沼尻温泉 田村屋旅館

2010-04-28 | 福島への旅・温泉巡り












2010年1月に福島・国道115号線で土湯峠を越えて、猪苗代町にある沼尻温泉・田村屋旅館へ訪れました。
このとき峠から猪苗代側は、積雪の有る急坂が続いたんです。
やっとの思いで沼尻の温泉街を通り、スキー場の近くにある旅館に到着しました。
この旅館では、日帰り客と宿泊客の入り口が右と左に分けられているんです。
フロントで500円を払い、脱衣場には鍵付きロッカーは無いので貴重品はフロントに預けました。
浴室へはしばらく廊下を奥に進み、階段を降りると入り口があります。
脱衣場には石鹸の効かない温泉という注意書きがありました。
早速内湯へ浸かってみると、湯船の広さは15人くらい入れそうなくらいあり、
透明で硫黄の香りがして茶色の湯の花が舞ういい湯なんですヨ。
湯加減はそれほど熱くないのでゆっくり浸かることが出来ます。
それから戸を開けて外へ出ると、雪見の露天風呂がありました。
6人くらい入れそうな湯船へ思わず浸かってみると、ぬるいんです。
なんと水ホースが入れっぱなしで、冷めてしまったようなのです。
浸かっていても寒いので、水ホースを止めて温まるまでしばらく内湯に浸かっていました。
10分くらい経ってから再び露天風呂へ。
先ほどより湯が温かくなり、きれいな雪景色と山からの風の音を聞きながら至福の時を過ごしました。
そのとき、服を着たおとうさんが戸を開けて出てきたので、ここの旅館の人かと思い湯が冷たいと文句を言いそうになったのですが、
「すいません、タオル持っていないんで源泉汲んでいただけないですか?」と言うのです。
僕は一瞬???でしたが、そのおとうさんは2リットルのペットボトルを二本持っていたんですよ。
源泉というのは、内湯の湯船に注がれている湯口のことだったのです。
「いいですよ、ペットボトルに汲むんですね」と快く引き受けました。
そして源泉を汲みながらこの温泉は何の病気に効くのかとそのおとうさんに聞いてみると、
毎朝胃の薬の代わりに、源泉を飲んでいるのだとか。胃腸に良いようなんですよ。
それを聞いて僕も源泉を飲んでみると、酢のように酸っぱいんです。
なんだか胃の調子が良くなったような?感じになりましたね。

71度 酸性 カルシウム アルミニウム 硫酸塩 塩化物泉

帰りには体も心もホカホカになりました。またいつか訪れたいですネ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