜け、直線だけの競馬に徹して勝利を収めた。切れ味だけならアドマイヤオーラと双璧をなすが、ドリームの場合は1600m向きの印象は否めない。僅差の2着のローレルゲレイロのその後のレース内容、対戦相手を見れば、この馬の力が抜けているわけではない。それと2走前の東京スポーツ杯2歳Sで折り合いを欠いてしまったことを見ると、2000mの距離も不安が残る。それと休み明けで上位2頭との差もある。今回勝てば本番も楽しみだが、厳しい面もあるのは確かだろう。
サムライタイガースは未勝利勝ち直後、そして休み明けの前走きさらぎ賞が好内容。レースレベルが高いとはいえなかったとはいえ、あの内容ならここでも十分勝負できる。それと上位人気する馬の中では一番前で競馬できる利点がある。マイペースの逃げが出来ればチャンスはある。
メイショウレガーロは今回と同条件の京成杯で2着。折り合いに終始して後方からのレースをしたために、勝ったサンツェッペリンの逃げ切りを許したが、直線の伸びだけなら目を見張るものがあった。前走に比べメンバーが強化した今回が試金石の一戦。調教の動きは良いだけに一角崩しもある。
新馬勝ちでここに挑むココナッツパンチは普通に考えれば苦しい。ただ、新馬戦の上がりの時計は優秀。若さを見せる部分があり、もう少し落ち着いてレースして欲しいが、素質はかなりのものを秘めている。無欲の追い込みに徹すれば連対圏まではうかがえそう。
【中京11R:トヨタ賞中京記念】
◎①ローゼンクロイツ
○⑭コンゴウリキオー
▲②トウショウパワーズ
△③フォルテベリーニ
×⑧シルクネクサス
×④ワンモアチャッター
×⑩トリリオンカット
中京の開幕を飾る伝統の中京記念。毎年人気通りに決着することのない荒れる重賞。今年も実績馬、上昇馬など入り混じって難解な一戦。ハンデは背負っているが、開幕週の良馬場が合いそうな昨年の2着馬のローゼンクロイツを本命にする。中京は2戦していずれも2着と相性はいい。前走の京都記念は休み明けということもあったが、それ以上に雨が降ったことが敗因。道悪は下手だけに惨敗も仕方がない。血統的に見て3勝しか挙げていないのが不思議な馬。減った馬体も前走で戻っていたのは好感がもてる。1度使ったことでの上積みも見込めるだけに、今回は絶好の狙い目かも。
中京との相性がいいコンゴウリキシオーが対抗。前走のポートアイランドSは前半かなりのハイペースで飛ばしたが、最後はハナ差でイースターの猛追をしのぎきった。オープン特別でメンバーが軽かったとはいえ、58キロを背負ってのものだけに評価できる。中京コースなら多少の無理もきく。今回も単騎で逃げることのできるメンバー。休み明けだが、仕上がりは良好な様子。あとは58.5キロのハンデを克服できるかだけ。
上昇してきたトウショウパワーズも侮れない。以前はレースを使うと馬体減りしていく体質の弱い馬だったが、ここに来て血統の良さが出てきたのか、芯が一本通ったようになった。連勝の内容も差は僅かだが、キッチリと差しきった。速い上がりではないか、長くいい脚を使うだけに中京コースが向いているのだろう。今回は昇級で重賞挑戦。54キロのハンデならばという気持ちはある。調教の動きも絶好で一発可能。
フォルテベリーニは重賞でも掲示板を確保できている。ただ、あと一歩の詰めの甘さがあり勝ちきれない。前走でも少し荒れた馬場で脚が使えなかった。今回はパンパンの良馬場になるだけに、切れる脚が使えればチャンスはあるはず。馬場不問とはいえ、良馬場のほうがいいはず。ようやく重賞のペースにもなれてきた今回こそはそろそろ不気味な気も。
シルクネクサスの前走は馬場がすべて。2走前のAJC杯3着はここではそこそこ評価できる。距離に関しての不安もなくなったし、漸く本来の力を出せるようになってきた。左回りで結果が出ていないのは気がかりだが、復調した今回で克服する可能性はありそう。55キロのハンデも少し魅力的。
