オレはセブンイレブンでアイスを買う。本当は地元の商店で買わなければいけないのだが、ついコンビニを利用してしまう。
中にいた客が、レシートのことで店員に質問していた。これからオレが向かうのは地元の隅田小学校で、ここで午後3時30分より、抽選会&サンバステージがある。この抽選会に、そのレシートが必要らしい。
会場は体育館。小学校だろうがサンシャインシティの地下だろうが、サンバのあるところにカメコは出没するのだ。
靴入れのビニール袋をもらうと、番号が振ってあった。これが抽選会のナンバーになるようだ。
前方の演台にはすでにバルバロスのバテリアが勢ぞろいしていた。演台下の前列には椅子席、その後方は立席だが、カメコが大挙押しかけている。こんなところでもミニ脚立を利用しようとする手合いがいて、さすがにウンザリする。
地元の小学生は椅子席の前にしゃがみ、それ以外の小学生は手前左のスペースに体育座りして、こちらのほうがよほどお行儀がいい。まったく、サンバカメコはオレも含め、本当に人間の○○だと思う。
バテリアの演奏が始まり、やがてタンガダンサーが6人登場した。しかしMiki様はおらず、ダンサーは演台下で踊るので、やや見にくかった。
ひとしきり踊って、バルバロスは退場。意外とあっさり目だった。
続いて本チャンの抽選会である。これは前日までに鐘ヶ淵商店街で買い物をして、そのレシートが抽選券になっているらしかった。前日まで、というのがミソでオレたちには無縁の話だが、ヘンに参加できて、うっかり当たって前方に出る羽目になったら、カメコ中の恥さらしになる。
演台にはリベルダージのバテリアが登場した。抽選会が始まるとタンガダンサーらが6名登場し、今度は演台で踊った。チッ、まさか室内でサンバがあるとは思わないから、外付けストロボを用意していなかった。何事も下準備は肝要である。
この中のオレンジタンガのダンサーはオレのリベルダージ一押しで、今回初見の気がする。彼女はかつてポルタバンデイラをやっていてそれがよく似合い、ポルタバンデイラといえば彼女をイメージする。
ところが昨年はタンガで登場し、それはそれでセクシーだったのだが、今年の志村坂上では、またポルタバンデイラに戻っていた。今回またもタンガが鑑賞でき、うれしかった。
抽選会は、ダンサーが当たり券を引き、その後しばし踊るというローカル感満載のもの。それを何度か繰り返すが、その何回目かで、司会の女性が、「地元のダンサーは手を挙げて」と言った。スレンダーのダンサーがひとり手を挙げたが、それがどうも、司会者の娘さんのようだった。
娘さんのサンバダンサーに理解ある親御さんは、なかなかいないと思う。この家族は素晴らしいと思う。アッ…。ひょっとして、この母娘が今回のイベントを企画した、ということはあるまいな。もしそうなら、素敵なことだ。
やがて一般人も参加できる抽選会となった。今度は靴入れのビニール袋に書かれている番号が当たりクジとなる。
またダンサーの踊り。それを撮影できる幸せ。そのことが何だか、虚しかった。
ということで、4時半ごろ抽選会は終了した。オレは抽選に当たってしまい、東京東信用金庫提供の記念品をいただいた。東京東信用金庫とは初耳だが、地元の信用金庫らしい。よそ者が賞品をゲットしてしまい、申し訳ありませんでした。
以上、鐘ヶ淵サンバは楽しかった。第1回?の今回は手探りだったようだが、地元住民の参加率も高く、随所に工夫が凝らされていて、とてもいいイベントだったと思う。誤算だったのは、サンバカメコが意外に多かったことだろう。カメコはホント、邪魔だよね。ごめんなさい。そしていろいろ、ありがとうございました。
(2015-09-23再アップ)