ワンモアチャッターはこの中京2000mのレコードホルダー。2走前に暴走してから精彩を欠いているが、今回は得意の条件に戻るだけに復活の可能性はある。ここでダメならもう見限るか。末脚勝負に徹すれば可能性はある。
トリリオンカットも中京は得意なコース。2走前の朝日CCではコンゴウリキシオーやスズカフェニックスを負かしている。休み明けを1度叩いて調子は上向きのはずだが、今週の調教の動きがさっぱり。コース相性があるだけに押さえるが、まだもう少し時間がかかるかもしれない。
【阪神11R:仁川ステークス】
◎⑪オリンピアンナイト
○⑤スナークファルコン
▲⑬オーガストバイオ
△⑫タイキエニグマ
×⑦エンシェントヒル
×⑩シルククルセイダー
×⑧クワイエットデイ
このクラスでの成績が冴えない馬や休み明けのの馬が多く、取捨に迷う馬も多いが、ここは3連勝と勢いに乗っているオリンピアンナイトに期待する。前走もスタートで出遅れて道中は後方から。直線だけで一気に追い込んで差をつけてのゴール。ダートの長距離がベスト。エンジンがかかるまでに時間がかかるだけに、距離があったほうがいいのだろう。2000mでも大丈夫。昇級で55キロのハンデは決して楽ではないが、今年のダート界の新星になりうる存在。このメンバーでは負けられない。
対抗はスナークファルコン。前走は明らかに距離不足。重賞メンバーではさすがに厳しかった。今回の2000mで条件が好転。ましてや阪神コースとは好相性。そのうえ53キロのハンデはかなり恵まれた。オリンピアンナイトと2キロの斤量差があれば、逆転の可能性を秘めている。
オーガストバイオはいつ走るかわからない馬。走ればオープン特別ならすぐに勝ち負けできる。今回はブリンカーをつけてきただけに一変の可能性も十分。2000mで気を抜かない競馬ができれば。実績を考えれば55キロのハンデは恵まれたのかもしれない。調教過程は気に入らないが、ここ2週一杯に追っていて内容も上々。本当に今回変わるかも。
タイキエニグマは2000mは決して合うとはいえない。ただ、距離的にスタートの後手もカバーできるのだろうが…。2走前のような積極的な競馬ができればチャンスは十分ある。
エンシェントヒルはこのレースの3連覇を目指す。ただ、過去2年と違い距離が2000mになり、ハンデも今回は55.5キロを背負わされる。追い込み一手だけに展開の助けは多少は必要なはず。コース相性もいいだけに、軽視は出来ないが、過信は禁物かもしれない。
シルククルセイダーの前走は昇級で重賞と条件的に厳しかった。調教の動きもいまひとつだけに、デキ落ちかもしれないが、オープン特別なら勝ち負けできる力はある。注意は必要。
休み明けになるクワイエットデイが大穴。末脚勝負に徹すればチャンスはあるかも。
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日曜日は中京競馬場で観戦予定です。
【中山11R:報知杯弥生賞】
◎④アドマイヤオーラ
○⑭タスカータソルテ
▲⑦ドリームジャーニー
△⑤サムライタイガース
×②メイショウレガーロ
×⑧ココナッツパンチ
皐月賞と同じ条件で行われるトライアル戦。ただ、以前に比べるとクラシックレースには直結しなくなってきた。今年もクラシック戦線の主役級になれるかどうかのメンバーによる戦い。デビューから3戦すべてで上がり3ハロン33秒台の末脚を使っているアドマイヤオーラを本命にする。前走はダイワスカーレットを競り落とした。2走前の中京2歳Sのリベンジを果たした。やはり広いコースの方がこの馬には合っている。シンザン記念3着のローレルゲレイロには少し差をつけただけに、その馬をものさしにして考えると、この馬の能力は相当。今回の坂のある中山コースでどういったレースが出来るかが、今後を占う意味においても重要。兄のアドマイヤジャパンは2年前のこのレースでディープインパクトを追い詰めた。タイプは違えど、この馬もこれからの馬。スロー濃厚の今回もこの馬の末脚が発揮できる。
対抗はタスカータソルテ。デビュー当初はソエの影響で全く走れなかったが、休養を挟んで2連勝。前走はタイムは平凡だが、4角から動いていって突き放す完勝。2走前は中京で好時計の勝利。レース振りから2000mがぴったりの印象。ただ、2走前の未勝利勝ちもレコードとはいえ、前日の1800mの中京2歳Sよりは、1800m通過点で時計がかかっていた。ペースが速くなって上がりがかかれば分があるが、上がり勝負では少し厳しい。調教の動きも良く、ここでも好勝負は可能。
昨年の最優秀2歳牡馬のドリームジャーニーが3番手評価。前走はスタートで後手を踏んだが、上がり34秒0で駆け抜け、直線だけの競馬に徹して勝利を収めた。切れ味だけならアドマイヤオーラと双璧をなすが、ドリームの場合は1600m向きの印象は否めない。僅差の2着のローレルゲレイロのその後のレース内容、対戦相手を見れば、この馬の力が抜けているわけではない。それと2走前の東京スポーツ杯2歳Sで折り合いを欠いてしまったことを見ると、2000mの距離も不安が残る。それと休み明けで上位2頭との差もある。今回勝てば本番も楽しみだが、厳しい面もあるのは確かだろう。
サムライタイガースは未勝利勝ち直後、そして休み明けの前走きさらぎ賞が好内容。レースレベルが高いとはいえなかったとはいえ、あの内容ならここでも十分勝負できる。それと上位人気する馬の中では一番前で競馬できる利点がある。マイペースの逃げが出来ればチャンスはある。
メイショウレガーロは今回と同条件の京成杯で2着。折り合いに終始して後方からのレースをしたために、勝ったサンツェッペリンの逃げ切りを許したが、直線の伸びだけなら目を見張るものがあった。前走に比べメンバーが強化した今回が試金石の一戦。調教の動きは良いだけに一角崩しもある。
新馬勝ちでここに挑むココナッツパンチは普通に考えれば苦しい。ただ、新馬戦の上がりの時計は優秀。若さを見せる部分があり、もう少し落ち着いてレースして欲しいが、素質はかなりのものを秘めている。無欲の追い込みに徹すれば連対圏まではうかがえそう。
【中京11R:トヨタ賞中京記念】
◎①ローゼンクロイツ
○⑭コンゴウリキオー
▲②トウショウパワーズ
△③フォルテベリーニ
×⑧シルクネクサス
×④ワンモアチャッター
×⑩トリリオンカット
中京の開幕を飾る伝統の中京記念。毎年人気通りに決着することのない荒れる重賞。今年も実績馬、上昇馬など入り混じって難解な一戦。ハンデは背負っているが、開幕週の良馬場が合いそうな昨年の2着馬のローゼンクロイツを本命にする。中京は2戦していずれも2着と相性はいい。前走の京都記念は休み明けということもあったが、それ以上に雨が降ったことが敗因。道悪は下手だけに惨敗も仕方がない。血統的に見て3勝しか挙げていないのが不思議な馬。減った馬体も前走で戻っていたのは好感がもてる。1度使ったことでの上積みも見込めるだけに、今回は絶好の狙い目かも。
中京との相性がいいコンゴウリキシオーが対抗。前走のポートアイランドSは前半かなりのハイペースで飛ばしたが、最後はハナ差でイースターの猛追をしのぎきった。オープン特別でメンバーが軽かったとはいえ、58キロを背負ってのものだけに評価できる。中京コースなら多少の無理もきく。今回も単騎で逃げることのできるメンバー。休み明けだが、仕上がりは良好な様子。あとは58.5キロのハンデを克服できるかだけ。
上昇してきたトウショウパワーズも侮れない。以前はレースを使うと馬体減りしていく体質の弱い馬だったが、ここに来て血統の良さが出てきたのか、芯が一本通ったようになった。連勝の内容も差は僅かだが、キッチリと差しきった。速い上がりではないか、長くいい脚を使うだけに中京コースが向いているのだろう。今回は昇級で重賞挑戦。54キロのハンデならばという気持ちはある。調教の動きも絶好で一発可能。
フォルテベリーニは重賞でも掲示板を確保できている。ただ、あと一歩の詰めの甘さがあり勝ちきれない。前走でも少し荒れた馬場で脚が使えなかった。今回はパンパンの良馬場になるだけに、切れる脚が使えればチャンスはあるはず。馬場不問とはいえ、良馬場のほうがいいはず。ようやく重賞のペースにもなれてきた今回こそはそろそろ不気味な気も。
シルクネクサスの前走は馬場がすべて。2走前のAJC杯3着はここではそこそこ評価できる。距離に関しての不安もなくなったし、漸く本来の力を出せるようになってきた。左回りで結果が出ていないのは気がかりだが、復調した今回で克服する可能性はありそう。55キロのハンデも少し魅力的。
ワンモアチャッターはこの中京2000mのレコードホルダー。2走前に暴走してから精彩を欠いているが、今回は得意の条件に戻るだけに復活の可能性はある。ここでダメならもう見限るか。末脚勝負に徹すれば可能性はある。
トリリオンカットも中京は得意なコース。2走前の朝日CCではコンゴウリキシオーやスズカフェニックスを負かしている。休み明けを1度叩いて調子は上向きのはずだが、今週の調教の動きがさっぱり。コース相性があるだけに押さえるが、まだもう少し時間がかかるかもしれない。
【阪神11R:仁川ステークス】
◎⑪オリンピアンナイト
○⑤スナークファルコン
▲⑬オーガストバイオ
△⑫タイキエニグマ
×⑦エンシェントヒル
×⑩シルククルセイダー
×⑧クワイエットデイ
このクラスでの成績が冴えない馬や休み明けのの馬が多く、取捨に迷う馬も多いが、ここは3連勝と勢いに乗っているオリンピアンナイトに期待する。前走もスタートで出遅れて道中は後方から。直線だけで一気に追い込んで差をつけてのゴール。ダートの長距離がベスト。エンジンがかかるまでに時間がかかるだけに、距離があったほうがいいのだろう。2000mでも大丈夫。昇級で55キロのハンデは決して楽ではないが、今年のダート界の新星になりうる存在。このメンバーでは負けられない。
対抗はスナークファルコン。前走は明らかに距離不足。重賞メンバーではさすがに厳しかった。今回の2000mで条件が好転。ましてや阪神コースとは好相性。そのうえ53キロのハンデはかなり恵まれた。オリンピアンナイトと2キロの斤量差があれば、逆転の可能性を秘めている。
オーガストバイオはいつ走るかわからない馬。走ればオープン特別ならすぐに勝ち負けできる。今回はブリンカーをつけてきただけに一変の可能性も十分。2000mで気を抜かない競馬ができれば。実績を考えれば55キロのハンデは恵まれたのかもしれない。調教過程は気に入らないが、ここ2週一杯に追っていて内容も上々。本当に今回変わるかも。
タイキエニグマは2000mは決して合うとはいえない。ただ、距離的にスタートの後手もカバーできるのだろうが…。2走前のような積極的な競馬ができればチャンスは十分ある。
エンシェントヒルはこのレースの3連覇を目指す。ただ、過去2年と違い距離が2000mになり、ハンデも今回は55.5キロを背負わされる。追い込み一手だけに展開の助けは多少は必要なはず。コース相性もいいだけに、軽視は出来ないが、過信は禁物かもしれない。
シルククルセイダーの前走は昇級で重賞と条件的に厳しかった。調教の動きもいまひとつだけに、デキ落ちかもしれないが、オープン特別なら勝ち負けできる力はある。注意は必要。
休み明けになるクワイエットデイが大穴。末脚勝負に徹すればチャンスはあるかも。
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